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ドイツ旅行記・8日目

8日目はほとんど移動だけです。

ホテルをチェックアウトして、中央駅からICEでフランクフルトに向かう行程です。ベルリン・フランクフルト間というと日本でいえば東京・大阪のようなメインルートに相当するのでしょうか。

ツォー駅から慣れたSバーンで中央駅に向かおうとしたのですが、事故だか定期メンテナンスだかで中央駅行きの電車は止まっているようで、急遽、中距離電車のホームから行くことになりました。

中央駅には無事に着いて。列車に乗り込みます。

この列車にも食堂車が付いているのですが、食事はもう済ませているので、軽くビールだけ飲みに行きます。名残惜しい最後の食堂車でした。初期型のICEの立派な14両編成(うち客車12両、一等車4両)の重厚な編成で、食堂車も新しい車両のような機能的すぎるものでもなくよい感じでした。割と混んでいましたけど。

見慣れてきた東ドイツの牧草地やひなびた駅といった景色を見ながら朝ビールを堪能し、席に戻ります。一等車は2割か3割程度の乗車率でまったりしています。座席指定を取っておいたのですがその必要もなかったかもしれません。メインルートなのに混雑していないのは、今日が日曜だからでしょうか。

速度表示ヒルデスハイムからは高速線に入り、丘がちの地形をトンネルと高架で貫いていきます。景色はそれほどではないのですが、列車のディスプレイが時々速度を表示して、最高260km/hを出していました。

南側から回り込む形でフランクフルト中央駅に到着。

14時ちょっと前に到着しましたが、帰りの飛行機は20時50分発。余裕を見て3時間前に空港に行くとしても17時過ぎでよいので時間があります。フランクフルト近隣の観光にでも行こうと思ったのですが、それだと逆に余裕がなくなってしまうので、買い物がてら市の中心部を見て回ることにしました。

荷物をコインロッカーに預けてSバーンで中心部のハウプトヴァッフェへ向かいます。この周辺にはデパートやブランドショップなどが並んでいますが、考えてみると今日は日曜日なのでほぼすべての店はやっていません。広場も閑散としていました。やっているのはレストランとカフェくらいでしょうか。

行ってみようと思っていた本屋もおそらく休みだと思われるので、近くを当てなく歩いて通りかかったゲーテハウスに入ることにしました。

ゲーテハウスのある部屋有名な哲学者(他の業績もありますが)のゲーテが生まれ育ったのがここフランクフルトということで、生家が博物館として残っています。ここもご多分に漏れず戦災を受けましたが再建され、4階建ての家を見学することが出来ます。これまでに見た宮殿のような華やかさはありませんが、部屋数が多く調度品も立派な家だと感じます。

隣のギャラリーも一通り見た後、駅に戻り、空港へ向かいます。

駅の売店で鉄道と飛行機の雑誌を買いました。本屋が閉まっているのでここでいろいろ物色したという面もあります。

空港まではSバーンで行けばいいのですが、時間に余裕もあるので、僅かな距離ですがICEに乗ってしまうことにしました。ちょうどよい時間の列車は大混雑だったのでそれは見送り、始発のアムステルダム行きに。

フランクフルト国際空港10分ほどで空港に到着。以前よりも案内、動線等がわかりやすくなったような気がします。

チェックインと出国の手続き等を済ませ、飛行機の時間までのんびり。町中よりは治安が悪くないでしょうから、少しほっとします。飛行機も全日空ですし、周りに日本人も多いので半ばもう帰ってきたような気分になりました。


この旅行記を書く、または旅行の下調べにあたって、施設のオフィシャルサイトを中心に様々なサイトの情報が参考になりました。

また、googleの地図やDB(ドイツ鉄道)の乗り換え検索など、前回の旅行と比べて便利なツールも増えました。

これらの資料について、お礼を申し上げます。

また、この旅行記はあくまでも筆者の主観で書かれたものであり、現実のドイツと異なっていることが書かれている可能性もあります。また2011年9月時点の旅行記ですので、その後当地の事情が変わっている可能性もありますので、この旅行記を旅の参考にする方はお気を付けください。

最後に、ここまで読み進めてくださった方、ありがとうございました。

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