< 映画 >
 
かっこよかった、痺れた映画を紹介します。

あらすじを網羅して書いてあるわけではまったくありませんが、見方によってはネタバレになるかもしれませんので、その意味では注意して読んでください。
 
  映画情報 - goo 映画
戻る  HOMEへ


1.

A River Runs Through It

出演:Craig Sheffer, Brad Pitt, Tom Skerritt, Brenda Blethyn and Emily Loyd
監督:Robert、Redford
参考:象のロケット産経新聞「淀川長治の銀幕旅行」

のんびりと流れる風景と川と街と。そこで流れる人生はおだやかだったり激しかったり。「人生はいつもが芸術ではない」は、心に残るセリフのひとつ。
 


2.

Terminator 2

出演:Arnold Schwarzenegger
監督:James Cameron
参考:ターミネーター2 - goo 映画

シュワちゃんかっこいい。鳥肌が立つ。

一般に、テロは許せない。でも誤解を恐れずに言うなら、なぜそのテロが起こるのか、という部分に想像力が微塵も払われないのなら、そのテロは止まらないんじゃないか。?

Teminator 3(監督はJames Cameronじゃない)、はいまひとつ(ちゃちい)。

 


3.

逃亡者

出演:ハリソン・フォード,トミー・リー・ジョーンズ
監督:アンドリュー・デイビス
参考:産経新聞「淀川長治の銀幕旅行」

トミー・リー・ジョーンズかっこいい。ハリソン・フォードも。
 


4.

ペーパー・ムーン Paper Moon

出演:テータム・オニール、ライアン・オニール
監督:ピーター・ボグダノビッチ
参考:お薦め映画/ペーパー・ムーン

1973年米。昔「がんばれベアーズ」を観たときテータム・オニール(Tatum、O'Neal)を好きになった。彼女がもっと幼い頃、実父のライアン・オニールと出た映画。

 



プライベート・ライアン(saving private ryan)

出演:トム・ハンクス
監督:スティーブン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
参考:プライベート・ライアン - goo 映画

まず、“戦場の極限状態”とはこんなものじゃないかな、と観る者に“実感”させてくれる映画。次に、たしかに“3人(?)いる子供が全滅”では、その母親が大変気の毒には違いないが、“戦争状態”の中、数人の兵士がチームを組んでたった1人の兵士を救出する作戦を起こすことに、極甘のアイスクリームを山ほど摂りながら肉の脂身を細心の注意を払って取り除いて食す風情と共通する違和を感じる。救出チームの誰かが1人っ子だったらどうするんだろう?
そして、部下が不安や不満から部隊を離れようとするとき、トム・ハンクス演じる主人公が言ったセリフが心に残った。いわく、「あなたがこの任務から離れるのなら、それでいいよ。必要な書類に(上司として)サインしよう。私にとって任務とは、それを遂行して胸を張って故郷に帰るためのものだ。あなたはここを離れて他の任務に就き、そこで遂行して、胸を張って帰る」。

 


6.

プラトーン

出演:チャーリー・シーン,トム・ベレンジャー,ウィレム・デフォー
監督:オリヴァー・ストーン
参考:プラトーン - goo 映画

バーンズとエリアスの対立は、誰の内にもあるだろう。もちろん自分の内にも。
 


7.

サルバドル(Salvador)

出演:ジェームズ・ウッズ(James Woods)
監督:オリヴァー・ストーン
参考:サルバドル 遥かなる日々 - goo 映画
    カルラの歌 - goo 映画

自分が所属する(愛する)国(人)が起こす戦争が、実は「その(目的の)ためならほかの(国の)人たちが死んでも苦しんでもどうなってもいい」金儲けだったとしたら?
人は利益を目指して生きる。でも、そこに留守の家があるからといって、入って物を取るのは人の道ではない。そこに小金を持った人が歩いているからといって、その人を突き飛ばして奪って盗る、のは人の道ではない。
 


8.

激突!

出演:デニス・ウィーバー
監督:スティーブン・スピルバーグ
参考:激突! - goo 映画

よくいわれていることではあるけど、映画や写真や絵は、「切り取った“目の前にあるその画面が全て”」の表現方法であることを、驚きとともに教えてくれる映画。
 


9.

アニメ 「(初代) ルパン三世」 (緑色のルパン)

放送期間:1971/10/24 - 1972/03/26
放送キー局:読売テレビ
制作プロダクション:東京ムービー
キャスト:ルパン三世 山田康雄、次元大介 小林清志、石川五右衛門 大塚周夫、峰不二子 二階堂有希子(本名:柳生加津子(1940年10月27日生))、銭形警部 納谷悟朗
作画監督:大塚康夫
演出:大隅正秋、Aプロダクション演出グループ(宮崎駿、高畑勲)
音楽:山下毅雄
参考:STUDIO、GHIBLI、HOMEPAGE!!高畑勲・宮崎駿作品研究所スタジオジブリのデータベースルパン三世中毒

5人それぞれに個性があり、バラバラになりそうで、その醸し出す雰囲気がかっこいい。ルパンと五右衛門が仲良くなる話など、ちょっとしびれる。
 


10.

愛と青春の旅立ち(An Officer and Gentleman)

出演:リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、ルイス・ゴセットJr.
監督:テイラー・ハックフォード
参考:CinemaScape-愛と青春の旅立ち(1982-米)

米国の海兵隊の訓練風景はこれで有名になったんだと思うけど、ラストで生徒たちが教官に卒業の挨拶に行くシーンに鳥肌が立った。主人公のリチャード・ギアが次の新入生受け入れ風景に出くわして少し眺めるシーンも。
 


11.

ウエスト・サイド物語 (WEST SIDE STORY)

出演:ジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、リタ・モレノ
監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス
音楽:レナード・バーンスタイン
参考:ウエスト・サイド物語 - goo 映画

“ミュージカル”の迫力を教えてくれる映画。♪白人ならな〜というセリフも、初めて観たときには奥の深さを感じさせた。
 


12.

千と千尋の神隠し

原作・脚本・監督:宮崎駿
音楽:久石譲
主題歌:木村弓
参考:千と千尋の神隠し - goo 映画

尋ねる:たどって探し求める、不明な事を人に問う

千尋の谷という言葉もあるし、この物語は、「ぶちゃむくれのだるそうなキャラクター」(主人公)が、世の中を生きていくにあたって出くわすことを、生きていくいき方を、作者が、“日本の”子供(?)たちに伝えようとした物語なのかな。?
すなわち、世の中で生きていくにあたって、出くわすどの人が自分に親切で、どの人が意地悪なのかは、にわかにはわからない。また、親切である・意地悪である理由も、相手の内側にあるのだから、こちらにはすぐにはわからない。そういう中で、生きていく。対処していく。
 


13.

