戸津井鍾乳洞(とつい しょうにゅうどう)



●交通●
「和歌山」からJRきのくに線で53分、「紀伊由良」下車。 駅からは、中紀バス 小引線で 11分の「戸津井」下車。 鍾乳洞までは、さらに、林道を登ること550m(徒歩20分)です。 (日曜日のバスは観光に不向きな朝便・夜便のみ,月〜土は昼2便あり)

車の場合、阪和自動車道→海南湯浅道路→湯浅御坊道路→広川インターから国道42号線へ入り、御坊方面へ。 由良町に入ったら、「里」の交差点で右折するのがベスト。 あとは案内板に従って鍾乳洞までインターから 9km30分。
 古くからその存在は知られていましたが、 大正2年から昭和20年頃まで石灰採石場として利用され、 平成元年から残存岩体の中の延長100mの洞内が見学できるようになった小さな鍾乳洞です。 洞内は、床面から伸びる石筍などよりも、 天井面や壁面からの鍾乳石がメインで、 「針天井の間」では、低い天井から伸びた数センチの鍾乳石が、 その先端に球状に水滴を貯え、満天の星空のごとく輝いています。
 戸津井鍾乳洞を作る石灰岩体は、 秩父帯ジュラ紀〜白亜紀初期の堆積層中に挟み込まれた古生代ペルム紀(2億5000万年以上前)のもので、貴重な鍾乳洞です。 また、秩父帯には、黒瀬川構造体と呼ばれる周りの地層より1億年も古い奇妙な地層が見つかっていますが、 鍾乳洞から海を挟んだ北側にある黒島もその一つで、 古生代シルル紀(約4億年)以前に出来たと考えられる花崗岩類で構成され、 日本では古い部類に入る岩石です。

所   在
  和歌山県日高郡由良町大字小引646番地
開   洞   9:00〜17:00. 土,日,祝日 および 由良町内の小中学校の春休み(3/25〜4/7),
  夏休み(7/21〜8/26),冬休み(12/25〜28,1/3〜1/6)期間中。※年末年始は休洞
料   金   大人 200円, 小人 100円.
駐 車 場
  10台 (無料) 2020年4月現在




小銀河
つらら石か? カーテンか?
不思議鍾乳石が密生しています
針天井の間
どのつらら石も成長中
滴る水滴が輝くようです
蜂の巣岩
何年か前にウチの軒下に出来た
本物より「デカくて怖い!」
 



スポンジワーク (Sponge work)

[Brief Note]

  鍾乳洞の溶食形態の一種で、天井や壁に作られる、 蜂の巣状の複雑に入り組み内部で互いにつながった構造をもつ円形の溶食跡をスポンジワークと呼んでいます。 石灰洞穴の形成期にフレアティックゾーンと呼ばれる 洞窟全体を満たしていた地下水の水面下で、石灰岩に含まれる 炭酸カルシウム炭酸マグネシウムの割合の僅かなばらつきが、 差別溶食を引き起こすことによって生じると考えられています。


'01.09


  行ってきたよメール
  岡山の鍾乳洞めぐりの後は、大阪の友人宅に泊まり、和歌山の戸津井鍾乳洞へ向かいました。 紀伊由良駅からのバスは休日だと早朝と日没後しかなく、歩くことにしました。 1時間半歩いて到着。 たいへんでしたが、海の眺めがきれいでした。

 中は鍾乳洞というより、採石場に迷い込んだようで、これまで入った洞とは違う趣がありました。 別れ道から右へ入って、狭い通路を抜けた先には鍾乳洞らしさがありました。

 帰りにおばあちゃんと10分ほど話をしました。 ミカンもたくさん頂きました。 以前訪れた、大岳鍾乳洞といい、三ッ合鍾乳洞といい、鍾乳洞の番をされているおばあさんはいい方が多いように思います。

 白崎海岸にもよったものの、寒さと和歌山とは思えない吹雪にダウン。 写真撮影に来ていたというお兄さんの車に乗せて頂きました。 昨日の満奇洞といい、優しさをしみじみと感じる旅になりました。  
[2016.1.25 松岡さんより
 大岳鍾乳洞のおばあちゃんは、そろそろ102歳。 昨年も元気に店番をしていました。 大岳鍾乳洞のおばあちゃんと三ッ合鍾乳洞のおばあちゃんとはお友達のだそうですが、洞内から噴き出るマイナスイオンが「いい人」づくりにも一役かっているのかも知れませんよ。

