17.[公用 1920-1922]1)プロイセン地区用市内用10ペニヒ葉書 市外用20ペニヒ葉書 プロイセン地区の公用切手と同じ図案の葉書です。図案の右下に「21」の数字が入っているのが特徴です。全部で2種類あります。なお、1920年7月1日(木)から、その他の地区でも使用できるようになりました。 2)バイエルン地区用市内用15ペニヒ葉書 料金改定30ペニヒ葉書 旧バイエルン王国の公用葉書に「Deutsches Reich」の文字を加刷したものです。孤児救済団体用の葉書を含めて3種類あります。また、1922年に、ドイツの公用切手と同じ図案で加刷のない公用葉書(孤児救済団体用)が2種類ありますが、市場にあるのは未使用のみで数が少なく、特に1.25マルク往復葉書はドイツの公用葉書の中でも最難関です。なお、孤児救済団体用は往復葉書のみです。 3)ヴュルテンベルク地区 市町村用市内用10ペニヒ加刷葉書 市外用30ペニヒ葉書(無加刷) 市外用125ペニヒ加刷葉書 旧ヴュルテンベルク王国の公用葉書に「Deutsches Reich」の文字を加刷したもの、新額面で無加刷のもの、料金改定で新額面を加刷したものの3種類があります。 4)ヴュルテンベルク地区 官庁用市内用10ペニヒ加刷葉書 旧ヴュルテンベルク王国の公用葉書に「Deutsches Reich」の文字を加刷したものが1種類あります。 5)その他の地区用市内用10ペニヒ葉書 市外用20ペニヒ葉書 プロイセン地区用の公用葉書と同じ図案ですが、右下に数字が入っていません。10ペニヒと20ペニヒの2種類が発行されました。 30ペニヒ葉書(不発行。印面に公印を押して使用) 30ペニヒ葉書(公印なしで、印面押印の例) 30ペニヒ葉書も用意されましたが、これは発行されず、インフレ終了後の1924年以降、公用無料郵便に使用されました。印面を公印で抹消し、その横に押印したものが普通ですが、中には印面に消印を押した使用例を見かけます。この印面は無効でしたので、押印する必要はなく、習慣的に押されたものです。 [ワンポイント] |
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