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ボックスワーク (box work)
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天井の石灰岩層に網の目状の割れ目があるとき、
その割れ目に沿ってしみ出る地下水が直線状に作るつらら石の並びは、
やがてつながってカーテンとなり箱状に発達して、ボックスワークと呼ばれる二次性生物になります。
日本の鍾乳洞ではあまり見ることの出来ない、変わった二次生成物です。
《写真を見る》
また、溶蝕された石灰岩層から溶け残った方解石などの脈状の差別溶蝕痕も
ボックスワークと呼ばれています。
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'90.5 |
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行ってきたよメール |
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私達は国内の洞窟を中心にケイビング活動を行うサークルです。
2013.8.7〜10の日程で岩手県住田町の滝観洞・白蓮洞に入洞させて頂きました。
滝観洞観光センターとは長いお付き合いがあり、今回も再開している滝観洞だけでなく、白蓮洞にも観光ルートを外れて入洞し各ポイントなど確認を含め探検しました。
白蓮洞はやはり一部小さな崩落などがあり、一般の入洞はまだ難しいかと思います。
我々も僅かながら白蓮洞復興に協力をし、観光再開を祈っております。
[2013.8.17 明大地底研究部さんより]
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世界遺産の那智の滝では、滝の間近まで重機が入って、2011年の9.4水害の、本格的な復旧工事が始まっています。
同じ2011年の被災ですが、3.11の震災の観光地の復旧工事も、皆さんの生活が落ち着いてくれば動き出せるのかな。
崩落個所の整備だけでなく、立体迷路の複雑な構造の鍾乳洞ゆえに、一本道の滝観洞に比べ観光洞としての安全確保ってっ結構難しそうですね。
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滝観洞に入る渓流の反対側に白蓮洞(びゃくれんどう)があります。 前回、滝観洞の次に白蓮洞に入りましたが、二つの鍾乳洞のはしご観察は予想以上にきつく大変でした。
白蓮洞だけにねらいを定め6月末に再び訪れてみました。
入口から入った部分はかなり崩落していて、大きな茶色っぽい岩がゴロゴロしていました。
通路はそこにある崩落岩石を利用して作られています。 内部の照明が明るく、天井も高いのでヘルメットの必要はありません。
洗心の池の広い空間は一番の見所でもあり、高いところから見下ろした向こう側の岩壁にフローストーンの滝や、水子地蔵の菩薩像が見えています。
残念なことですが、この内部の照明が暗くてよく見えません。 その並びには石筍や小さいつらら石がありますが、遠いのでストロボの光が届かなく、うまく撮影できませんでした。
暗いので通路脇の柵越しにのぞき込む姿勢になりますが、10m足らずの高さにブルってしまいます。
この場所に池の底(水はありません)に降りる階段があり、ここからは一面に広がるリムストーンプールが見られます。
この通路の周囲や天井部に、見せ場のつらら石(大きい物はほとんど折れている)やストロー、石筍、カーテンの小さいもの、洞穴サンゴ等々がぎっしりとあります。
照明もしっかりしていて、はっきりと見る事が出来ます。
ここの入洞料金は、滝観洞と白蓮洞の二カ所で800円です。 県内のほとんどの鍾乳洞は1000円ですから、得をしたようにも思われますが、両方の「はしご見学」は体力的にかなりハードだと思います。
しかし、最終地の洞内滝以外に見せ場のない滝観洞と違い、白蓮洞は洞内生成物が多く見られ散歩気分で気楽に歩けます。
ちょっと怖い場所が二カ所ありますので、くれぐれも気をつけて欲しいと思います。
[2006.7.12 とち郎さんより]
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とち郎さんのHP「ウチノメ屋敷 レンズの目>>岩手の鍾乳洞」に、UPされた
白蓮洞の写真を拝見してビックリ。
写真が上手すぎるからかも知れませんが、以前に比べて洞内が格段に綺麗になっているように思えます。
