第1講:「これからの生き方を考える〜今の生活を見つめなおそう〜」
平成14年9月22日(日)
13:00〜16:00 聴言センター[京都市中京区] 参加者:13名
第1部「豊かな生涯設計を目指して」 〜今考えなければならないいろいろ
〜
講師:鵜川 邦男氏(健康生きがいづくりアドバイザー)
第2部「すぐ実行できる食事からの健康管理」 〜人は食べ物でつくられている〜
講師:原 悦子氏(健康生きがいづくりアドバイザー)
テーマは、「これからの生き方を考える 〜今の生活を見つめなおそう〜」。2部構成に分かれ、第1部のテーマは「豊かな生涯設計を目指して 〜今、考えなければならないいろいろ〜」。講師は、健康生きがいづくりアドバイザーの鵜川邦男氏。人生80年+α時代、どんな人生設計を行うか。人生3大不安である貧困・孤独・病気に対してお金・労働・健康を人生の指標とする。新しい生きがいづくりで人生を楽しく生きることが必要。仕事に対してはキャリアアップで働きがいを高め、余暇生活の中で熱中できるものを見つけ、趣味や特技によって仲間作りを行い、地域活動やボランティアによって社会参加を行うことが大事。そのためには心身ともに健康でいることが基本。第2部のテーマは「すぐ実行できる食事からの健康管理 〜人は食べ物でつくられている〜」。講師は健康生きがいづくりアドバイザーの原悦子氏。人間の体力には行動体力と防衛体力があり、訓練で得られる運動能力が行動体力。健康を左右するのは体力のうち回復力や免疫力、恒常性の維持などの防衛体力。これは栄養状態に左右され、適切な栄養摂取で維持増進できる。人間の体は、食べ物に含まれた栄養素が一定の比率を保って形作られている。栄養のバランスをとるとは、この体を作っている栄養素の比率を一定に保つこと。この比率が崩れると、体調が悪くなったり、病気になったり、老化が進んだりする。比率の崩れを速く知るには、定期的な健康診断が必要。
≪参加者の感想≫
・第一部については一般者に対する考え方なので、もう少し障害者に対するアドバイスみたいなものも欲しかった。第二部は、なかなかよかった。もっと深く説明を聞きたい。
・今はまだ若いから将来のことの不安はまだないが、今から生涯プランの準備をしておかないといけないなと思った。
第2講:「職場環境とコミュニケーション」
平成14年10月19日(土)
18:00〜21:00 聴言センター[京都市中京区] 参加者:18名
講師:内田 有子氏(中級産業カウンセラー)
まず、京都市身体障害者リハビリテーションセンターでの心理相談員としての経験を語っていただき、産業カウンセラーとは何かについて語っていただきました。それから、職場の中でもっとも大切なのは日頃のコミュニケーションであり、仕事の問題についてよく理解しあい、意思疎通を図ることによって、相手の持ち味や生活観が分かるようになるということ、日頃のコミュニケーションによって培われた信頼関係が、その人の生活の支えになるということについて話していただきました。また、仕事とストレスの関係については、能力に対して仕事や課題が適切か、作業に熟練しているか、体調の変化や休憩時間をどう過ごすかなどによって決まるということです。単に仕事の進み具合だけでなく、普段の何気ない会話やその人の持ち味などにも興味を持って話を聞くようにし、他者に本当の関心が伝わるようにすることが大事だということです。途中、会場の参加者から、職場での体験談などが聞けました。また、話の合間に自己診断テストを行いました。50問の「はい」か「いいえ」の質問に答えると、その人の隠れた(?)性格がわかるというもので、これは大変好評でした。
≪参加者の感想≫
・今回の講演は、大変興味深い内容であった。自分自身の性格やストレスの分析をすることで、これからどうやっていくかの参考になった。
・自己分析でき、自分を見つめなおせた。
・自己判断できるグラフ作りがよかった。
・自己診断テストで自分を発見できたのは面白かった。
・いろいろうかがったが、やはりコミュニケーションって難しい。
・いい内容で楽しかった。でも、難聴者としての具体的な方法論について触れて欲しかった。
第3講:「私たちの消費生活は安全だろうか?」
平成14年11月16日(土)
18:00〜21:00 聴言センター[京都市中京区] 参加者:15名
講師:消費生活有資格者の会 会員(消費生活専門相談員)
田中 史子氏 吉村 佳代子氏
前半と後半に分かれ、前半は契約関係について田中氏に話していただき、後半は食生活問題について吉村氏に話していただいた。
契約には、クーリングオフできるものとできないものがあり、クーリングオフとは消費者がいったん申込や契約をした場合でも、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる制度のこと。訪問販売、電話勧誘、マルチ商法等において、@事実と異なる説明があったり、A不確実な事項を断定的に説明されたり、B消費者に不利な事実を故意に教えなかったり、C契約するまで帰らない・帰らせてもらえないという事情により、消費者が不利益をこうむった場合、速やかにクーリングオフを行うこと。ただ、通信販売やインターネットショッピング/オークション等の場合、消費者側が自主的に契約を行うため、クーリングオフはできない。また、最近ネットサーフィン等において、憶えもない有料情報サービスの請求が多発しており、このような不審な点があった場合、速やかに最寄りの消費者センターに相談すること。
