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八角形紋章図案 1921-19221921年2月から発行された八角形紋章図案葉書は、タイプ違いと不発行含み、全部で16種類あります。 1)第1次市内用15ペニヒ葉書 市外用30ペニヒ葉書 市外用30ペニヒ往復葉書往信部 市外用30ペニヒ往復葉書返信部 外信用40ペニヒ葉書 ダンチヒ自由都市の紋章を用いた最初のシリーズです。印面の図案は切手と同じです。第1次は、市内用葉書料金が15ペニヒ、市外用葉書料金が30ペニヒ、外信用葉書料金が40ペニヒ時代のシリーズです。 2)第2次(料金改定)市内用20ペニヒ葉書 市外用40ペニヒ葉書 市外用40ペニヒ往復葉書往信部 市外用40ペニヒ往復葉書返信部 外信用80ペニヒ葉書 第2次シリーズは、市内用葉書料金が20ペニヒ、市外用葉書料金が40ペニヒ、外信用葉書料金が80ペニヒ時代のシリーズです。上の写真は、いろいろなシリーズの切手との混貼りの例です。ダンチヒでは加刷、正刷などさまざまな切手を発行していて、この葉書が使用された1922年8月までに100種類もの切手が発行されました。従って、このような複数シリーズの切手との混貼りはよく見かけます。 3)第3次 (料金改定)市内用50ペニヒ葉書 市外用1.25マルク(125ペニヒ)葉書 第3次シリーズは、市内用葉書料金が50ペニヒ、市外用葉書料金が1.25マルク(125ペニヒ)時代のシリーズです。外信用葉書料金は2.4マルク(240ペニヒ)でしたが、その料金の葉書は発行されず、不発行葉書として市場に出回っています。 4)第4次 (料金改定)市外用1.5マルク(150ペニヒ)葉書 ポーランド宛3マルク(300ペニヒ)葉書 第4次シリーズは、市外用葉書料金が1.5マルク(150ペニヒ)、ポーランド宛葉書料金が3マルク(300ペニヒ)時代のシリーズで、どちらも80ペニヒ葉書に加刷されました。このシリーズからは急激なインフレのため、適正使用例はもちろん、葉書自体の使用例が大変少なくなります。 [ワンポイント] |
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