瓦礫が片付けられたり、照明を付け替えられたりしたような感じで、落ち着いて探勝できそうな雰囲気ですね。
「共鳴くぐり」の写真はお見事! 私がカメラを向けなかった場所なんですが、めがね様に侵蝕された支洞の美しさを上手く捉えていますね。
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友人と2泊3日の岩手旅行に行き、滝観洞と白蓮洞に行ってきました。
こちらでの書き込みなどを参考にさせていただき、余裕を持ったスケジュールで行くことができました。
朝盛岡を出発しのんびりと列車に揺られ上有住駅に着いたのは12時を過ぎたくらいでした。
昼食を済ませてから、滝観洞を訪ね、その後 白蓮洞へ。
白蓮洞は滝観洞よりも歩きやすかったのですが、順路が途中でよくわからなくなってしまい、きちんと廻ることができなかったのが心残りです。
あと蝙蝠に会えなかったことも。。
ぜひもう一度行ってきちんと廻りたいなぁ・・・と思います。
ちなみに私たちが行ったのは今年の9月6日です。
[2005.9.12 snowさんより]
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チケット(上)に印刷されたマップを見ると単調な洞窟なんですが、
現実には立体迷路型と呼ばれる鍾乳洞で、高低差あり、グルグルありで、確かにくまなく観ようとすると見落としが気になってしまうかも知れませんね。
リベンジの際には是非、空間の妙を楽しんで来てください。
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滝観洞から出てすぐに白蓮洞へ。 入口までは少し山を登ります。
滝観洞とは全く様相が異なり、立体迷路の様な鍾乳洞で上下の移動が結構あります。
要所に菩薩像があり、花が飾ってありました。
これといった鍾乳石はありませんが、崩落の跡が数箇所あり印象的でした。
ここも照明の影響でしょうか、本来、光の無い洞内に存在しない植物が数箇所に生えていました。
滝観洞で一汗かいた後だったので、出口直前の登りと、出口からの下りの山道はいい運動になりました。
滝観洞とセットで800円はお得だと思います。
[2004.9.18 銀水洞さんより]
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白蓮洞は、ホント、滝観洞と目と鼻の先にあるんですが同じ敷地にあるとは思えない景観ですよね。
かなり崩落が進んで、鍾乳石も埋もれてしまっていますが
幼年期の滝観洞と青年期の白蓮洞を一日で体験できる不思議な鍾乳洞です。
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7月20日午後。滝観洞の次に向かったのは白蓮洞。 入り口までの道は草ボーボーの上り坂。
(本当にこの先に鍾乳洞があるの?)といった感じでしょうか。
しばらく上り、冷気がモクモクと出ている入り口よりいざ突入。
階段を下り広い場所へ出ると、白蓮洞の全景の看板が。
公開されていない部分が多く、広い鍾乳洞のようです(帰宅後に書籍で見たのですが、釜石線の線路の下の方まで延びているとのことでした)。
とてもひっそりしてました。 もちろん、貸し切り状態。
むふふ。 鍾乳洞の印象を忘れてしまうほどの出会いがありました。
コウモリに会いたい方、ゼヒ白蓮洞へ。 いましたよ、た〜くさん。 半分を過ぎた辺りでしょうか。
なんだか魚が焦げたような臭いが。(えっ?なんか臭う?何ナニなに??)と、少々不安になり、小走りで洞内を進みました。
出口にほど近い空望の段(って言ったかな?)だったでしょうか。 階段状になった場所の途中、もぞもぞ蠢く、その集団が天井に・・・。
足元ばかり見ていたので、その存在に全く気付かないまま階段を上り、ふと顔を上げるとそれは目の前に迫っていました。
天井と言っても手を伸ばせば触れるほどの低さ。 そんな場所にぶら下がっている彼ら。 触ろうと思えば触れます。
・・・あんな至近距離で、しかもあの数。 正直、怖かったです。 20羽ぐらいいたでしょうか。
「キャッキャッ」&「キーキー」の合唱。 残念なことにフィルム切れのため、写真は撮れませんでした。
でも、もしフィルムが残っていたとしても、(フラッシュでコウモリが驚いてバッと飛んだらコワイねぇ)と思い、撮らなかったでしょう、多分。
以前、仏像が安置されていることについてのお便りがありましたが、それはその地域の歴史を考えると、決して“押し付け”ではないと思います。
