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ポーランド・チェコ旅行記・9日目〜帰国

旅もついに最終日。しかもこの日は特に観光することもないので実質的にはもうほとんど終わっています。

帰りの飛行機がミュンヘンからフランクフルト経由羽田なので、ミュンヘンに移動し、少し買い物でもして泊まります。

朝のヘプ駅からローカル線でニュルンベルク方面へ向かいます。

国境駅マルクトレドヴィッツというところまで移動します。途中で国境を越えるのですが、景色も変わることなくいつの間にかという感じで越境が完了していました。平行する道路には国境検問の施設の跡のようなものがありましたが、本当にそうかどうかは不明です。

こうしてあっさりチェコを離れました。

ここでDBの列車に乗り換えです。こちらも非電化のローカル線ながら複線になっており、フランケン=ザクセン・エキスプレスなる高性能な気動車列車がドレスデンとニュルンベルクを結んでいます。

最新鋭ディーゼル?スピードも速く(パンフレットがこの車両のことを言っているなら最高時速160キロ)、乗り心地も上々です。振り子式かも。

これで田園風景の中を走り、ニュルンベルクに到着します。

ここでは10分ほどの乗り換えでミュンヘン行きのICEに乗り換え。一番初期型の車両で、バッチリ食堂車も付いています。

食堂車乗り込んでそのまま食堂車へ直行。満席かと思ったのですがちょうど一つ席が空いたところで運良く入れました。

昨夜の宿には朝食が付いていないので遅めの朝食とします。スクランブルエッグとソーセージにパンとコーヒーの付いた朝食セットのようなもので約10ユーロ。まあ高いのは確かですがやむを得ないところでしょう。

ちなみに、食堂車の車両は真ん中の調理室を挟んで「食堂」部分と立ち飲みの「ビュッフェ」部分に分かれています。今日はミュンヘンでサッカーの試合があるらしく、ビュッフェではその応援らしいグループが元気にビールを飲んで騒いでいました。

列車はやや遅れてミュンヘン中央駅に到着。近郊列車や地下鉄の地下ホームを除いても26番線まである大きな駅です。ポーランド、チェコと初の国を旅してきたためか、見慣れたミュンヘン駅に着くと少し安心します。

コインロッカーに大きなバッグを入れて市内へ。

この日は適当に買い物をする予定ですが、駅から有名なカラクリ時計のある中心部までは歩いても十分な距離で、両側にいろいろな店が並んでいるため物色しながら歩くのに最適です。といいつつ、雨が降ってきてしまったのですが……。

ディアンドル買い物は、この地方の民族衣装のディアンドル。メイド服に似ていなくもないですね。日本で夏祭りのときに女の子が浴衣を着るように、こちらではオクトーバーフェストでディアンドルを着るのがいい感じのようです。結構いろいろな店で売っていて、デザインも値段もかなり幅がありますが、デザインが凝っていて刺繍の細かいのはやはり高いですね。セール品ですともうほぼノースリーブのワンピースのようなシンプルなものです。生地がしっかりしたもので選んでいくと安い者で40ユーロ、デパートなどでの高いものだと200ユーロくらいします。

もうひとつ本体とエプロン、中に着る白いブラウスの三点セットのものと、自由に組み合わせて選ぶものがあり、一通り見たところで比較的シンプルなディアンドルとエプロン2種類、ブラウスを買いました。合計で120ユーロほど。

この時の為替は1ユーロが130円くらいなので結構いい値段でしたが、今持っているユーロは2年前のドイツ旅行の時の残りなので110円くらいと少しお得(?)です。

その後はデパートのゲーム売り場やおもちゃ屋のゲーム売り場などを見てカードゲームをいくつか買いました。大きなボードゲームは荷物の大きさ的に無理なので。別送して送料がかかるならアマゾンdeで勝っても同じですし。

宿にチェックインし、駅の近辺で白ソーセージその他で軽く夕食を済ませ、日本ではなかなか売っていないフランケンワイン(独特のボトル)で最期の夜を過ごします。

近郊電車のSバーンで工事か何かをしているらしく、運行状況が要チェックになっていました。パンフレットをもらって確認すると、空港へ行く系統はこの時期は地下ホームでなく地上ホームで中央駅始発になっているようです。念のために駅で実際に確認して宿に戻りました。

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