こんにちは,Muranoです.
既に御存知かも知れませんが,昨年高知県内のトンネル掘削現場で鍾乳洞が発見され,
それがこのほど一般公開にむけて整備され始めたようです.
空間はあまり大きくないようですが,鍾乳石が非常に多く発達し,
大変貴重なもののようです.以下に新聞の記事を転載します.
「土佐市の県道トンネル工事現場で鍾乳洞が見つかる 「貴重,保存が必要」」
土佐市高岡町丁の県道トンネル工事現場で鍾乳洞が見つかった.
正確な規模は不明だが,照明で見える範囲で東西に約15メートル・南北約5メートル・高さ約11メートルの空間が確認された.
うち約6.6メートルは水没しており,天井から水面までの高さは約4.3メートル.
この空間だけで100本近くの鍾乳石が密集しており, 11日に中を見た鈴木尭士(たかし)・高知大名誉教授(地質学)は「見つかった部分だけでも県内でも5本の指に入る」と話している.
現場は仁淀川にかかる八天大橋から南約500メートル,掘削中の「吹越トンネル」(長さ108メートル)の中.
路面になる部分に直径約1メートルの穴が開いているのを7日,工事作業員が発見,鍾乳洞と判明した.
工事を進める県道路課によると,天井からは最大で長さ1.5メートルほどの鍾乳石が密集して垂れ下がり,床からは石筍が伸びている.
鍾乳石と石筍がつながった石柱も見られた.
鍾乳石は,やや茶色がかった乳白色という.
現場一帯では昔から石灰岩が採掘されており,県道路課も洞穴の存在は想定していたが「これほど大規模な鍾乳洞があるとは…」と驚いている.
規模が不明で,工事にどう影響するかも現時点では分からないが,地元からは「治水上からも水の通り道をつぶさないでほしい」との声が出ており,県は鍾乳洞の上をコンクリートの床板で覆うなど鍾乳洞を保存する工法を検討している.
鈴木名誉教授は「龍河洞(土佐山田町,天然記念物)のように太くて立派な鍾乳石ではないが,これほど密集しているのは珍しい.
貴重な鍾乳洞であり,保存は絶対に必要.
見学できるように整備すべきだろう.
(鍾乳石の成長速度を決める)水の成分が分からないので,年代は何とも言えない」と話している.
県は18日,洞内の水をくみ上げ専門科とともに詳しく調べる.
(2001.11.14 毎日新聞)
「高岡町のトンネル工事現場で発見の鍾乳洞,一般公開へ 進入路など設置」
土佐市高岡町丁の県道トンネル工事現場で見つかった鍾乳洞の保存,公開方法などについて話し合う鍾乳洞調査検討委(委員長,鈴木尭士・高知大名誉教授=地質学)が29日,高知市内で開かれた.
トンネルの下にある鍾乳洞内に進入路を設置して,一般公開することが決まった.
鍾乳洞が発見された昨年11月以降,中止されていた工事は6月に再開され,来年度内の完成を目指す.
進入路も同時に完成し,一般公開が始まる予定.
同検討委は,鍾乳洞の保存を前提に,トンネル工事を行なう工法などについて,学識経験者や県,土佐市職員ら11人の委員が検討を重ねてきた.
この日の検討委では,トンネルの路面や天井部分をコンクリートで補強したうえで,歩道横に洞内に降りる階段(落差2メートル)を設置.
さらに進入路(幅約1メートル,延長約25メートル)を造り,約2メートルの至近距離から鍾乳洞を上から観察できる方法をとることで意見がまとまった.
進入路設置に伴う工費は約2500万円の見込み.
鍾乳洞は,東西約15メートル,南北約5メートル,高さ約11メートルの空間.
うち約6.6メートルは水没しており,天井から水面までの高さは約4.4メートル.
この空間だけでも100本近くの乳白色の鍾乳石が見られ,貴重な鍾乳洞と位置付けられている.
(2002.5.30 毎日新聞)
…とまあ,こんな感じで,まだ公開まで1年以上あると思われますが,とにかく鍾乳石が多く貴重ということで期待が高まります.
龍河洞の探勝ついでというには若干距離がありますが,あっちのほうにはなかなか行くことがないので訪れる機会があったら是非のぞいてみたい気がします.
また何か情報が入りましたらお知らせしますね.
それでは.
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