SAARGEBIET加刷 19201920年4月中旬から発行されたSAARGEBIET加刷葉書は、全部で7種類あります。 1)第1次ザール市内用10ペニヒ葉書ザール市外・フランス・ドイツ用15ペニヒ葉書 SAARGEBIET加刷は、ゲルマニア図案葉書の印面の一番下にあるDEUTSCHES REICHの文字を隠すようにSAARGEBIETの文字を加刷したものです。7種類の中で7 1/2ペニヒ葉書 は現存4点で、ドイツの葉書の最難関として知られています。加刷のタイプは、切手の場合と同じく、幅の広さの違いで3種類が知られています。どの葉書にも3種類のタイプがあるわけではなく、葉書によってタイプの偏りがありますので、組み合わせると、専門的には14種類集めることになります。この加刷葉書は、1921年4月末まで有効でした。 市外用葉書は、ドイツ宛(ただしダンチヒは除く)、フランスおよびフランス植民地宛にも使われました。 2)第2次 (料金改定)ザール・フランス・ドイツ用30ペニヒ葉書 1920年5月6日(木)の料金改定に伴い、ザール内と、ドイツ(ただしダンチヒは除く)、フランスおよびフランス植民地宛が30ペニヒになったため、30ペニヒ葉書と往復葉書へ加刷が行われました。外信用の40ペニヒ葉書へは、加刷が行われませんでした。 [ワンポイント] |
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