食生活問題については、市販ドリンクを使った糖分含有量のチェックを行う。参加者が持参していたドリンクで糖分のチェックを行い、お茶系が糖分が少なく、缶コーヒー系が糖分が多いことが判明。それから食品表示の見方の説明があり、生鮮食品には原産地が表示されること、加工食品に記載されている原材料名は含有量の多い順に記載されていること、有機食品と無農薬食品の違いは(大雑把に言えば)有機食品は化学肥料を使用していないこと、遺伝子組換食品は表示を義務づけられること、その他アレルギー物質の表示や栄養成分の表示について説明がありました。
≪参加者の感想≫
・生活上に必要な情報が得られてよかった。
・「クーリングオフ」という言葉は以前から聞いたことがあり、大体の内容は知っていたが、細かい内容はあまりよくわからなかったので大変参考になった。食品表示の見方についても大体のことしか知らなかったが、その意味・意義がよくわかって大変いい勉強になった。
・クーリングオフの8日間は知っていたが、20日間があるのを知りませんでした。大変勉強になりました。
・参考になりました。クーリングオフを活用したいと思います。
・いろいろな基本知識が聞けて一層食生活の安全に関心がもてました。
・食生活に関わるテーマだけに大変興味深い講座でした。特に後半の食品に関しては毎日のことなので、これからも意識してなるべく安全なほうにもっていけるよう注意していきたいと思いました。
・品質表示の原材料名は含有量の多い順になっていることなど、知らないことを知ることができてよかった。
・いろいろためになる話を聞くことができてよかったです。遺伝子組換食品についてはあまり考えていなかったので、今度スーパーに行ったとき、ちょっと調べてみようかなと思います。今日習ったことを少しでも食生活の改善に役立てるつもりです。
・クーリングオフなど新聞で読んでいたがもっと細かいことがわかるかと思い参加した。どんな苦情がたくさん寄せられたのか、また、例えをもっと多く引用してもらったほうがよかったのでは?
第4講:「クリスマスのつどい」
平成14年12月15日(日)
13:00〜16:00 聴言センター[京都市中京区] 参加者:約80名
内容:ゲーム大会(空き缶逆ころがしレース、お絵かき伝言ゲームなど)、ケーキタイム、サンタによるプレゼント
毎年恒例の「クリスマスのつどい」、今年は聴言センターで行いました。13時に受付開始し、にぎやかに子供たちが集まりました。13時30分に司会が開会の挨拶を行い、その後本部会長代理(竹内氏)の挨拶、親の会会長代理の挨拶、青年部代表大下氏の挨拶と続きました。
13時45分にゲームが始まりました。まず最初に、子供たちに4つのグループに分かれてもらう必要があるため、子供たち同士でジャンケンをしてもらいました。これで勝ったグループと負けたグループに分かれてもらい、さらに各グループ同士でジャンケンをしてもらいました。これで4つのグループができました。まず、最初に行ったゲームは、空き缶逆ころがしゲームでした。これは横にした空き缶をうちわであおいで手前に転がすというゲームで、空き缶の下のほうを上手にあおぐとうまく手前に転がるというものです。なかなかうまく手前に転がらず、開き直って思いっきり前方に転がす子供たちがいましたが、なかにはうまく手前に転がす子供もいました。ひととおり練習を行ったあとで、最初分かれたグループから代表を選出し、レースを行いました。次に行ったゲームは、お絵かき伝言ゲームでした。これは各グループ一列に並び、最前列の人が「パンダ」とか「コアラ」とか書かれたくじを引き、それを30秒間で絵に表し、自分の後ろの人に10秒間その絵を見せ、後ろの人が10秒間で前の人が描いた絵をおぼえ、それを30秒間で絵に表す……、というものです。一番最後の人が、自分が描いた絵がなんであるか当てたら正解です。うまく前の子供が描いた絵のとおりに描けた子供もいれば、一部分を誇張して描く子供もいました。スタッフの予想に反して、全問正解のグループが2グループありました。そこで不本意ですがジャンケンをして勝者を決めました。
ゲームが終わり、15時にケーキの時間になりました。子供たちは大喜びでした。15時30分にサンタクロースのおじさんが現れて、子供たちにプレゼントを配っていきました。サンタのおじさんありがとう。16時に実行委員長(文化部長)の挨拶と司会が閉会の挨拶を行い、今年度の「クリスマスのつどい」の幕が閉じました。
第5講:「土曜日の夜はフィットネス&エクササイズ!」
平成15年1月18日(土)
19:00〜21:00 聴言センター[京都市中京区] 参加者:10名
講師:市田 節子氏(京教大非常勤講師)
前半と後半の2部構成に分かれ、前半はストレッチ、後半はダンスをやりました。ストレッチでは先生がリラクゼーション音楽に合わせて様々な屈伸運動を行い、参加者たちは先生の動きに合わせて屈伸運動を行いました。身体の柔軟さが要求されるポーズもありましたが、リラックスし身体の調子を整えるためのストレッチなので、無理なポーズはとらず、楽しんでストレッチを行いました。ダンスでは先生がダンス音楽に合わせてステップを踏み、参加者たちは先生の動きに合わせてステップを踏みました。ステップの種類が実にたくさんあり、一つ一つのステップを覚えるのが大変でした。上半身と下半身の動きが合っていなかったり、頭の中のイメージと実際の動きとが合っていなかったりしました。頭ではわかっているのに実際にそのとおりに動くのは大変でした。思っていたより体力が要りましたが、参加者たちにはすごく好評で、日々のストレスを存分に発散させることができました。
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