2014年5月4日に戸津井鍾乳洞に行ってきました。 この日はゴールデンウイークでただでさえ交通渋滞が予想できましたが、大阪からの阪和道が事故で通行止めとなり、結局2時間の到着予定が6時間かかり、夕刻からの入洞となりました。

運転に疲れていたのですが、駐車場のすぐ前に入り口があり助かりました。 洞内の規模は大きくはないのですが、水が滴り落ちていたので今後の成長に期待?します。 入場券はカラーではなく単色印刷になっていました。

帰りに白崎海岸に寄り、異色な景色を楽しんできました。 夕日もまたいい感じでした。この地下に未開の鍾乳洞があるのでは… との期待をします。  
[2015.10.18 ナカオさんより
じじいも、期待大ですが、生きてるうちにこの目で見れるかは、期待薄かな。 今まで気にしたことがありませんでしたが、戸津井は、標高90mの高台にある鍾乳洞なんですが、かなりの急坂を登っていきますので、90mとはいえ車で登れるのは嬉しいですね。

5月4日に家族と行ってきました!  私が小学生のころ、母に「鍾乳洞に一回でいいから行ってみたい!」と頼んでいたら、中学生になって、やっと行く機会ができました!  思っていたより道が細かったのですが、他の鍾乳洞もこんな感じなんでしょうか? 

広いところにでると、いろいろ面白い形のものがたくさんあって、ゆっくり堪能していました。 細い道にあったのは、何故かほとんど覚えてないんですよね・・・ 

今度は岐阜に行ってみようと行ってみようと思っています!  料金は変わっていませんでした。
[2013.5.5 マッキーさんより
戸津井鍾乳洞は、小さなホールを細い通路がつなぐ平坦な構造の鍾乳洞ですが、 チューブ状の通路が延々と続く鍾乳洞や、大きな入口と大きなホールを特徴とする鍾乳洞など内部の様子は様々です。 次に狙われている岐阜県郡上八幡の鍾乳洞は、立体構造でアップダウンの続く通路や洞内滝など、戸津井鍾乳洞とは全く違う様相を呈していますので、 こちらもゆっくり楽しんでいらしてください。

11月18日に彼女と白崎海岸&戸津井鍾乳洞へ行ってきました。 朝早くに着きすぎたので先に白崎海岸へ車を走らせてたら・・・。 目の前に白い岩が見えてきて、「おおーっ!」っと思わず声が出たよ!!  海岸の岩がこの一帯だけ白くこれがまた青い海と空と白い雲にマッチしてみごとな景観で彼女とともに大満足!!!  しかし当日は風が強くめちゃ寒くて展望台に行ったもののすぐに車に乗り込み暖をとったよ。

時間が来たので戸津井鍾乳洞に行ってみたら今日の一番乗りみたいでまたもや貸切状態!  さて入洞すると人工的な階段が現れ下って行くと案内看板!  ここが以前石灰岩の採掘跡と知り細く狭い通路を進む・・・。 やっぱり鍾乳洞は神秘的で非日常的な世界がいいねんなぁ!と写真撮りまくり!!  出てきても他の観光客は皆無・・・。 受付のおばちゃんが暇そうにしてたからこれを読まれた皆さん戸津井鍾乳洞へ行って忙しくしてあげてね!!!
[2008.1.6 ブゥ〜ぴょんさんより
相変わらずポップな文面ですね。 戸津井鍾乳洞は、入口を下りて行くと博物館のジオラマ展示を見るようなエントランスが広がっているんですが、 石灰岩の採石場跡ゆえに造れた人工のホールは他ではなかなか見れない演出ですよね。

6月の平日に行って 営業してなかった
夏休みなら平日でも営業してると聞いて 07年8月7日再度おとずれてみました。
規模は小さく すこしたよりなかった(期待が大きすぎたのかも?) 
でもよく見ると面白いものも・・・ さあ次は奈良県へ行くぞ〜