ダーク・エンジェル (Dark Angel)

出演:ジェシカ・アルバ(マックス)、マイケル・ウェザリー(ローガン)
制作総指揮:ジェームズ・キャメロン
参考:ジェシカ・アルバ(Jessica Alba)ダーク・エンジェル(Wikipedia)2008年3月1日 (土) 04:45の版

「ターミネーター」「タイタニック」のジェームズ・キャメロンが作る、近未来(2019年)のSFドラマ。主人公、MAX は、小山ゆう の まんが「あずみ」の 主人公あずみ にどこか似ている。あずみが破顏の笑顔を見せるのに対してMAXはいつも憂い顏、という違いはあるけど。
 


14.

ピンポン

出演:窪塚洋介、ARATA、中村獅堂、大倉孝ニ、サム・リー
原作:松本大洋
監督:曽利文彦
音楽:SUPERCAR、Takkyu Ishino、砂原良徳、BOOM BOOM SATELLITES
参考:PINGPONG -ピンポン-

ピンポンを打つシーンの特撮が驚き。ぜんぜんちゃちくない。観る者に迫る映像。窪塚洋介もかっこいい。ストーリーもちゃちくない。リバー・ランズ・スルー・イットやケビン・コスナーのさよならゲームを少し思い起こさせる。
 


15.

リターナー

出演:金城武 鈴木杏 岸谷五朗 樹木希林 岡元夕紀子 村田充 高橋昌也 飯田基祐
監督・脚本・VFX:山崎貴
脚本:平田研也
主題歌:レニー・クラビッツ
参考:2002年夏休み映画

出てくる各シーンは、どこかで見た映画映画のつぎはぎ、繋ぎ合わせ、寄せ集め、という感じがある映画。だけれども、これがよく出来ている。しかも、ストーリーも、深いわけでもすごいわけでもないんだけれど、これがかっこいい。金城武も鈴木杏も岸谷五朗もかっこいい。ちょっと驚いちゃった映画。
 


16.

12人の怒れる男

出演:ヘンリー・フォンダ
監督:シドニー・ルメット
参考:お薦め映画/12人の怒れる男

選ばれた素人たちが裁判の判決を決める、陪審員の話。めんどくさいから早く決めて早く帰ろうようという人ほか、それぞれに違う心境や事情を持つ人たちが集まって、1人の人間(被告)の運命(判決)を決めようという物語。
 


17.

さびしんぼう

出演:富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、佐藤充、岸部一徳、秋川リサ、入江若葉
監督:大林宣彦
参考:尾道さびしんぼう尾道・千光寺公園ようこそ尾道へ、( 奈良県 千光寺 ご案内 )

大林監督の尾道三部作の1つ。大林監督の映画は観ていて気恥ずかしくなるところ多々で、そこは乗り越え(がまん?し)なければ観ていられないが、私は好きである。尾道の風景が素晴らしい。
 


18.

となりのトトロ

原作・脚本・監督:宮崎駿
製作:スタジオジブリ
参考:トトロのふるさと財団ホーム
公式サイト:STUDIO GHIBLI HOMEPAGE!!

1988年、日本。武蔵野の台地に森や林がたくさんあった頃の、そこに住む妖精?物の怪?主?のお話。

戦後日本はがんばりによって、鉄道や道路は(ほぼ)行き渡り、都会では大半の土地をコンクリートおよびアスファルトなどで整備して、生きやすくなった。乾いた日に煙のような土埃がたったり、雨が降ったらたちまち歩道や幹線道路が泥沼に、ということはなくなった。かなりの山奥へ行っても、遭難や身の危険を感じないで通行することが出来る道路が通っている。

そして現在(いま)、今度はここで、緑の良さを取り戻して(付け加えて?)、この国(土地)をさらによりよくしよう、という気運とリンクする、昭和30年代の武蔵野のよかった部分を舞台にとった物語。TOKIOの鉄腕ダッシュ(日本テレビ)のダッシュ村も通ずる。

 


19.

バック・トゥー・ザ・フューチャー

出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド
監督:ロバート・ゼメキス
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
テーマ曲:「パワー・オブ・ラブ」 ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズ
参考:バック・トゥ・ザ・フューチャー - goo 映画

主人公の高校生と近所の変な科学者のタイムマシンを使った物語。面白い。
 


20.

ダンス・ウィズ・ウルブス

出演:ケビン・コスナー
監督:ケビン・コスナー
参考:ダンスウィズウルブス

1990年米国。南北戦争時代、北軍の中尉が希望してフロンティアに赴任し、そこで起こるインディアンとの交流の物語。
 


21.

パーフェクト・ワールド

出演:ケビン・コスナー
監督:クリント・イーストウッド

1993年米国。主人公が子供を誘拐して逃亡中に、その子供が野球を知らないことを聞いて、「何?野球を知らない?アメリカに生まれた子供なら、野球を知らないなんてあってはいけない。そんなことはあってはならない」と言って、逃亡中にもかかわらず野球場に行くシーンがぐっときた。でもそれは、野球だったかな?キャンデーだったかな?何かおもちゃだったかな?
 


22.

さよならゲーム

出演:ケビン・コスナー
監督:ロン・シェルトン

1988年米国。引退間際の野球選手が、これからデビューしようとする野球選手に、野球とは何たるか、野球選手であることは何であるかを教える映画。奥田民生の歌「息子」、「愛のために」に通じるものがある。
 


23.

リトル・ダンサー

出演:ジェイミ・ベル(主人公ビリー)、ジュリー・ウォルターズ(バレエ教師)、ゲアリー・ルイス(父)、イミー・ドラヴェン(兄)、ジーン・ヘイウッド(祖母)、スチュアート・ウェルズ(友人)、アダム・クーパー(成長後の主人公ビリー)
監督:スティーヴン・ダルドリー、脚本:リー・ホール、撮影監督:ブライアン・トゥファーノ、美術:マリア・ジュルコヴィック、振付:ピーター・ダーリング、プロデューサー:グレッグ・ブレンマン、ジョン・フィン
参考:
リトル・ダンサー オフィシャル・サイト
AMPの「白鳥の湖」(主演:アダム・クーパー、ジーザス・パスター、首藤康之)(2003/2/25(火)〜3/14(金) 3/25(火)〜28(金) 4/2(水)〜6(日)Bunkamuraオーチャードホール1999年トニー賞最優秀ミュージカル演出賞・振付賞・衣裳デザイン賞受賞作品

 


24.

