5.[ウルブリヒト]ウルブリヒト図案葉書は、2つのシリーズがあり、全部で8種類あります。 1)差出人住所欄太線なし 国内・共産国用10ペニヒ往復葉書返信部 1961年にウルブリヒト国家評議会議長(元首)図案の葉書が発行されました。最初のシリーズは、葉書の左上にある差出人住所欄の上から3番目の線が点線のものです。これは従来の様式を踏襲したものです。往復葉書は、国内料金と一部の共産国宛が同一料金であることから、外国宛にも使えるように、フランス語表記が追加されています。 外信用15ペニヒ往復葉書返信部 上の写真は、外信用15ペニヒ往復葉書の返信部です。写真中央部に見える赤い物は、速達用のシールです。「速達」を意味する文字が、ドイツ語(上)とフランス語(下)で書かれています。 2)差出人住所欄太線あり
1966年から、葉書の左上にある差出人住所欄の上から3番目の線に太線が入れられました。1971年7月1日(ちょうど外信往復葉書が廃止された日)から西側諸国宛が25ペニヒに値上げされましたが、ここでついに、西ドイツと西ベルリン地区まで「外国」扱いになってしまいました。この新しい額面の外信葉書は、やや遅れて1972年1月25日(火)に発行されています。 [ワンポイント] |
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