バイエルン(ババリア) Bayern Bavaria 1870-1920
通貨単位:
1875年12月31日まで 1Gulden(グルデン)=60Kreuzer(クロイツェル)=約1.71Mark
1876年1月1日から 1Mark(マルク)=100Pfennig(ペニヒ)=35Kreuzer
[概説]
バイエルンはドイツの南部に位置し、第一次世界大戦終結の1918年まで王国でした。バイエルン王国で1849年11月1日(土)に発行された3種類の数字図案の切手(1クロイツェル、3クロイツェル、6クロイツェル)は、ドイツで最初に発行された切手で、特に1クロイツェルはカタログの1番切手ということもあって人気があり、高価です。
1871年のドイツ帝国成立後も独自の郵便制度を維持しましたが、1920年4月1日(木)にすべての郵便がドイツ郵政に組み込まれました。
<最初の葉書について>
1870年7月1日(日)に発行された葉書は、印面のない台紙みたいなものですが、郵便局側で切手をあらかじめ貼ってから窓口で売られました。もちろん、切手を貼らずに売られてもいます。発売当初の料金は、市内用葉書が1クロイツェル、市外用葉書が3クロイツェルでした。その後、市外用葉書の料金だけが1872年7月1日(水)に2クロイツェルに値下げされました。
翌年の1873年1月1日(金)にようやくバイエルン最初の印面付き葉書(2クロイツェル)が発行され、1クロイツェル葉書の方はさらに遅れて、その翌年の1874年に発行されています。
[分類]
ここでは、バイエルンの葉書を以下のように分類します。種類の数には細かなバラエティを含みません。(画像をクリックしても各ページにジャンプできます。)
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