モンスターズ・インク

キャスト:
サリー(ジェームズ・P・サリバン):ジョン・グッドマン/石塚英彦(ホンジャマカ))、マイク(マイク・ワゾウスキ):ビリー・クリスタル/田中裕ニ(爆笑問題)、ウォーターヌース(ヘンリー・J・ウォーターヌース):ジェームズ・コバーン/大平透、ランドール(ランドール・ボッグス):スティーブ・ブシェーミ/青山穣、セリア:ジェニファー・ティリー/高乃麗
監督:ピート・ドクター、脚本:アンドリュー・スタントン、製作:ダーラ・K・アンダーソン

参考:Mainichi INTERACTIVE くらし・娯楽 cinemaYahoo!ムービー - モンスターズインク

2002年春ディズニーのアニメーション。「社会人の悲哀じゃん」とけなしている人の話を耳にしたことがあるけど、(だからつまらないという)その評価はともかく、その把握はもっともな映画。
これを観て心に響く感性があれば、世間並みの2倍も3倍も収入を得つつ何兆円も税金を取り入れ、つつ、引き上げたら即路頭に迷うだろう人(企業)から融資を引き上げ、つつ、平気な顔をして生きていく、なんてことは出来ないだろう。
2002年頃のアメリカで出来た映画だというところもすごい。イラク戦争(攻撃)で、“文化調査団”が“文化的な意味合いで破壊すべきでない建物”とアピールした16の建築物のうち、「“石油省の建物”だけ無傷で残す」やり方をする国で、この映画の主人公みたいな生き方をすることができるんだろうか。(「建築物だけを“文化的な意味合い”で破壊しない」発想はどうか、ということは脇においておいてみて、第二次世界大戦のとき、アメリカは京都を破壊しなかった。2003年只今のアメリカは、同じアメリカでも、50年前と「同じ」アメリカではない。)
プラトーンのバーンズとエリアスの対立(1986年の作)じゃないけど、社会に生きる1個人としては、なかなかきついところをついている映画。日本語吹き替えは(も?)素晴らしい。

 


25.

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

キャスト:
青島俊作(湾岸署刑事課強行犯係巡査部長)/織田裕二、室井慎次(警視庁刑事部捜査一課管理官警視正)/柳葉敏郎、恩田すみれ(湾岸署刑事課盗犯係巡査部長)/深津絵里、柏木雪乃(湾岸署刑事課強行犯係巡査部長)/水野美紀、真下正義(警視庁刑事部捜査一課警視)/ユースケ・サンタマリア、

神田署長(湾岸署署長警視正)/北村総一朗、袴田健吾(湾岸署刑事課課長警部)/小野武彦、秋山副署長(湾岸署副署長警視)/斉藤暁、

魚住二郎(湾岸署刑事課強行犯係係長警部補)/佐戸井けん太、中西修(湾岸署刑事課盗犯係係長警部補)/小林すすむ、緒方薫(湾岸署刑事課盗犯係巡査部長)/甲本雅裕、、
森下孝治(湾岸署刑事課強行犯係巡査部長)/遠山俊也、山下圭子(湾岸署観光者相談係巡査長)/星野有香、渡辺葉子(湾岸署観光者相談係巡査長)/星川なぎね、吉川妙子(湾岸署観光者相談係巡査長)/児玉多恵子、

小池茂(警視庁監視モニター室オペレーター)/小泉孝太郎、江戸りつ子/小西真奈美、沖田仁美(警視庁刑事部捜査一課管理官警視正)/真矢みき、吉田敏明(警視庁副総監)/神山繁、新城賢太郎(警視庁官房審議補佐官警視正)/筧利夫、一倉正和(警視庁刑事部捜査一課課長)/小木茂光、草壁中隊長(警視庁特殊急襲部隊警視正)/高杉亘、増田喜一/岡村隆史、

和久平八郎(湾岸署指導員)/いかりや長介

企画:亀山千広、脚本:君塚良一、音楽:松本晃彦
主題歌:『Love、Somebody』織田裕二(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー:石原隆、臼井裕詞、高井一郎、堀部徹、安藤親広
撮影:藤石修、照明:加瀬弘行、録音:芦原邦雄、美術制作:河井實之助
美術監督:梅田正則、美術デザイナー、:青木陽次
編集:田口拓也
キャスティングプロデューサー:東海林秀文、ラインプロデューサー:羽田文彦
制作担当:松岡利光、曳地克之
監督:本広克行、監督捕:長瀬邦弘
製作:フジテレビジョン、制作プロダクション:ROBOT、配給:東宝、協賛:TOSHIBA、日産自動車、ローソン

公式サイト:踊る大捜査線オフィシャルサイト

2003年夏の映画。あまり観る気にさせなかったのだけれど、観てみたら意外によかった映画。ところどころちゃちかったり恥ずかしかったりはするけれども、権益にしがみつく層と素朴に事に当たる層、談合、行政組織のキャリアとノンキャリア、(追い詰められて)テロに出る人たち、「リーダーがしっかりしていれば、組織も悪くない」というセリフなど、2003年現在日本(や世界)で起こっていることを描いた映画。

 


26.

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち  PIRATES of the CARIBBEAN  THE CURSE OF THE BLACK PEARL

キャスト:
ジャック・スパロウ/ジョニー・デップ(Johnny、DEPP)、ウィル・ターナー/オーランド・ブルーム、エリザベス・スワン/キーラ・ナイトレイ、キャプテン・バルボッサ/ジェフリー・ラッシュ

監督 ゴア・ヴァービンスキー 製作 ジェリー・ブラッカイマー 共同脚本 テッド・エリオット、テリー・ロッシオ 撮影監督 ダリウス・ウォルスキー 音楽 クラウス・パデルト 衣装デザイン ペニーローズ

公式サイト?

2003年夏の映画。海賊たちが大海を荒らしまわった時代のなかでの、呪われた海賊の一団を巡る冒険ドラマ。キーラ・ナイトレイが(容姿・精神ともに)美しく、ジョニー・デップがかっこいい。

 


27.

狗神(イヌガミ)

キャスト:
坊之宮美希(天海祐希;1967年8月8日東京生まれ、O型、1995年宝塚歌劇団退団、以後映画・テレビドラマ・CM等で活動、産經新聞Cinema Clip 96.11.11インタビューほぼ日刊イトイ内の天海氏執筆のコラム天海祐希オフィシャル)、
奴田原晃(渡部篤郎;1968年東京都新宿区生まれ、1992年スクリーン・デビュー、ファンサイト(WATABE、STALKERS渡部篤郎鑑賞会)、オフィスまとばの所属タレント紹介)、
坊之宮隆直(山路和弘)、坊之宮百代(深浦加奈子)、遊人(土井誠二)、坊之宮道夫(矢島健一)、土居克子(淡路恵子)、坊之宮富枝(藤村志保)
脚本・監督:原田眞人(1949年静岡県沼津市生まれ)、原作:坂東眞砂子(1958年高知県高岡郡生まれ)「狗神」角川文庫
撮影場所:
沼津市(病院での回想シーン)、埼玉県比企郡小川町近辺の山(お地蔵さんがある山道)、静岡県御殿場(美希が住む坊之宮分家)、静岡県三島妙法寺(坊之宮家本家)、岐阜県美濃市と近辺の山(尾峰と呼ぶ山道と中学校)、栃木県(先祖祭り)、群馬県(診療所)、山梨県(美希と晃が雨に降られるシーン)、セット(美希の仕事場、二人が杉の中で結ばれるシーン)
製作:アスミック・エース、エンターテイメント、配給:東宝

参考:狗神 INUGAMI - goo 映画

2001年。日本の伝統的な山村のイメージに舞台を借りて(この映画に描かれている(ような)事実・様態が“日本の山村”のどこかに(本当に)在ったのかどうかは、今私(debi)はわからないので、こう書きます(そういう部分を追求(表現)する映画ではないと(は)思いますが))、「魅惑」について語る映画。
 


28.

