目 次
ドイツ・ステーツ
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第二次世界大戦占領地区
地方発行
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西ドイツ
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東ドイツ
 概説
  著名人 1950-1953
  ピーク1次 1950-1951
  ピーク2次 1953-1956
  ピーク3次 1956
  ウルブリヒト 1961-1972
  建造物1次 1973
  建造物2次 1982-1990
  記念建造物 1990
  絵入り・記念 1950-1990
統一後のドイツ

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2.[ピーク1次]

 ピーク1次図案葉書は、3つのシリーズがあり、全部で6種類あります。

1)郵便番号枠入り

市外用12ペニヒ葉書

 1950年にピーク初代大統領の図案の葉書が発行されました。この葉書は、それまでのソビエト占領地区葉書の様式を踏襲していました。なお、額面は、ここで取り上げているピーク1次図案葉書のすべてがそうですが、市外用12ペニヒ葉書のみです。市内用10ペニヒ葉書と外信用20ペニヒ葉書は、ソビエト占領地区時代の著名人図案をそのまま踏襲していました。


2)郵便番号枠なし

市外用12ペニヒ葉書

 同じく1950年に、市内用10ペニヒ葉書と様式を合わせるため、郵便番号枠を廃止した葉書が発行されました。このシリーズの往復葉書は、未使用・使用済とも戦後の東西ドイツの葉書を通じて最難関の一つです。
 上の写真は、8ペニヒ切手を貼って外信用20ペニヒ葉書として使用した例です。

(新) (旧)

 葉書の縦罫線上にも郵便番号枠がありますが、上の図のように、ここの枠を単純に抜き取っていることが分かります。


3)様式改訂

(新)
横線が長い
(旧)
横線が短い

 1951年、宛先人住所の3段目の点線を長くした葉書が発行されました。これは、従来は57ミリメートルであったものを63ミリメートルに長くしたものです。ちょうど郵便番号枠が抜けた後の隙間に向かって左に伸びているような形です。こちらの往復葉書は、高価ではありますが、前シリーズに比べてそれほど難しくありません。両者は点線の長さ以外区別がつきませんので、注意が必要です。


[ワンポイント]
 このシリーズは葉書の左下に刷られた製造データの違いがいろいろあって、収集家の間で好んで集められます。最難関の往復葉書は、たまに市場に出てきますが、どちらかというと使用済の方で、未使用はなかなか見かけません。

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