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8.[記念建造物]
記念建造物図案葉書は、全部で2種類あります。
国内用30ペニヒ葉書
国内用30ペニヒ往復葉書往信部
国内用30ペニヒ往復葉書返信部
1989年11月9日(木)のベルリンの壁崩壊後、西ドイツとの統一に向けて着々と準備を進めていた東ドイツですが、1990年7月1日(日)から西ドイツの通貨であるDeutsche Mark(ドイチェ・マルク)を導入するに当たり、7月2日(月)に新しい図案の葉書を発行することを決定しました。このシリーズが、東ドイツ最後の葉書となりました。
当時は西ドイツの国内葉書は60ペニヒ、東ドイツは10ペニヒと大きな格差があったので、ほぼ中間を取って30ペニヒで発行されています。その後、この葉書はドイツ統一の1990年10月3日(水)以降も通用し、窓口では1991年3月31日(日)まで売られて、同年12月31日(火)まで有効でした。
上の写真で、30ペニヒ葉書の方は11990年7月2日の初日印が押されたものです。
この図案と同じで額面が100ペニヒのものが、統一後のドイツで発行されています。こちらを参照してください。
[ワンポイント]
このシリーズも特に難しいものはありません。統一後、旧西ドイツ地区でも通用し、旧西ドイツ地区では切手を貼り足して60ペニヒにして使用しましたので、いろいろな使用例で楽しめます。
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