7.[バイエルン葉書加刷 1920]1)1920年発行 DEUTSCHES REICH加刷市内用10ペニヒ葉書 市内用10ペニヒ往復葉書往信部 市内用10ペニヒ往復葉書返信部 市外・外信用15ペニヒ葉書 市外・外信用15ペニヒ往復葉書往信部 市外・外信用15ペニヒ往復葉書返信部 1920年4月にバイエルン王国郵政がドイツ帝国郵政に組み込まれると、さっそく残品の葉書である市内用10ペニヒ葉書と往復葉書、市外・外信両用15ペニヒ葉書と往復葉書に、それぞれ「Deutsches Reich」の文字を加刷して発行されました。 2)料金改定 DEUTSCHES REICH加刷国内(市内・市外)用30ペニヒ葉書 国内(市内・市外)用30ペニヒ往復葉書往信部 国内(市内・市外)用30ペニヒ往復葉書返信部 外信用40ペニヒ葉書 外信用40ペニヒ往復葉書往信部 外信用40ペニヒ往復葉書返信部 前シリーズの発行後の5月6日(木)から、市内用と市外用が同一料金で30ペニヒに、外信用が40ペニヒに値上げされたため、急遽旧額面の図案に書かれている数字を直して、30ペニヒと40ペニヒの葉書と往復葉書が印刷されました。数字を直しただけで印面下に「BAYERN」の文字が入ったままだったので、「Deutsches Reich」の加刷が行われています。従って、この加刷がない台葉書は、存在しません。ある意味、不発行葉書ですが、バイエルン王国時代の不発行葉書ではありません。 3)1920年発行 ゲルマニア図案加刷国内(市内・市外)用30ペニヒ加刷葉書 国内(市内・市外)用30ペニヒ加刷葉書 同30ペニヒ加刷往復葉書往信部 同30ペニヒ加刷往復葉書返信部 前のシリーズで新額面の30ペニヒ葉書が登場していますが、その当時、バイエルン王国時代の葉書がまだまだ残っていたので、印面を2本線で消して、ゲルマニア図案の30ペニヒの額面を追加加刷したものが発行されました。外信用葉書の需要が少なかったので、40ペニヒの額面の追加加刷は発行されませんでした。 印面を消している2本線には、ベタのものと、真ん中が割れている2種類のタイプがあります。
[ワンポイント] |
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