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  ザール 1920-1935 概説
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   第2次風景図案 1922-1926
   第3次風景図案 1927-1933
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[概説] [ワンポイント]

第3次風景図案 1927-1933

 1927年から発行された第3次風景図案葉書は、全部で13種類あります。

1)白紙

ザール・ドイツ・フランス用40サンチーム葉書(白紙)

 第3次風景図案は、題材もサイズも一新したものです。写真から取ったので、風景がリアルな印象を与えます。最初に発行された葉書の用紙は、いわゆる白紙と呼ばれるタイプの用紙です。白紙といっても純白ではなく、クリーム色ですが、下の2つの例と比較してみると、その白さがわかると思います。


2)用紙変更

市内用30サンチーム葉書、セーム色紙(薄い)

市外・フランス・ドイツ用40サンチーム葉書、セーム色紙(濃い)

 1928年から発行された葉書の用紙は、セーム(なめし革)色紙と呼ばれるタイプの用紙です。古ぼけたような日焼けしたような印象を与えますが、これが当時のドイツの葉書に使われた標準的な用紙です。この色調は濃いものから薄いものまで幅広く存在します。なお、30サンチーム葉書は、このセーム色紙しかありません。また、この用紙の90サンチーム往復葉書は、発行枚数およそ200枚で、ザール葉書の難関の一つです。


3)様式変更 (Postkarte右、差出人欄追加)

40サンチーム葉書

 1933年から発行された葉書は、Postkarte(葉書)の文字の位置を右に移動し、左側に差出人の住所氏名の欄を設けたものです。用紙に関して言うと、従来のセーム(なめし革)色紙です。なお、1935年3月1日(金)にザールがドイツに復帰すると、このシリーズの葉書はすべて無効になりました。従って、ドイツ切手との混用期間はありません。
 上の写真は、1935年1月13日(日)の投票日の機械印が押された40サンチーム葉書で、機械印の左には「今日はザールの国民投票」という宣伝文句が入っています。この投票の結果、ザールはドイツに返還されることが決定しました。


[ワンポイント]
 このシリーズは料金の変遷が面白く、また飛行船郵便の全盛期に当たるのでいわゆるツェッペリンカバーが多数残されていて、見応えもあり集め甲斐のあるシリーズです。なお、90サンチーム往復葉書に限らず、どの往復葉書も使用済は難しく、苦労します。

 1935年1月13日の住民投票にちなんだ記念押印がありますが、ありふれたものですので、高価になることはありません。

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