秋口に、同和鉱業の小坂鉄道の廃線跡を訪問した余勢で、尾去沢鉱山の跡を見てきました。
この地方では松尾の遺跡が有名なので、若干、その影に隠れてしまっているような気もしますが、なかなかどうしてかなりいい物件でした。
残念ながら天気は雨模様で、写真を撮るのにも苦労しましたが、何点かご紹介します。
場所はややわかりにくいところにあって、車を進めていくと「本当にこの先でいいのかな?」と思うようなところに出現します。
坂道から遠景を眺めるとその規模がよく分かるかと思います。
採鉱施設に近づいてみました。
足元がかなり不自由ですが、雨に霞んだ廃墟はこれはこれでなかなかの風情。
周囲にはまだ現役の事務所があったりするようですが、静かに近寄ってみます。
ところどころコンクリートの崩れた外観はまさに廃墟。
水たまりが堀のようになっているので中にはいることは出来ませんが、周囲の建築物ともども、観察してみます。
建物の左手から回り込むように歩いて行くと、こちら側は中が少し見えるようです。
ちょっとお邪魔して、内部の様子を観察。崩壊しつつあるものの、ホッパーが並んでいた場所だということがよく分かります。
もう一つの建物は紐が張られて「立ち入り禁止」とあったので外見のみ。
この後、せっかくだからと観光鉱山を見て帰りました。