隣地境界がわからない時

隣地との境界がわからないと、気になりますよね。
境界杭が見付かれば問題はないのですが、その他の目印もない場合困ってしまいます。

昔、土地がまだまだ安かったころには、境界に関してあまり気をつかいませんでした。
境界杭を入れようにも杭自体が高価だったので、なかなか入れられるものではありませんでした。

その代わり場所によっては、特定の種類の木を植えたり、土手を作ったり、何かしらの手がかりを作り目安としていました。 時がたつなか、これらの手がかりが管理されつづければ問題は無いのですが、一度でも木が枯れたり土手が崩れたりすると、やっかいな問題となります。


そもそも、境界線が決まっていなかったようなことも考えられます。
家の裏を流れていた小川が排水溝となり、下水ができると使われず、いつしか庭の一部になってしまった・・・・
こんな例はたくさんあります。


お隣との境に壁を作りました。
境を中心にブロックを積むようにお願いしたはずなのに、なんだか急に狭くなったような気が・・・・・
これまた、多く耳にする例です。これらは、境界がわからないのではなくて、境界を信じられないのですが。


隣地の方と親しい場合は、思い切って相談してみることも一案です。こちらが心配しているときは、相手も同じ場合が多いものです。 但し、ヤブヘビになることもありますから注意も必要です。

資料を探してみましょう。
登記所に行って、公図をとって見てみましょう。隣地との場所の関係がわかるはずです。
地積測量図があれば、とりましょう。公図を参考に、隣地のものも併せてとれれば御の字です。
この2種類が揃えば、大抵の事がわかるはずです。ただし、全ての土地の地積測量図が揃っているわけではありません。

これらの図面を手がかりに、とりあえず、境界杭を探してみましょう。御自分が知らないだけで、実は深く埋まっていることもあります。