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11.[加刷]
印刷物用葉書の加刷は、1906年に発行され、細かなバラエティを除いて全部で8種類あります。
1) 1906年発行
市内の印刷物料金が2ペニヒから3ペニヒに値上がりしたのに伴い、主に業者からの要望に応えて発行したものです。1ペニヒ切手が発行されなかったので、追加料金を切手で貼り足す訳にもいかず、臨時的に加刷をする事になりました。注文に応じて加刷したので、厳密には、窓口から発行された通常の葉書とは別に分類されます。
旧シリーズの額面の上から直に加刷を行うやり方は大胆で、ドイツの葉書の中でも特異なものです。上の図では、2ペニヒ灰色の額面の上に直接、3ペニヒ茶色の額面を印刷しています。(写真ではわかりにくいかもしれませんが、茶色の3ペニヒの印面が灰色の2ペニヒの印面の上に重なっています。)
管理番号を組み合わせると、全部で21種類あります。
[ワンポイント]
業者や法人関連の印刷物ばかりで、収集家が作った記念品のような使用例以外は、単調な印象があります。1903/1907年シリーズへの加刷以外は数が少なく、入手に苦労します。
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