全難聴活動報告〈平成12年度〉
 

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■第19回全難聴青年部活動者研修合宿兼第9回近畿ブロック活動者研修合宿(奈良県生駒市)
平成12年5月13日()〜14日(
参加者:50名 京都からは9名参加
「21世紀に向かって −今、私達がなすべき事とは?−」 これが大会のテーマでしたが、この答えを皆で考えてみようということで、研修合宿史上初のディベート形式(グループ対抗形式)が行われました。
ディベートというのは、あるテーマについて、賛成グループと否定グループに分かれて、それぞれの立場で弁論を繰り広げる方法です。この際に、本音は否定派なんだけども賛成グループになったならば、自分の賛成グループが論戦に勝つように発言しなければいけない。また、その論戦を公平に判定するために判定グループというのもあって、最終的に賛成グループの意見が勝ったのか、否定グループの意見が勝ったのかを競う良い子向けの頭脳ゲームです。
当日は参加者を3グループに分けて、すべての立場を経験してもらうために、議論のテーマも3つ用意されました。
1)聴覚障害者に通行料金割引制度は必要か
2)難聴青年は一度は役員を経験するべきか?
3)全難聴青年部は必要か?
短い時間ながら、自分の本当の気持ちに関係なく、ゲームとして割り切って論戦できるので、賛成グループ/反対グループから「なるほど」と唸らせるような意見がたくさん出て、白熱した論戦となりました。この論戦の結論は、簡単にYES/NOで決められるものではありませんが、活動の根本的な問題は何か?、私達はこれからどう取り組んで行くべきか?といった、今後の活動の在り方を考えるきっかけとなるような内容でした。
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第25回全国聴障青年の集い&第4回中国四国ブロック聴障青年の集い 香川大会(香川県琴平町)
平成12年11月3日()〜4日(
参加者:80名 京都からは3名参加

1日目の開会式・懇親会では、挨拶やゲームなど会場は盛り上がり、皆さんの熱気で汗がタラタラと服に染み込み脱水してしまいそうでしたが、とてもいい思い出の時間が過ごせました。全難聴青年部は、それぞれ個人芸で勢いがあり、楽しかったし、香川のゲームタイトル「私ってキレイ」では男性がお化粧してキレイになった人もいれば、厚化粧で誰って言う人もいました。そして懇親会も終り、あとはフリータイムの時間で近くの居酒屋で交流会をした人もいました。
2日目は、うどん作り体験。先生の説明が待ちきれなかったのか、皆すぐにエプロンを着てやる気マンマン!うどん作りが初めての人も先生の話をじっくり聞いて、隣の人とどちらが上手に作れるのか勝負した人もいたような気がします。まずはだんごを棒でのばして腰に力を入れたからといってコシのいいうどんが作れるとは限りません。空気が入らないようにうまく生地を練って波折していよいよ包丁で切るのですが、厚めに切ると茹でる時に麺の太さが倍になるため、きしめんになった人も何人かいました。でもしっかりしたうどんを食べてみて美味しいという人、首をかしげる人それぞれが作ったうどんをしみじみと味わっていたようです。
≪参加者の感想≫
・参加者に満足していただけるかどうか心配でしたが、『ひとりぼっちの難聴青年をなくそう!』のスローガンのもと、全国各地から大勢の人が集まりました。いろんな人達に出会い、短い時間であったが色々なお話ができて楽しかった。フタを開けてみれば、大成功の大会でした。
・うどんの生地をのばして切るという作業は、簡単そうで難しかった。でも、コシがありとてもおいしかった。
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