近畿ブロック活動報告〈平成13年度〉
  

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■夏期合宿(第16回:兵庫県)
平成13年8月4日()〜 5日()  丹波篠山渓谷の森公園(兵庫県篠山市)
参加者:32名 京都からは6名参加
1日目:ゲーム大会(宝探しゲーム)、バーベキュー、交流会 (ジェスチャーゲーム、Y氏によるパントマイム)
2日目:篠山市観光
≪参加者の感想≫
・私とグランドマスター氏は仕事で、夜から参加しました。(マスター氏は仕事休みなのですが、一人じゃよ〜う行かん?)着いたら夜の交流会の間最中です。Y氏のパントマイムは、本当にテレビとかで、見てるようでプロかと思いました。2日目は篠山市の城下町を観光して名物黒豆アイスクリームを食べて美味しかったよ!
・都会から離れて久しぶりに新鮮な空気を吸いました。仕事から解放されたような気分でした。一日目の宝探しゲームは結構走らされていい運動になった。バーベキューもおいしかったし、夜の交流会でYさんのパントマイムは楽しめたし、良い気分転換になりました。
・久しぶりに夏の合宿に参加しました。Y氏のパントマイムは、天下一品だ。じつにすばらしかった。夜は例によって交流会で、夜中3時半まで、起きてた。中には5時に寝た人もいたとか。朝は野郎5人で食事を作った。朝からこんなに食べられるかっというぐらいの量!あまり多いので牛肉を他のグループにおすそ分け。味の評判は聞いてません。それにしても、丹波篠山の町はさすが昔の城下町だけあって雰囲気いいね!また個人的に行こうっと。アイスクリーム3個食べたよ。昼は握り飯とソーメンをご馳走になりました。久しぶりに会えたひともいたし、参加して良かった、良かった。神戸・兵庫の実行委員の方、お疲れ様。ありがとうござんした。
・丹後から車で参加した。2時間ほどで到着。京都に行くより近かったよ。岡山のJ君がいたのにはビックリ。日中はゲームをし、暑い中を走り回って疲れた。優勝チームの賞品はヤクルトだった(ガックシ)。チームでヤクルト一気飲みシーンの記念写真を撮ったよ。夕食は、参加のみんなでバーベキュー、焼きソバ、冷しゃぶをつくったけど、ちょっとと言うかだいぶ混乱してたような..多人数で料理するのは難しいな。夕食後もゲーム。締めくくりは兵庫Y氏のパントマイムで、本格的で楽しめた(京都の誰か、弟子入りして芸を盗んできてくらはい)。宿舎はバンガローに5名様お泊り。新しくて広かった。そして、2次会が始まったけど年寄りなもんですぐに寝てしまった。2日目の朝食は同じバンガローの男5人で挑戦。どうみても料理が上手いとは言えないメンバー(失礼!)であったが、冷蔵庫にあるもの(夕べの材料の残りもあった)を使って工夫しながら料理した。調味料がまったくなかったので借りてきたり、肉が余っていて生ゴミが増えないように無理して食べたり(その上、他のバンガローから残り肉の厄介払い、いや差し入れがあった)、色々とあったけど、結構楽しかった。男の料理!(のようなもの)ですな。その後は篠山市街の観光をして解散。

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■聴障青年の集い(第15回:大阪府大阪市)
平成13年9月30日()  大阪市長居障害者スポーツセンター(大阪市東住吉区)
参加者:74名 京都からは8名参加
≪近畿ブロック設立15周年記念事業≫
大会
テーマ「新たな出発点。一歩踏み出そう! 目標などを見つけて一歩一歩踏み出していこう!!」
記念講演:「熱き感動を求めて」 山口良治氏(京都市立伏見工業高校ラグビー部総監督/京都市スポーツ政策監)
メモリアル交流会:吹奏楽団「オーケストラ響(ゆら)」を交えて同窓会風の交流会
この大会は、大阪難聴青年部復活間もないのに、地元の方たちの熱心な取り組みと、近畿ブロック委員会の協力により、開催されました。当日は、前回の伊丹大会を上回る75名の参加がありました。
午前の部は、TVドラマ「スクールウォーズ」のモデルでもある、京都市立伏見工業高校ラグビー部総監督の山口良治氏の講演でした。現在最も深刻な病気は気がなくなること。やろうという気がなければ、何もできない。仲間がいるんだ。やってやろうじゃないかー。という内容でした。最後に皆に送る言葉として、「all for one, one for all!」という言葉を下さいました。この言葉、個人的にも好きなんですよ。意味は、「一人のために皆がいるんだ。皆のために君がいるんだ。」という意味。一人で何ができるのか?何もできないじゃないかとおっしゃいたいのでしょう。
午後の部は、近畿ブロック委員会設立15周年記念パーティーとして、「オーケストラ響(ゆら)」との合同企画「メモリアル交流会」があり、演奏や手話コーラス、フリータイムなどを楽しみました。初代委員長の中川浩さんからは、僕たち後輩のためにビデオレターが届きました。映像が流れると会場の皆が一斉に正視しました。ものすごくためになる内容で誰もがこれからの活動のあり方を垣間見たのではないかと思います。また、手話コーラス「明日があるさ 替え歌」では、アンコールが出るほど大いに盛り上がりました。
また、近畿ブロック委員会ではこれを記念して、通年の大会集合写真を集めて、近畿ブロック委員会設立15周年記念アルバム作成事業を実施し、販売にこぎつけました。定価はたったの600円です。(報告:よしぽん)
≪参加者の感想≫
・講演に興味があって参加しました。当然、伏見工業高校ラグビー部の山口総監督の講演です。本やテレビで知っている話が多いとはいえ、山口さん本人から直接語られると、感動は違いますね。自分の後継者が着実に成長されているのはすばらしいと思いました。
・伏見工業ラグビー監督の山口良治氏は、巨人の長島元監督を少しふくらましたようなんで、講演は人間らしさの教えのように感じ暖かみのある内容でした。講演後、参加者全員と握手されていたとき、一人一人をとても大切にするお人柄だと感じました。たった一日だけの近畿ブロック大会でしたがすばらしい人と出会えて充実した大会でした
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■全難聴青年部スキー合宿(長野県) 関東B・近畿B合同冬期スキー合宿
第17回近畿ブロック冬期スポーツ合宿
平成14年1月25日(金)夜出発〜27日()  白馬岩岳スキー場
参加者:85名 京都からは5名参加

