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6.[紋章図案]紋章図案は、1914年から1918年まで発行され、細かなバラエティを除いて全部で13種類あります。 1) 1914年3月30日発行 国内用5ペニヒ葉書 外信用10ペニヒ葉書 LUITPOLDの肖像の図案が改められ、新しい紋章図案の葉書が発行されました。この同じ日に切手の図案も変更され、こちらはルートヴィヒ3世の肖像が採用されました。つまり、再びバイエルンでは切手と葉書の図案が異なる形で発行されたのです。 2) 1916年発行 国内用7 1/2ペニヒ往復葉書往信部 第一次世界大戦の長期化に伴い、1916年8月から国内料金を値上げせざるを得なくなり、料金の5ペニヒを5割増しの7
1/2ペニヒに変更した葉書が発行されました。額面だけの改定ではなく、インクの節約のためか、枠線もなくなっています。外国宛(中立国宛)の料金は、そのまま据え置かれています。 3) 1918年発行 国内・外信用10ペニヒ葉書 第一次世界大戦終結直前の1918年10月に市外便料金が7 1/2ペニヒから10ペニヒに値上げされました。これは外国宛(中立国宛)の料金と同じです。そのため、両方に共通の葉書が必要になり、従来の10ペニヒ葉書よりもCARMINE系の強い色に変更された葉書が発行されました。共用ですが、外国宛によく使われるフランス語表記がありません。国内の使用にフランス語があるのは不自然なので国内用途を優先した、ということでしょう。 [ワンポイント] |
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