人数:2〜5(追加キットで6も可) 時間:30分程度
ドイツに旅行に行ったときに買ってきたゲームです。
ドイツではボードゲームは割と一般的な趣味となっていて、小さな町でもゲーム屋、おもちゃ屋を覗くといろいろ置いてあります。
このゲーム、名前は中世フランスで栄えた歳の名前です。
ルール自体は割と単純で、プレイヤーは自分の番に山からタイルを1枚引き、既に広げられているタイルに絵柄の合う形でその引いたタイルを継ぎ足します。
そして、それと同時に置いたタイルの上に領有権を主張するコマを置くことが出来ます。
置く場所には「都市」「道」「教会」「草原」があり、草原以外の場所に置いた部下は、それらが完成したときにポイントをくれて手元に戻ってきます。
ただし、繋がっている施設に既に他の手駒(自分を含む)が置かれているときにはそこには置けません(別々の場所が繋がって結果的に2つ以上が存在するということはあり得ますが)。
草原はゲーム終了後(全部のタイルが並べられたとき)に特殊なルールで点数計算します。
当然、手駒は数が限られているので、無節操に置くとなくなってしまい、後でいいタイルを引いたときに置くことが出来なくなってしまいます。草原も、最後に大きな得点をもたらしてくれますが、一度置いたら戻ってこないので、これも使いどころが重要です。
これは基本セットですが、その後、複雑な絵のタイルや新しいコマなどが増えた追加ルールもいくつか出ています。
ルールは単純ながら、運と戦略がほどよくミックスした好ゲームだと思います。
ある程度慣れたプレイヤーと、初めてプレイする人が一緒にやってもそれなりに楽しめるでしょう。
欲しい地形がなかなか引けないもどかしさ、それを他のプレイヤーに取られてしまったときの悔しさ。それもまた一興です。
追加キットにはかなり無理のある地形があったりして笑えるところもあります。
ただ、ゲーム終了時に完成していない都市や道からも点数が入るルールは、やや緊張感(どうしてもその都市や道を完成させるという)を欠く面は否めないかもしれません。
あと、その性質上、どうしても教会が固まって配置されてしまうのが……。
その様子に、仲間内では極めて失礼ながらこれを「ラブホ」と呼んでいます(笑)。