ドイツ Deutsches Reich Germany 1873-1932
通貨単位: |
1874年12月31日まで |
北部1Thaler(ターラー)=30Groschen(グロッシェン)
南部1Gulden(グルデン)=90Kreuzer(クロイツェル)=約1.71Mark |
1875年1月1日から |
1Mark(マルク)=100Pfennig(ペニヒ)=35Kreuzer |
1923年12月1日から |
1Rentenmark(レンテンマルク) のちに
Reichsmark(ライヒスマルク)=100Pfennig |
[概説]
ドイツ、いわゆるドイツ帝国は1871年5月4日(土)に成立しましたが、切手の方はしばらくの間、北ドイツ連邦のものが使用されました。ドイツ帝国が成立したといっても、ドイツが1つになったわけではなく、まだバイエルン王国とヴュルテンベルク王国が残っており、それぞれ独自の切手と葉書を発行していました。詳細は「ドイツ・ステーツ」を参照してください。
1872年1月1日(水)からドイツ帝国最初の切手が発行されましたが、葉書の方は以前からの印面なしスタイルのものが使用され、1873年1月になってようやく印面ありのものが発行されました。通常、これがドイツ帝国最初の葉書として扱われます。
統一といっても、まだしばらく2つの通貨が地域ごとに流通していました。こうしてみますとドイツでは一つ一つ、徐々に(五月雨式に)統一が図られていったと言えます。
第一次世界大戦が終結して王政は廃止されましたが、切手も葉書も以前からの「Deutsches Reich」の表示は変わることがなく第二次世界大戦終了まで使われました。わずかに1944年に発行された最後の記念葉書のみに「GrossDeutschesReich」(大ドイツ)の表示があります。
[インフレ期の料金表]
第一次世界大戦後、ドイツのインフレは加速度的に上昇し、紙幣も切手も紙くず同然となりました。この恐ろしいインフレの状況を、当時の葉書の料金表でたどって見てみましょう。このインフレ期の葉書は、収集家の間でも大変興味深い分野としてよく知られています。
[ドイツ帝国で発行された葉書の解説]
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