g@me.ゲーム

出演:藤木直人、仲間由紀恵、宇崎竜童、IZAM、石橋凌

製作:亀山千広、島谷能成、遠谷信幸、武政克彦
原作:東野圭吾「ゲームの名は誘拐」光文社刊、脚本:尾崎将也、音楽:松原憲
主題歌:『It’s all a game』ZEEBRA
プロデューサー:小岩井宏悦、増田久雄、三田美奈子
撮影:佐々木原保、照明:渡邉孝一、録音:瀬川徹夫、美術:金田克美、編集:阿部亙英
キャスティングプロデューサー:空関由美子、ラインプロデューサー:吉原勲
制作担当:堀井健一、小林毅
監督:井坂聡、監督捕:大野伸介
製作:フジテレビジョン、東宝、電通、ポニーキャニオン、配給:東宝、製作協力:プルミエ・インターナショナル

2003年秋の映画。クレジットの名前を加味して勝手に想像するに、愛する者を支える(経済)力を持たない家庭で育った苦しみを持つ男と、人間として娘として愛されることを知らない家庭で育った苦しみを持つ女が出会い、で、「最後は愛が勝つ」といってみせた、でも世の中そんなに甘くねーぜ、という続きへの道(?)も付け加えておいた、落とし前をつけたとまでは(まだ)いかないだろうがでもまだ勝負は捨てちゃいねーぜ、と亀山千広氏が言ってみせた映画、なのだろうか(受け手の好き勝手な深読み(想像の膨らまし)なので、もし関係者・ご本人が読んで「ゲッ!(なんじゃそれ)」と思われたらご容赦!)。個人的には、この続きはやっぱり「愛が勝つ」であるように、と祈る、なかなか引き込まれた映画。

 


29.

THE LAST SAMURAI

出演:
トム・クルーズ、ティモシー・スポール、ビリー・コノリー、トニー・ゴールドウィン、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之助、菅田俊、福本清三、原田眞人(映画「狗神」の監督)、小山田シン

監督/政策/脚本 エドワード・ズウィック 製作/脚本 マーシャル・ハースコビッツ 製作 トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、スコット・クルーフ、トム・エンゲルマン 脚本/原案 ジョン・ローガン 製作総指揮 テッド・フィールド、リック・ソロモン、チャールズ・マルベヒル、ビンセント・ウォード 撮影 ジョン・トール,ASC 編集 スティーブン・ローゼンブラム,A.C.E ビクター・ドゥボイス 美術 リリー・キルバート 衣装 ナイラ・ディクソン ハンス・ジマー 
撮影地 日本、ニュージーランド、ロサンゼルス

公式サイト

WARNER、BROS.PICTURES PRESENTS
A、RADAR、PICTURES/BEDFORD、FALLS、COMPANY/CRUISE-WAGNER、PRODUCTION AN、EDWARD、ZWICK、FILM
TOM、CRUISE"THE、LAST、SAMURAI" TIMOTHY、SPALL KEN、WATANABE BILLY、CONNOLLY TONY、GOLDWYN HIROYUKI、SANADA KOYUKI
MUSIC、HANS、ZIMMER EDITED、STEVEN、ROSENBLUM,A.C.E VICTOR、du、BOIS PRODUCTION、LILLY、KILVERT PHOTOGRAPHY、JOHN、TOLL,ASC PRODUSERS、TED、FIELD RICHRAD、SOLOMON VINCENT、WARD CHARLES、MULVEHILL PRODUSED、EDWARD、ZWICK MARSHALL、HERSKOVITZ TOM、CRUISE PAULA、WAGNER SCOTT、KROOPF TOM、ENGELMAN WRITTEN、JOHN、LOGAN AND MARSHALL、HERSKOVITZ & EDWARD、ZWICK DIRECTED、EDWARD、ZWICK


2003年冬の映画。明治維新期の日本に舞台を借りて、傷つき、失いかけようとしている(人間としての)誇り高さや名誉を、アメリカが取り戻そうとしている映画。
(グローバリゼーションという言葉でもって表現されていることの姿・様子・有り様・在り方と、人間の誇りと名誉とを(対比させて)描いた映画?)。


物語はフィクションだが、「勝元(渡辺謙)と西郷とは似ていないが、西郷の人生訓、『天地自然の道』を体現してはいる。『人を相手とせず、天を相手として力を尽くし、人を咎めず、自分の誠が足りないことをいつも反省しなければならない』これは新渡戸稲造の『武士道』、『名誉』の章に出てくる言葉なので、ウェスト・ポイントの騎士道精神が教えた軍人としての『名誉』を母国でインディアン虐殺を強制されて汚されたオールグレン(トム・クルーズ)は、勝元が体現する日本側の『名誉』と合体することで救われようとするのだ」(越智道雄)とパンフレットにある。

明治維新期に起こった実際の出来事(事実)をそのまま二重写しにして見ていい(の)かはわからないが、勝元の乱は「西郷隆盛(西南戦争)や江藤新平(佐賀の乱)を連想させる」「事実、映画の士族反乱は西南戦争と同じ1877年に設定されている」(越智道雄)とパンフレットにある。


2003年、(ブッシュ大統領、ラムズフェルド氏、チェイニー氏、ウルフヴィッツ氏、ネオコン(米国新保守主義)の人々)が望む(求める)イラク戦争を起こす米国において、でも「アメリカ合衆国(United States of America)」はまだ死んでいないぜ、と観る者に教えてくれる、2003年終わり(2003年クリスマスの時期)に、いいものを魅せてくれた映画。

思い返してみれば、ブッシュ大統領(政権)は、その就任にあたってからが、選挙で開票する度にその票数が違っているとか、訴訟して(地区の)獲得票数を決定する(、;いろいろ事情はあるのだろうが、でも素朴に思い浮かべるなら、投票された票の数の確定って、「裁判で(争って)決める」(性質の)ものではないだろう。)とか、名誉とか誇り高さなどといった言葉とは最初から遠い存在の政権(大統領)ではあった。


評(2006年1月記):関心を持たれず見過ごされていくのではなく、評価がたくさん付いて、とても感動したり、まったく気に入らなかったり、毀誉褒貶の激しい文物の1つであるらしいところが、注目点の1つです。後世、この点に興味を持たれて、歴史学・社会的にあるいは心理学・保健体育的に、制作者の気持ちと評価する人の気持ちがいろいろ分析されるのかもしれませんね。
 ・Wikipedia ラストサムライ 2006年1月25日 (水) 17:45版
 ・『ラストサムライ』評
 ・『ラスト・サムライ』の中の「インディアン」
 ・ラスト サムライ のシネマレビュー(JTNEWS)
 ・ラスト、サムライ@映画生活
 ・Blog for Japan ラストサムライにみるグローバル化
 ・ラスト サムライ @ Groovy Groovers
 ・鳥新聞 - ハトの散歩 - テロリストとサムライ

