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イギリス占領地区

1.戦前の葉書の再利用

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キール発行、6ペニヒ加刷

 戦前の葉書(総統図案、私製葉書、軍事郵便葉書)に収納印を押したものがハンブルクとキールの地域で発行されました。一番上の写真のように、右上の印面と左下の標語をハサミで切り取ったもの、四角に切り取るのが面倒なので斜めに切ったもの、切るのも面倒なのでペンで乱暴に消したものなどがあります。これらは必ず左下に収納印を押して発行されました。この葉書を投函すると引き受け印が押されました。上の写真では波付き機械印が押されています。
 また、加刷されたものが、キール、フーズーム、イッツェヘー、エルムスホルン、ハイデの地域で発行されました。


2.臨時図案

4行タイプ用紙薄茶色

4行タイプ大型数字(リューベック発行)

4行タイプ用紙赤

4行タイプ用紙緑

3行タイプ赤帯入り用紙(本数の違い有り)

2行タイプ(収納印がドーナツ型の公用印)

西メクレンブルク発行飾り枠タイプ

7ペニヒ料金加刷

 四角で囲んだ中に料金収納表示を入れた印面の葉書が各地で発行されました。印面のバラエティもさることながら、入手可能な用紙を総動員して作成されたため、種類の多さは相当なもので、連合軍占領地区の中では異例に種類の多い葉書として知られています。表示の種類は5行、4行、3行、2行、額面なしの他、いろいろな枠の形があります。
 1945年5月20日からイギリス軍が占領していた西メクレンブルク地区が7月からソビエトに移管されたため、ソビエト側でイギリス占領地区の臨時葉書にロシア語を加刷した葉書があります。
 1946年3月1日からの料金値上げ(市内便、市外便とも2倍)にともない、ハンブルクで旧市内便5ペニヒ葉書を需要の多い市外便12ペニヒ葉書にするため、7ペニヒ加刷が行われました。この中に誤って6ペニヒ葉書に7ペニヒ加刷を行ったものが知られています。


3.独自図案

市内用5ペニヒ葉書

 アメリカ占領地区と同じですが刷色と様式が異なるAM POST図案の葉書が発行されました。1946年3月1日の料金値上げ(市内便、市外便とも2倍に値上げ)に伴い、5ペニヒ葉書に7ペニヒ加刷を施した葉書があります


4.統一図案

 米英ソ共同発行を参照してください。


5.通貨改革時の葉書

 アメリカ占領地区を参照してください。


6.新図案(建物図案)

 アメリカ占領地区を参照してください。

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