６．［建造物１次］
建造物１次図案葉書は、2つのシリーズがあり、全部で6種類あります。１）第１次
市外用１５ペニヒ葉書（テーゲル宮殿）
外信用２０ペニヒ葉書（ロルシュ王立修道院）
1965年から古い建造物を取り上げたシリーズが発行されました。西ドイツ側で発行された葉書は、こちらを参照してください。
２）第２次（料金改定）
市外用・CEPT加盟国用２０ペニヒ葉書
市外用・CEPT加盟国用２０ペニヒ往復葉書往信部
市外用・CEPT加盟国用２０ペニヒ往復葉書返信部
1966年4月1日(金)から料金値上げが行われて、それまで20ペニヒが外信葉書料金だったのが、市外用・CEPT加盟国用葉書料金になったため、外信葉書と同じ図案で色違いの葉書が発行されました。この葉書はCEPT加盟国宛でもあるため、往復葉書にフランス語表記が入っています。
この建造物1次図案シリーズから、西ドイツの同じ図案の葉書も含めて葉書の有効期限が廃止されました。ただし、ベルリンの葉書に限っては、ドイツ統一後に、1991年12月31日をもって切手も含めてすべて使用禁止、と変更されましたので注意してください。
［ワンポイント］
最初の外信用20ペニヒ葉書(赤茶色)の適正使用例の入手に苦労します。なお、この外信葉書は、1966年4月1日の料金値上げで市外便葉書として使用されました。この場合の使用例は評価がかなり低くなりますので注意してください。