武士道と日本人、映画「ラストサムライ」について (2006年1月記):新渡戸稲造が書いた「武士道」(1900年)と岡倉天心の「茶の本」(1906年)と内村鑑三が著わした「代表的日本人」(1908年)を読んで、ちょっと、驚いてしまいました。
映画「ラストサムライ」は、アメリカ人の監督が日本の武士道の良い面を描こうとした映画、ではなくて、新渡戸稲造や岡倉天心や内村鑑三が英語圏の人々へ日本を紹介しようと試みた本を映画化したもの、なのだった。この映画は、一字一句(?)、新渡戸稲造の「武士道」と岡倉天心の「茶の本」と内村鑑三の「代表的日本人」を映画化したもの、だった。内村鑑三の「代表的日本人」には、「最後のサムライ」という文言(!)まで出てくる。
Wikipedia 武士道 2007年4月1日 (日) 16:18 の版は頷ける。欧米の騎士道に見られるような、この種類の価値観、この種類の武士道は、日本に 在る・在った 価値観 ではないのだった。その文を「流麗な英文」と評され、感銘をもって受けとめられ、ヨーロッパで広く翻訳されて読まれたように、キリスト教文化圏の価値観 なのだった。マッカーサーの「老兵は死なず〜」の演説を日本語で読んで、なんじゃそりゃ?と思っていた。でもある時英語で聞いたら、鳥肌が立った。なるほど!

 


30.

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン catch me if you can

出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン

監督:スティーブン・スピルバーグ

実話にもとづくというテロップが入る、1960年代の、詐欺師とそれを追うFBI捜査官の話。トム・ハンクス演じるFBI捜査官は、ニューヨーク・ヤンキースのトーリ監督みたいだ。人間同士の信頼感が大事なのだという、60年代には、アメリカにもまだそんな価値観があったのだなあ。2004年3月、ビデオで見ました。日本でのロード・ショーは2003年3月。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン - catch me if you can

 


31.

ウェディング・シンガー Wedding Singer

出演:ドリュー・バリモア(Julia)、アダム・サンドラー(Bobbie)、クリスティーン・テイラー(Holly)、アラン・コヴァート(Sammy)、アンジェラ・フェザーストーン(Linda)、モシュー・グレイヴ(Glenn)、アレクシス・アークエット(George)、フランク・シヴェロ(Andy)、クリスティナ・ピクルス(Angie)、エレン・アルバティーニ・ダウ(Rosie)、ビリー・アイドル(Billy、Idol)

監督:フランク・コラチ

1998年米国。2005年5月、偶然テレビで観ました。1980年代のBGMも懐かしく、なんかいい映画でした。


 


32.

バットマン・ビギンズ Batman Begins

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、渡辺謙、ゲイリー・オールドマン、ケイティ・ホームズ、ルトガー・ハウアー

参照:Wikipedia バットマン 2005年6月30日 (木) 14:55 の版

2005米国。出てくる各シーンは、どこかで見た映画映画のつぎはぎ、繋ぎ合わせ、寄せ集め、という感じがある映画。だけれども、これがかっこよかった。イギリスの大富豪の家、ニューヨークやシカゴの街、のような情景を舞台に展開する。


 


33.

宇宙戦争 War of the Worlds

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィン、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー

参照:Wikipedia 宇宙戦争 (映画) 2005年8月10日 (水) 04:10 の版

2005米国。7月終わりに映画館で見ました。筋書きの骨格は、H・G・ウェルズの小説「宇宙戦争」(The War of the Worlds 1898年)そのまま。ただそこに、同時多発テロ事件(2001年9月11日)で受けたアメリカの人々の思いを色濃く描き込んだ作品。正体不明のものが突然攻撃してくる恐怖、自分たちを守ろうとしてくれる軍隊像、パニックになる人々と自分もなるパニック、パニックのなかで可能な範囲で(他)人に手を差し出す振る舞い、侵略者への怒り、闘ってこれを撃退してやる、という湧いてくる感情。

(アメリカの)外国に居ると、じゃあアメリカは中東で何をやったんだ?「テロリスト」は「レジスタンス」じゃないのか?という一抹の思いを消し去ることは出来ません。

けれども、アメリカに住む(普通の)人々にとっては、9.11は怖かったんだなあ、恐ろしかったんだなあ、という作品。大変だ、アメリカが S.O.S を出している、誰かがアメリカを抱きしめなきゃ、でもあんな大きな国を誰がどうやって?、という作品。

最後に、「地球上の共存」を訴えて映画は終わる。

適うことなら、アメリカもイスラムも、日本もヨーロッパも韓国も中国もアジアもアフリカもオセアニアもその他も、競争をしつつ、でも同じ地球上に生きる者として、互いに事情や気持ちを想像しあって、認め合い共存していければ、いいな。

教科書的な感想の締めくくり?この映画を見て上記のような感想で締めくくるのはナンセンス?偽善的?なぜなら、この映画を観終わったすぐあと、2005年8月に、ブッシュ大統領は、「アメリカさえ得をすればそれで全ていいんだ」と公言し演説する人物(ボルトン氏、ネオコンの人)を国連大使に任命しちゃいました。アメリカ代表の国連大使にアメリカの大統領が誰を選ぼうと、そりゃアメリカの大統領の勝手でしょう。BSE問題で牛肉の貿易に関する取り決め・約束が成立した後、アメリカが輸出を再開して早々の2006年初頭、約束に反する品物が見つかって日本が輸入を止めたときの反応。ブッシュ大統領は、日本(人)の頭がおかしい、と言わんばかりの演説をしました。

アメリカの外国に住む者としては、この映画の感想を上記のような形で締めくくっていいものでしょうか?それでは、あまりにもお人よし?

映像美、音楽、効果は、さすがハリウッド映画、さすがスピルバーグ、と思わせる。トム・クルーズは変わらずかっこいい。

(いつだっけ記)



力(この場合は銃器)、を背景に、なんだか理由がわからないまま突然無礼に振る舞われたり、いきなり横暴に振る舞われたり、突如喜んでは受け入れられない接し方をされたりという「戦前の軍国主義」のイメージがあるから、日本では、戦後、長く「軍隊」のイメージは悪かった。でも、東日本大震災(2011年3月11日)、台風12号(2011年9月頭)に際しての自衛隊の方々の行動は、これらのイメージを払拭しつつある、あるいは、現に払拭したのではないか。

※老若男女問わず、時代も国も文化も問わず、職業や社会階級を問わず、地球上の誰一人として、無礼に振る舞われて喜ぶ人など誰一人としていない。商売上で私売り手あなた買い手で忍の一字ということは、広く一般的にあなた求める側わたし求められる側(受け入れる側)で求める側が姿勢を低く、ということは順当で、世の中当たり前であるわけだけど、その立場を離れれば、その立場を見誤れば突きつけられる側、無理強いされる側はたまったものではない)、軋轢が生じること間違いない(順当なら軋轢は生じない)。ましてや、万人において、「人として」無礼に振る舞われて肯定的に受け入れる者など、誰一人としていない。

(2011年9月記)

 


34.