[2007.8.22 トゥインクル・マスミさんより
わざわざ2回もご足労になるとは、トゥインクル・マスミさんも結構マニアですね。 戸津井鍾乳洞は、規模は小さいんですが、針天井に代表される独特の鍾乳石は、他の鍾乳洞ではなかなかお目にかかれませんし、 狭い通路とちょっとした広間の組み合わせも結構面白いのではないかと思います。
奈良の鍾乳洞も、小規模な鍾乳洞ですので、期待しすぎにご用心。

鍾乳洞までの道路の看板は、やや見にくくなっていましたが、要所要所に案内があったので、そんなに迷わずにいけました。 道路が狭いとか、いろいろ意見があるようですが、あちこちの鍾乳洞へ行っていると、十分合格点だと思いました(笑)。 入口の前に無料駐車場があり、車を降りて1分以内に洞口に入れるなんて、なかなかありません。 入洞料も大人200円、中学生以下100円は、破格値です。

確かに規模は小さい鍾乳洞ですが、そこそこ二次生成物もあり、それも顔のすぐ前で見ることができます。 ちょっとゆっくり見ても、20分ほどでしょうか。 なぜ和歌山で、ここしか観光鍾乳洞がないのか不思議です。 それも平成元年にオープンだそうで、比較的新しい(?)鍾乳洞だということも知りました。 そのあと、白崎海岸に回り、そこでキャンプをしてきました。
[2006.7.30 兵庫県 森脇さんより
営業案内の写真を、森脇さん提供の最新版に更新しました。 やっぱ新しい看板は、ピカピカで嬉しいですね。 なんか、これからも頑張って営業していくぞって言う意気込みが感じられてGOOD。 道程については、確かに、もっと手前の道の広い場所に駐車場を造られて、「あとは上まで歩いてね」なんていう 「磐窟洞」ライクなことになってしまうと、 じじいにとってはとっても苦しいので、車で上まで登れるだけで 私も合格点かな。
森脇さんのHP 「趣味のページ > 鍾乳洞めぐりのページ > 戸津井鍾乳洞(和歌山県)【探検記】」では、戸津井鍾乳洞と白崎海岸の素敵な写真がUPされていますyo。

4月30日に戸津井鍾乳洞に行ってきました。 事前にこちらのHPで下調べして行ったのですが、ちょっと迷いました。 看板は出ていたのですが、どうもその看板の指す方向を見誤ったらしく、うろうろしてしまいました(最終的には畑にいたおばさんに教えてもらいました)。 鍾乳洞は小さめでしたが、「蟹の横洞」はなかなか楽しいし、料金のわりに楽しめました。 入り口にはみかんがたくさんおいてあり、ご自由にお持ちください、とありました。 駐車場に売りもののみかんもありましたが、この無料のみかんもおいしかったですよ。 帰りは白崎海岸に寄りました。
[2006.5.26 大阪在住のmasakoさんより
他の関西圏の鍾乳洞と趣を異にしてるなって感じませんでした? ちくちくしそうな鍾乳石とか、狭い「蟹の横洞」とか若い鍾乳洞の特徴に思えます。 岩体は古いのに不思議ですよね。

11/13に戸津井鍾乳洞に行って来ました。 夫婦+1歳児を連れての散策だったので小型の物が良いと思い戸津井にしました。 場所はこちらのHPでわかっていたので、あとはナビ任せで行きました。周辺の道はナビにも載っていなかったのですが、お陰で迷わずに済みました。 ナビに載っていなかった道は対向は厳しいですね。 対向車が来ないかドキドキしながら上っていきました。 入口の前あたりが駐車場(庭?)となっており、そこからの海の眺めは良かったです。

鍾乳洞は他に観光客がおらずにゆっくりと静寂も堪能でき探索できました。 通路が狭い所があるので子供を抱えたままだったので多少辛かったですが、高低差はさほど無いのでなんとか行けました。 全長100mですが次々と鍾乳石が現れるので200円でも十分楽しめる所だと思います。 帰りに2組やってきました。 雨合羽も装備した本格派(?)でした。 中は水が滴り落ちてきますし合羽も要るかもですね。 入口にあった自販機は無くなってましたよ。