テーマ:『全国の難聴青年よ!白馬岩岳に集まろう〜!』
今回のスキー合宿は、関東ブロックと近畿ブロックの合同で全難聴青年部主催 として約10年ぶりに開催しました。北は青森県、南は山口県まで全国から 85人の参加者が集まり、大変盛り上がりました。近畿ブロックでは毎年恒例となっているスキー教室を今回も取り入れ、SAJ準指導員の資格を持つ呉竹先生、永野先生をお招きして、初級・中級・上級に分かれてわかりやすくスキーを教えて頂きました。穏やかな天気に恵まれ、思う存分滑れました。夜の交流会では、部屋が狭かったものの、熱気ムンムンになるほど盛り上がりました。今回のスキー合宿は、大変好評でしたので、来年度も是非実施したいです。
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■活動者研修合宿(第10回:京都市)
平成14年3月23日()〜 24日()  京都市聴覚言語障害センター
参加者:13名 京都からは7人参加
目的:近畿ブロック内の難聴青年を対象に難聴青年運動に関する知識の取得を図ると同時に相互交流を目的とする。
1日目:ディベート形式ディスカッション(茶話会は必要か?身体障害者手帳は必要か?)、字幕作成現場見学
2日目:近畿ブロック青年委員会(平成13年度事業報告、平成14年度事業計画案などについて)
ディベート形式のディスカッションは、一つのテーマを決めて「賛成派」と「反対派」の2つのチームがそれについて討論する、といったものです。この方法のメリットは、通常の話し合いでは、見つけることのできない、問題の本質が見えてくるということです。今回のテーマは2つあり、一つ目が「茶話会は必要か?」、二つ目は「身体障害者手帳は必要か?」でした。茶話会については、どこの青年部でも共通した問題であることが改めて明らかになりました。具体的には、(いくつかの例を挙げると)「殆どの地域で夜に行われるため、女性の身の安全が保障できない(反対派)」、「同じ店にずっといるため、一つの注文だけでは気が引けるので、いくつかの注文をしなければならない(反対派)」、「ひとりぼっちの難聴青年の掘り起こしにつながる(賛成派)」、「同じ障害を抱えている人達との出会いによって、共に悩みを分かち合える(賛成派)」といったものです。二つ目の身体障害者手帳についてのディベートでも、それぞれの深い思いがあったようで、活発な議論がなされました。賛成派の意見も確かに大切であるが、問題の本質はむしろ反対派の意見の中にあるのではないかと思いました。
字幕についての講演では、京都市聴覚言語障害センター職員である飛騨氏が「聴覚障害者向け放送の現状」について、NHK及び民放の字幕番組の放送時間数をはじめ、「聴覚障害者のくらしや命に関わるものとしての字幕」について、分かりやすく説明してくださいました。また、字幕作成現場では、実際に作成する上での流れについて、説明していただいた後、参加者がディスプレイで確認しながら、キーボードで文章を打ちました。今、字幕作成作業が抱えている問題の一つとして、聴覚障害者の協力が少ないことを挙げられました。例えば、字幕作成のとき、聴覚障害者が実際にディスプレイを見ながら、「ここはこうして欲しい」「この文字の色は見にくいので、青色にして欲しい」「字幕の流れのスピードはこの速さにして欲しい」といった要望を出して欲しい、といったことなどです。
二日間にわたったこの合宿で学んだことが今、抱えている課題を解決する一つのきっかけになるのであろう。