みんなのいえ

出演:田中直樹(飯島直介、建てる家の主、夫)、八木亜希子(飯島民子、建てる家の主、妻)、唐沢寿明(柳沢英寿、建てる家のデザイナー)、田中邦衛(岩田長一郎、建てる家の棟梁)、野際陽子(飯島セツ子、建てる家の主、夫の母親)、ほか多数

監督・脚本:三谷幸喜
製作:宮内正喜、高井英幸
音楽:服部隆之

2001年日本。一軒の家を建てていくことに纏わるみんなの物語。いい映画でした。


 


35.

THE 有頂天ホテル

出演:役所広司、戸田恵子、生瀬勝久、松たか子、伊東四朗、川平慈英、オダギリジョー、石井正則、香取真吾、麻生久美子、佐藤浩市、浅野和之、篠原涼子、津川雅彦、近藤芳正、角野卓造、原田美枝子、唐沢寿明、寺島進、YOU、奈良崎まどか、榎木兵衛、西田敏行、梶原善、ほか多数

監督・脚本:三谷幸喜
製作:亀山千広、島谷能成
音楽:本間勇輔

2006年2月日本。あるホテルの年越しの一夜の物語。みんなのいえの飯島夫婦も出ている。いい映画でした。


 


36.

カーズ

監督・脚本:ジョン・ラセター
製作:ダーラ・K・アンダーソン
音楽:ランディ・ニューマン

2006年夏アメリカ。24.のモンスターズインクと同じ、DISNEY と PIXAR が作ったアニメーション。底に流れている考え方も同じ。夏休みの季節ということもあって、幼い子供連れで観に来ている人たちが多かったが、この物語は、子供向けではないのではないか?

絵はよく出来ている。とくに遠景は、今や実写と区別はつかないようになってきているのですね。実写の映画も、ずいぶん以前から(たぶん、E.T.とかの頃から)遠景は絵で描かれている場合も多いようですね。


 


37.

スパイ・ゲーム

監督:トニー・スコット
ネイサン・ミュアー:ロバート・レッドフォード
トム・ビショップ:ブラッド・ピット
エリザベス・ハドレー:キャサリン・マコーマック

2007年3月2日の金曜ロードショーで観た。中東などで活動するCIAエージェントの物語。生活する人間の信頼関係の話として、最後少ししびれた。
 
2007年3月4日の朝、吉田茂首相暗殺計画があったと、時間が経って公開されたCIAエージェントの報告書がサンデーモーニングで紹介されていた。暗殺しようとした日本の右翼も、阻止しようとした何某も、かたやアメリカのあの情報機関、かたやアメリカのこの情報機関のエージェントだったのだという。ロッキード事件で有名な“政商”児玉氏も、あんな人もこんな人も、CIAやなんとか機関やなんとか機関のエージェントだったのだという。時間が経つと、法律による“秘密の期限”が切れて、そういう情報がどんどん図書館の公開エリアに出されていくのだという。驚き驚き。


 


38.

グリーンフィンガーズ

監督:ジョエル・ハーシュマン
コリン・ブリックス:クライヴ・オーウェン
ジョージナ・ウッドハウス:ヘレン・ミレン
ファーガス・ウィルクス:デビッド・ケリー
プリム・ローズ:ナターシャ・リトル
トニー:ダニー・ダイア
ロウ:アダム・フォガーティ
ジミー:パターソン・ジョセフ
ハッジ所長:ウォーレン・クラーク

2007年11月3日に観た。良かった!(^^)
 
公式サイト


 


39.

バベル

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
リチャード:ブラッド・ピット
スーザン:ケイト・ブランシェット
綿谷ヤスジロウ:役所広司
綿谷智恵子:菊地凛子

2007年11月に観た。バベルとは、言葉が通じない・心が通じないことをいうのだそうだ。人と人が出会って何かが起こるときに、相手が何を一番言おうとしたかを互いに汲み取ろうとしないで、しないとき、何が起こっていくのか、を観た。
 
次に、私たちがアメリカ-メキシコ国境と言われたら「不法入国」の絵がわりとすぐに思い浮かぶように、砂漠の国とアメリカと言われれば「テロリスト」「アメリカの横暴」という言葉がまず思い浮かぶように、中北米の人がいま日本を描こうとしたら、「女子高生」がまず思い浮かぶのだな、と妙に感心した。腑に落ちた。日本を見てまず目に当たるのは、女子高生の希望と絶望なのだった。映画の作者は、それを「モンスター」と表現した。
 
国や人種や性別や、信念や思想や世代や考え方など、属性が異なる人同士が出会ったときに、相手の気持ちや事情を想像し合うことって、出来るのだろうか。想像力の有る無しというのは、皮膚感覚が対象・相手のところまで拡大できるかどうかということだよ、と2009年お正月のなんかのTV番組で言っていた。


 


40.

タイタニック

監督:ジェームズ・キャメロン
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
他たくさん
参考:タイタニック(Wikipedia)2008年3月28日 (金) 14:00の版タイタニック号(Wikipedia)2008年3月28日 (金) 13:19の版


1997年。アメリカ。米アカデミー賞11部門受賞。
2008年3月28日(金)・29日(土)日本テレビで放送。

気高い。 goo辞書 気高い。


 


41.

人のセックスを笑うな

監督:井口奈己
原作:山崎ナオコーラ(2004年)
脚本:本調有香
音楽:HAKASE-SUN
撮影:鈴木昭彦
プロデューサー:永田芳弘、西ヶ谷寿一

キャスト:
永作博美
松山ケンイチ
蒼井優
忍成修吾
あがた森魚
温水陽一
桂春團治


2008年。日本。19歳の男と39歳の女性の物語。あすなろ白書(1993年フジテレビ)を思い出した。“最近の”若者の間にある空気はどんどん“大らかさが消えていく(※)”というイメージがあるのだけど、これを2008年の若者も共感して観るのなら、1990年頃の10-20代と2008年の10-20代の変わらない部分を見た。社会的な自意識に目覚める前の幼子は、時代的にも空間的にもどこの世でも同じなように、人として、いつの世でも変わらないコアな部分はあるはず(でも、監督の井口奈己さんは1967年生まれか・・・)。

※他人を「許さない」「放っとかない」感じ。締め付けてくる窮屈感というか、バッファがないコンピュータはこうだろうという感じというか、遊びのないハンドルの感じというか、懐が浅いどころかゼロに近い感じというか。

 


42.

ハッピーフライト

監督:矢口史靖


2008年11月。日本映画。民間ジェット旅客機の運行が舞台の物語。面白い。楽しかった。飛行機好きとしては、普段本や雑誌を読んで想像力を掻き立てられていたところを、ときおり乗るときにワクワクしてイメージしていたところを、映像として物語として見せてくれた映画。緊迫したところも、楽しいところも、「現実の」運行状況を表現しているところも。


 


43.

