Pfennigの発音は、ペニヒか?
ドイツ切手の収集家の間でもよく話題になるのが、上の質問。
これに関しては、雑誌や会報の記事によって実に様々な表記を見かけます。順不同で書いてみると、
ほとんど、どうでもいいように思えるかも知れませんが、こだわる人はこだわります。
こだわるのは自由ですが、もともと一文字一文字が母音を含む日本語で表示すること自体、おかしな話なので、書いた文字の発音が原音と違うのは当たり前のこと。Pfを「ペ」だの「プフ」だの、そう書いた時点で、そもそも間違いなのです。
つまり、日本語では書けないので、どれも不正解。
もともと書きようがないのですが、「プ」と言う瞬間、「プ(Pu)」の「ウ(u)」の部分を下唇を前歯でかむようにして息を吹き出しながら次に「フェ」(ェはィに近いのでフィの方が近い)と言っているような感じ。(というとプフェが最も近い? でもそれではPufännigになってしまうが。) この微妙な音を聞き損なって、さらにPfennigのeをヘボン式に読んで「ペニヒ」になったのかも。(ドイツ語のeは「エ」ではなく、「イ」に近い。日本語の「エ」はドイツ語のä)
ということで、発音が違うことは承知の上で、このサイトでは日本語方言と化している?「ペニヒ」の表記に従っています。