目 次
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 概説
  ザール 1920-1935 概説
   SAARGEBIET加刷 1920
   第1次風景図案 1921
   第2次風景図案 1922-1926
   第3次風景図案 1927-1933
  ザールラント 1949-1956
  ザールブリュッケン 1957-1959
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東ドイツ
統一後のドイツ

[概説] [ワンポイント]

SAARGEBIET加刷 1920

 1920年4月中旬から発行されたSAARGEBIET加刷葉書は、全部で7種類あります。

1)第1次

ザール市内用10ペニヒ葉書

ザール市外・フランス・ドイツ用15ペニヒ葉書

 SAARGEBIET加刷は、ゲルマニア図案葉書の印面の一番下にあるDEUTSCHES REICHの文字を隠すようにSAARGEBIETの文字を加刷したものです。7種類の中で7 1/2ペニヒ葉書 は現存4点で、ドイツの葉書の最難関として知られています。加刷のタイプは、切手の場合と同じく、幅の広さの違いで3種類が知られています。どの葉書にも3種類のタイプがあるわけではなく、葉書によってタイプの偏りがありますので、組み合わせると、専門的には14種類集めることになります。この加刷葉書は、1921年4月末まで有効でした。

 市外用葉書は、ドイツ宛(ただしダンチヒは除く)、フランスおよびフランス植民地宛にも使われました。


2)第2次 (料金改定)

ザール・フランス・ドイツ用30ペニヒ葉書

 1920年5月6日(木)の料金改定に伴い、ザール内と、ドイツ(ただしダンチヒは除く)、フランスおよびフランス植民地宛が30ペニヒになったため、30ペニヒ葉書と往復葉書へ加刷が行われました。外信用の40ペニヒ葉書へは、加刷が行われませんでした。


[ワンポイント]
 この加刷葉書シリーズは、ザールの葉書の中でも難しい部類に入ります。現存4点にも関わらず、カタログのメインナンバーにエントリーされている(筆者のような一般収集家にとって全くもってはた迷惑な)7 1/2ペニヒ加刷葉書は度外視しても、加刷のタイプ違いで集めることは困難です。そのような集め方よりもむしろ、発行後間もなくの5月6日に料金が値上げされたこと、有効期限間近の1921年4月1日(金)からザール専用の料金体系になり、フランス及びフランス植民地宛も国内料金扱いになったことなど、料金に注目して、特徴的な使用例を集める方が面白いと思います。

 加刷の台葉書が安価なため、たとえカタログ評価が安くて入手しやすい加刷葉書でも偽加刷がありますので、注意が必要です。

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