BALLAD 名もなき恋のうた

監督:山崎貴
映画:これ


2009年9月。日本映画。「女は、愛嬌が無ければ、生きていけない。男は、度胸が無ければ、生きていく資格は無い」は本当なのかもしれないな、と思った。


 


44

ハリー・ポッターと謎のプリンス

監督:デヴィッド・イェーツ

2009年7月。アメリカ・イギリス映画。2009年9月に観た。スター・ウォーズを観たときも(ターミネーター2を観たときも逃亡者を観たときもプライベート・ライアンを観たときもプラトーンを観たときもダーク・エンジェルを観たときも)思ったのだけど、「欧米」の映画は、その基本は、そのベースに、根底の一番下に位置するところに、光と闇、ライトサイドとダークサイドの価値観・思想が在るのだな、かもしれないな、と思った。光の場所に居ることは素晴らしく、やがては神の祝福を受ける。でもそこに居とどまるためには自分の中のなにがしかと闘わなければならない。そこに負けた者は闇の側に落ち、悪魔と契約してしまい、そこは暗闇で、悪意と邪悪とあんなものやこんなものに満ち、ひどい世界である。落ちるか落ちないかが1つの際で、その際は、自分自身との戦いである・・・。なるほどなあ

地球上の他のどこでもない「欧米」発の発想である「人権」だなんだは、この「光」のほうがベース、基点となっているのだな。「闇」が基点なら、強いものが強いでなんで悪いの?よって、「差別」はなんで悪いの?どこが悪いの?ということになるだろうし、日本は1945年を機に憲法を押し付けられて独立ではなくて奴隷にされ食い尽くされていただろうし、大量破壊兵器を持っている「悪い」国や「テロ支援国家」はそんなめんどうな理屈こねてないで、物理的に地球上から消滅されているだろうし、…。

朝日新聞 2011年8月9日 わたしの紙面批評。人権問題への意識について・人権感覚について、「欧米のメディア」と「日本のメディア」の違いとしてその違いに言及し、改善を求めている。でも自分は、ちょっとそうは思わない。違うのはメディアとか政府限定ではなくて、国民の雰囲気とか文化とか時代の違いだと思う。たとえば1980年代までの昔と2000年代・2010年代の今を比較して、記事に出ている言葉「人権」とか「倫理」、さらには「正義」とか「正しさ」とかいう発想や言葉に拒否反応を示す人々の国民における割合は、いま増えていると思う。さらに、いまその国民のなかでも、「人権」とか「倫理」とか「正義」とかいう発想や言葉に拒否反応を示す人々はどんな属性の人々だろうか?
「自ら考え」(←記事の表現)ることはしないでぜんぶお上任せにして、「悪いこと」はぜんぶ政府やメディアや他の誰かのせいにしてその(お上の)悪口を言って日々を過ごすという考え方なのでもしあれば(あまつさえ「自分」は純粋無垢だという考え方なのでもしあれば)、それはまさに「いまの日本」的な風だ。国民はその国民に見合った政府しか持てないとよく言う。メディアも政府も、国民はその国民(時間的に空間的に)に相応しいものしか持てないのだと思う
さらに、「自ら考え」ることを「良く思わない」人々はどんな人々だろうか。「自ら考え」ることを潰そうとする人々はどんな人々だろうか。


 


45.

ソラニン

監督:三木孝浩
出演:宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩、ARATA、永山絢斗、岩田さゆり、美保純、財津和夫

2010年4月3日公開。日本映画。2010年5月に観た。ストーリーを文字にして要約すると、「よくある」青春群像かもしれない。でも良かった。若者が見る大きな世界像・世界観、いっぽうで毎日生活していく風景。自分にとっては20年近い前の光景だけど、なんか胸が熱くなった。あるいはまた、「今の自分」を越えていく物語?なら生涯その連続だ。ラストのLIVEシーン、ほとんど号泣した(もしかしたら、え〜んって声を上げていたかも(^_^;)。映画館の暗い客席と大きな音響は都合がいいなあ(^_^;))。 ラストのラストの明るい太陽の下で川沿いの土手を歩くシーンは、涙でスクリーンが歪んで観えた。
インターネットによると、原作の漫画も大きな人気を持つらしい。自分は読んだことはない。今度読んでみようかな。私はこの映画を観て初めてアジカンのCDを買ったのだが(もちろんソラニンの)、改めてつくづく、日本の音楽は素晴らしくなったんだなあ、と感慨・感涙(←何様だ、おれ(^_^;)
(←この表現、人のマネになっちゃいますね。多用はしません。お許しを。(^_^;)))。佐野元春さんがNHKでやっているソング・ライターに話を聞く番組を、チェックして後藤正文さんの話を聞いた。興味深かった。サンボマスターのメンバーをじっと見たのも初めて(近藤洋一さん)。今度CD聴いてみようかな。
2010年9月3日DVD発売。レコード屋さんに行ったら通常版と特典DVD2付きの2種類が並んでいた。陳列棚の前でしばしにらめっこした。5分。特典DVD2が付いているほうを買った。3千円か6千円かの違いは、月々の小遣い2万円でやりくりしている一働く人としては大きいのだ(食費は別にちゃんともらってるけど。次月の予算を決めるときに財務省とちゃんと交渉すれば目的別にお金は出るけど)。結論は、特典DVD2が付いているほうを買ってよかった。ROTTIのLIVEで芽衣子さんが歌う「ソラニン」フルバージョンが、LIVE映像として収録されていた。それだけでなく、その前に演奏する「ささやかな」。これがまたいい!!
久々にまたドラム叩いてみようかな。楽器屋さんで、「ドラム・パターンの引き出しの増加に資する(326パターン!)」サンプル集を買った。

※話はそれるけど連想した。戦争から平和でもなく、日々実感としてわかる進歩でも発展でもなくなったここ40年か30年 20年(?)の日本では、「終りなき日常を生きろ!」(誰だっけ、宮台真司だっけ?)が重いテーマの1つになっているのかなあ。200年以上終りなき日常が続いた江戸時代にはどんな困難があり、どう解消していたのだろう?


 


46.

悪人

原作:吉田修一
監督:李相日
出演:妻夫木聡、深津絵里、樹木希林、柄本明、岡田将生、満島ひかり

2010年9月11日公開。他の「犯罪」とは違い、人を殺した人は、殺人だけは、事故と正当防衛を除いて、事実関係に争いがない限り(※)即死刑だ、他の何かを考慮する余地なんかない、とここ10〜20年くらい思ってきた。でも、この映画「悪人」を観て、考えが変わった。事故でも正当防衛でもなく人を殺してしまった人にも、情状を酌量されるべき余地はあるのだ。場合によっては、殺されたその人こそ悪い、殺した人こそが被害者だ、と考え得る余地があるほどに。(※※)

観ていたら、後ろの席の女性に座席の背中を蹴り飛ばされた。映画が終わったらなんか言ってやろうと思っていたら、エンディング・ロールが始まった途端にスタコラと去っていった。卑怯者。あるタイプの女性にとっては、「世の中の人に観せたくない映画」であるのかも(※※※)。


※人は神様ではないという意味で、間違いを完全に排除することは不可能だから。冤罪報道を観るといたたまれない。
※※物理的な脅威への正当防衛でなくても、人が思わず相手を傷つけてしまう・殺してしまうほどの脅し・仕打ちというものはあるのだ。していない人殺しをしたと「自白」させられてしまうこともあり得ることを考えれば、死刑は廃止して終身刑を創ることが望ましいのかもしれない。
※※※観入っている人に腹が立つ(危機感を抱く?)、嫌がらせをしないではいられない映画であるのかも。暴力で言論を、ましてや他人の内心を制御しようとするのは・・・。良心の自由という言葉は・・・。いま日本の若者の中には民主主義が嫌いという人が増えているという「話」はときおり耳にするけれど、「現実に」自分が接するとなると、ああここまで来ているのか、この種の卑怯さがいま広まっているのか?自分達が誇らしく思っていたあの日本は今どうなっちゃんたんだ・・・(以下省略)。英語では、卑怯臆病も同じ Cowardice なんですね。それが広まっている?何せ映画館で映画を観ていて、つまり暗闇で背中を蹴り飛ばされるなんて初体験だ。自分達が胸を張っていた、これからどんどんよくなると思っていたあの日本は今どうなっちゃんたんだ・・・(以下省略)。

 


47.