先月は、2度目の高知.龍河洞に行ってきました。 猿田洞を見逃したのが心残りなので、来年行く予定です。 帰りは、恒例(?)の白崎海岸にも寄って帰りました。 でも温泉はノーチェックでした…
[2005.11.29 Avenueさんより
戸津井って、海岸線のすぐそばまで石灰岩の山がそびえていて、島しょ部を含め、海が見える数少ない鍾乳洞のひとつなんですよ。 ですから、駐車場から見渡す紀伊水道や、白崎海岸を楽しみながらの鍾乳洞観光が私のお勧め。 お子さんを抱っこしての探勝って大変そうですが、海も込みこみで楽しまれたようで何よりです。

数年前に伺いました。多分、オープンしたてのころだと思います。 道路からの入り口がわかり難いので困った思い出があります。 それと、細い坂道なので「信号機」の設置を考えて欲しいと思いました。 そりゃ、お客こそ少ないでしょうが、坂道の途中で車が行きかうことが無理だったような・・・気がします。 道路には、上に「駐車場あり!」と書いた「立て看板」があればいいのですが。 今はもう対応されてますか?・・・だったら・・ごめんなさい。 戸津井鍾乳洞は、規模こそ大きくないのですが、 触れることができる・・・ホントはいけないのでしょうねぇ・・・ オープンな展示です。 近くにある立ち寄り温泉館「みちしおの湯」もお勧めです。 鍾乳洞屋?さんには、関係ないかも知れませんが・・・
[2004.1.12 紀猫さんより
紀猫さんのご意見、納得の道路事情のところですね。 白崎海岸の方はかなり整備されているのに、車で10分も走らないうちに道幅は狭くなり案内板も姿を消してしまうのは今も同じかと思います。 けど、鍾乳洞の中はしっかりと観光化されているので安心して楽しめる場所ですよね。 温泉情報も、ありがたく頂戴いたします。

この3連休は和歌山の戸津井鍾乳洞に行って来ました。 入洞料が200円の分は存分に楽しめる洞窟だと思います。 洞窟内の平均気温が15度というだけあって、中に入ると暖かかったです。 私達は人ひとりがやっと通れる「カニの横穴」って部分が楽しくって印象に残りました。 ライトアップがいい具合だったので楽しい記念写真が沢山撮れました。 しかーし、入り口にある販売機には御注意下さい。 管理のオバさまの話だと業者の方が来なくなったので電源が切ってあるらしいのですが、 気がつかないで120円入れてしまって、お金が戻って来なくなりました。 トホホ…。 ま、楽しかったからいいんですけどね…。 近くにあるドーバーの白い崖のように真っ白な白崎海洋公園も訪ねられると楽しいかと思います。
[2003.1.12 HIROMIさんより
戸津井の自販機って、入口の写真を撮ろうとすると、 嫌でもフレームに入ってきてしまうあの映りたがりやの自販機ですか?  私も、あそこで缶コーヒーを買っていますが、蹴ったり,揺らしたりすること無く のどを潤すことが出来ましたので、夏季限定なのかも知れませんね。 それにしても、この季節に、それも、「戸津井」とは、相当病に犯されてますね。 白崎海岸を見落とさなかったのはさすがです。

和歌山の戸津井の鍾乳洞は、何がのるんでしょう。
和歌山には、これ一つしかないんで・・
海のそばなので、避暑には良いかも。
お天気悪かったんですね。海もきれいなのに、残念です。
  [2001.8.31 ナカグロさんより
このページをアップする前から、期待して頂けるなんて嬉しい限りです。 小雨の降る中、白崎海岸へも足を伸ばして来ました。 綺麗な海は体験できませんでしたが、 ここは、露頭した真っ白な石灰岩が海へ突き出していて、 火山のカルデラのような地形をした中心に立った時には、 ぐるりと石灰岩に囲まれ、天井の無い巨大鍾乳洞?にいるようで、忘れない光景になりました。



2,3行で構いません。鍾乳洞を訪れた際の皆さんの感想や情報をE-mailでお寄せ下さい。
それぞれの鍾乳洞のページに掲載させて頂きます。
営業日,料金等の変更にお気付きの方の最新データも お待ちしております。

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