6.[建造物1次]建造物1次図案葉書は、全部で7種類あります。 1)第1次国内用・CEPT加盟国用15ペニヒ葉書 国内用・CEPT加盟国用15ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用15ペニヒ往復葉書返信部 外信用20ペニヒ葉書 1965年から古い建造物を取り上げたシリーズが発行されました。同じ時期にベルリンでも似た図案の葉書を発行しています。こちらを参照してください。 2)第2次(料金改定)国内用・CEPT加盟国用20ペニヒ葉書 国内用・CEPT加盟国用20ペニヒ往復葉書往信部 国内用・CEPT加盟国用20ペニヒ往復葉書返信部 1966年4月1日(金)から料金値上げが行われて、それまで20ペニヒ=外信葉書料金が、20ペニヒ=国内葉書料金になったため、外信葉書と同じ図案で色違いの葉書が発行されました。 上の一番下の写真は、国内用・CEPT加盟国用20ペニヒ往復葉書の返信部にブランデンブルク門図案の10ペニヒ切手を貼った使用例で、消印はアメリカのものです。 西ドイツでは1963年1月1日(火)から徐々にCEPT加盟国宛に国内料金を適用したため、国内用の往復葉書にはフランス語表記があります。この国内料金の適用は、最後は1989年4月1日に欧州の西側諸国全域に拡大されるまでになります。しかし、外国間の往復葉書は1971年6月末をもって取り扱い中止になりましたので、7月以後に発行された国内用・CEPT加盟国宛共用の往復葉書には、フランス語表記がありません。 3)第3次(POSTKARTE位置変更)国内用・CEPT加盟国用20ペニヒ葉書 外信葉書や往復葉書では、すでに「POSTKARTE」の文字が下に移動していましたが、1966年に国内用の通常の葉書も「POSTKARTE」の文字が下に移動されました。これで、全部統一された形式になりました。この方が、上の写真のように、印面の横に切手を貼っても、POSTKARTEの文字が隠されることはありません。この形式は、以後、西ドイツの葉書の基本となりました。 このシリーズの葉書は、ユーロ導入後の2002年6月30日まで有効でした。(ベルリンで発行された同じ図案の葉書は、ドイツ統一後の1991年12月31日まで有効でした。) [ワンポイント] |
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