10.[城]城シリーズは、4つのシリーズがあり、全部で12種類あります。 1)第1次国内用・CEPT加盟国用40ペニヒ葉書(エルツ城) 国内用・CEPT加盟国用40ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用40ペニヒ往復葉書返信部 外信用50ペニヒ葉書(ノイシュヴァンシュタイン城) 1977年3月から城図案の葉書が発行されました。同じ時期にベルリンでも似た図案の葉書を発行しています。こちらを参照してください。このシリーズは国内用・CEPT加盟国用40ペニヒ葉書、外信用50ペニヒ葉書の各料金に対応したものです。 2)第2次(料金改定)国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ葉書(ノイシュヴァンシュタイン城) 国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ往復葉書返信部 外信用60ペニヒ葉書(マルクスブルク城) 1979年1月から国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ葉書、外信用60ペニヒ葉書の各料金用の葉書が発行されました。 3)第3次(図案変更)国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ葉書(インツリンゲン城) 国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用50ペニヒ往復葉書返信部 外信用60ペニヒ葉書(ロイト城) 1980年9月から城の図案を変更して発行されました。 4)第4次(料金改定)国内用・CEPT加盟国用60ペニヒ葉書(ロイト城) 国内用・CEPT加盟国用60ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用60ペニヒ往復葉書返信部 外信用70ペニヒ葉書(メスペルブルン城) 1982年7月から国内用・CEPT加盟国用60ペニヒ葉書、外信用70ペニヒ葉書の各料金用の葉書が発行されました。60ペニヒ葉書は、前シリーズの外信用60ペニヒ葉書と同じ図案ですが、フランス語の有無で区別します。 このシリーズの全3種類には、印刷方式が2種類ありますので、正確には6種類あります。一つは、従来から使われていた活版印刷(Buchdruck 凸版印刷方式の一種)で、もう一つがレターセット印刷(Lettersetdruck 湿し水を使わない平版印刷で、水なし平版印刷またはドライオフセット印刷とも呼ばれる印刷方式)です。両者の違いは、以下の拡大図を参考にしてください。活版印刷の方が、若干にじみが出ていて、特に横の枠線を見るとわかります。レターセット印刷の方は、くっきりとした枠線になっています。
このシリーズの葉書は、ユーロ導入後の2002年6月30日まで有効でした。(ベルリンで発行された同じ図案の葉書は、ドイツ統一後の1991年12月31日まで有効でした。) [ワンポイント] |
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