今回の旅行は遠野に宿泊しました。 その際に博物館に行きましたが、昔、遠野一帯は何度も飢饉に見舞われ甚大な被害を受けたとありました。
釜石や大船渡に出るにも山を越えなければならないような場所で、また自然の影響を大きく受けてしまうような地であれば、どうでしょう。
神仏を祀り豊穣を願い、恵みに感謝するのは当然ではないでしょうか。
岩手全体がそうなのかはわかりませんが、遠野一帯は、道端の道祖神や山奥に奉られているコンセイサマなどの石や樹木、山にも神が宿る地域です。
各地の鍾乳洞には“霊場”とされる場所もあり、鍾乳洞を生み出した自然の大きな力を通して祈りを捧げる場だと考えると、
白蓮洞の仏像は、ただ純粋に祈る対象なんだと思います。 決して、“自然に対する畏敬の念”を「どーだ、凄いだろー、白蓮洞!!」と言おうとしているのではないと思うんです。
私はどちらかと言うと無神経なので、(うひゃー、あんな高いところに仏像がっ!・・・どうやって運んだのよ?)と驚いてしまいましたが。
[2003.9.6 ネコスケさんより]
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洞窟内でコウモリの糞が堆積したものをグアノって呼ぶんですが、
ネコスケさんのおっしゃる「魚が焦げたような臭い」ってグアノ臭?
グアノ溜まりの上を歩いてたんですね。
コウモリはとっても神経質な生き物で、フラッシュの光に驚いて飛び立ってしまうだけでなく
それが、ストレスになって死んでしまったりもしますので、これからも優しく見守ってあげてくださいね。
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滝観洞の川向かいにある白蓮洞に行きました。
滝観洞と比べると、入り口までの道のりが「極めてうらぶれた感じ」で、良い感じはしませんでした。
8月の上旬だったこともあり、アブが大量発生していて、洞入り口までが大変でした。
入り口に近づくと、洞窟から冷えた白い空気が噴出しています。
滝観洞と同じく寒い印象です。
入ってみると、滝観洞とはまったく違った印象です。
まず、職業的・直感的に危険を感じました。
まるで崩落跡です。 大きな岩が落ちてきような感じでした。
その先は完全に崩落跡でした。
石を拾ってみましたが、かなり脆弱で、手の力で削ることができました。
私は土木工事の経験があり、その様子に恐怖を感じてしまいました(普通の人はおそらく感じないでしょう・・・・)。
また、もう一つ特筆すべき悪い印象のものがあります。
仏像です(6体置かれているようです)。
自然の脅威を感じるのは結構な事ですが、「誰かの感じた自然に対する畏敬の念を、特定の宗教を通じて押し付けられた」感じがしました。
またその仏像には「***仏具展謹呈」のようなことが書かれていました。
自然をちょっと加工して売り物にすること自体は否定しません。
滝観洞などのようなところや阿武隈洞のようなところは、加工して通路を作っていなければいなければ、0.001%の人しか感動を味わえないでしょう。
しかしココは?????
大変残念でしたが、ほんの200mも進まないうちに引き返しました。
仏像よりも解説などの整備を望みます。
念のため、他の入場者の挙動を30分ほど監視しましたが、2組のうち1組が、やはりすぐに引き返していました。
ということで、私にとっては本当に残念な結果になりました。
他の皆さんの感想をお聞かせください。
少し私が神経質すぎたのかもしれません。
また、現地に学術的見地からの解説が少なかったことも、残念でした・・・。
一つ良かったのは、洞窟で初めて蝙蝠に遭遇したことでした。
[2002.8.12 匿名希望さんより]
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白蓮洞、私が訪ねた10年位前も、入口を入ってしばらくは崩落跡が続いていました。
出口に近い方は、鍾乳石が結構見られた様に記憶しています。
仏像の件ですが、鍾乳洞自体が、観光化されるずっと昔から、地元の人たちの信仰の場だったことも考慮してあげてください。
「***仏具店」も、地元の古老が、昔の仏像が痛んで嘆いて
いたのを見かねての寄進だったのかも知れません。
良い方に考えすぎなのかも知れませんが、決して押し付けなんて気持ちはないと思いますよ。
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