乱暴と待機

原作:本谷有希子
監督・脚本・編集:冨永昌敬
出演:浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之

2010年10月公開。ぶっとびの映画。(^^;) なんと言っていいのか、ぶっとびの映画。よかったし、面白かった。でも何がどうと今言えない(^^;)、ぶっとんでる映画。ルパン三世 TV第1シリーズ(1971年-1972年)の峰不二子の声が二階堂有希子さんという人で、あ、原作者は同じ名前だ、と思った。そう考えたら、なんだかわからないけどなんだか腑に落ちる、そういう映画だった。(^^;)

 


48.

ノルウェイの森

原作:村上春樹(1949年生)
エグゼクティブ・プロデューサー:亀山千広(1956年静岡生)
プロデューサー:小川真司(1963年生)
監督:トラン・アン・ユン(1962年ヴェトナム生)
撮影:李屏賓(1954年生)
音楽:Jonny Greenwood(1971年生)
出演:松山ケンイチ(1985年生)、菊池凛子(1981年生)、水原希子(1990年生)、玉山鉄二(1980年生)、高良健吾(1987年生)、霧島れいか(1972年生)、初音映莉子(1982年生)、柄本時生(1989年生)、糸井重里(1948年生)、細野晴臣(1947年生)、高橋幸宏(1952年生)

舞台は1967年の日本の大学。1949年生まれの小説家が1987年に発表した小説。
映画になって公開は2010年12月。

このタイプの男は苦労するのか・・・。

「声を大きくする必要がないのよ。相手を説得する必要もないし、誰かの注目をひく必要もないし」「ワタナベと直子は、まるで囁きあうように会話をする」「二人の会話は何を話していてもとても艶っぽく、耳元で紡がれあう睦言のように聞こえる」「とても幸福な二人」(公式パンフレット Essay 狗飼恭子
いつだったか、電車のなかで、かねて持っているイメージに反して、キラキラと玉のようにころがり出る優しい中国語と居合わせたことがある。音を聴いているのに、意味はまったくわからないのに、とても眩しい感じがした。ああ、言葉のトーンが人に伝えるもの・感じさせるものってこういうことなんだなあ、と思った。お二人、お幸せに、と心の中で呟いて降りた。

ワタナベは講義から講義へ1人で動き回り、学生食堂で1人お昼を食べていたらそこに緑が話しかけてくる、直子が公園かなにかで1人物思いに耽っていたら、偶然そこに景色を見に(?)来たワタナベが「いい?」と声をかけて一緒にどこかへ行く、という光景が描かれている。昔、10時に起きて眠い目をこすりながら大学へ行って学食でお昼をとり、1人午後一の講義を1コマだけ受けて、終わったら夕方からはバイトへ行く、なんて光景は、誰にもなんの感情的波も負荷も起こさないなんでもない光景だった。お昼をとっているときに知り合いとすれ違い、俺これから講義、お前は?俺はこれからサークル室へ行ってマージャンだ、と一言二言交わして、じゃ!なんて光景は、なんでもない普通の光景の1つだった。でも『いまどき(2010年)』の大学生の間には、それを許さない空気があるんだそうだよね?「許さない」人々がいると。窮屈だなあ。この映画、舞台が1967年ではなく2010年だったら、ワタナベや直子は途中途中で悪口を聞いたり嫌がらせを受けたりするのだろうか。舞台が2010年だったら、自分と、自分にとって大事な事や人と向き合って生活する青年の心模様、ではなく、要らぬ/邪魔なあれやこれやが周囲から降りかかって来て、気持ちが荒んでスレて1日が終り、なんて映画になるのだろうか。どうか、今後は、これからは、いまの若者たちも「自由を謳歌」出来る文化風土になりますように。若者たちが「自由を謳歌」出来る文化風土にまたなりますように。もしかしたら、留学する若者が減ったという2010年に見た統計は、このことと関係があるんじゃないのかなあ。 「友達」と「つるんで行く空気になったら」行けるけど、自分の内側ではたと思い立って行こうとするような気持ちを妨げる、そういう人やそういう行為・行動にたちまち悪口や嫌がらせを浴びせる人がいる、そういう人やそういう行為・行動がたちまち悪口や嫌がらせに遭う文化風土になっているのでは。

ウィキペディアの記事2011年3月14日版)。 「40代前後の世代を中心に幅広い世代から支持を受け」ということだそうだから、最先端、『いまどき(2010年)(日本のあるタイプの)若いもんの感覚・感性はまた違うものなんだろうなあ。


 


49.

シンドラーのリスト

原作:トーマス・キニーリー
脚本:スティーブン・ザイリアン
監督・スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ

1993年公開。日本公開は1994年2月。

  
何がいちばん大事なのか。何が人を動かすのか。 それは万国(横)/いつの時代(縦)も共通だ。人間なのだから、どこの世でも、いつの世でも、それは代わりようがない。代わるはずがない。代わるはずがないではないか。
見事に描かれている。
 
  
それを「敷衍して」世の中を見渡すことが出来る人か/出来ない人か。共感能力?想像力 (悲しいことに?)それは 「万国(横)/いつの時代(縦)/どの立場(個人の立ち位置)/どの個人(能力?資質?)でも同じ」 ではない。
自分ではない誰か人・自分以外の人にとって「何がいちばん大事なのか」。近視眼的か、「展望」出来るのか。「感じ取る」能力とは別の能力、別の(思考)回路、別の理屈が必要だから。「Imagination(想像力)」。
想像出来たとして、「やさしい」人もいれば、こずるい意地悪な人もいるだろう。暖かい人もいれば冷酷な人もいる。器の大きな人も小さい人もいる。大人物も小人物も世の中には居る。
見事に描かれている。
 
「彼の立場になって考えてみろ」か。 それはこの映画の最重要テーマ、キーワードかも。ナチスは「」で、シンドラーは「」なのか。
「今の多数派」が「正しい」の?いちばん大事なの?
 
「気をつけろよ。いまに泣きを見ることになるぞ」か。 「歴史上の字面」ではない、「今、いま今」の話なのだ。

 


50.

アンダルシア 女神の報復

脚本:池上純哉
監督:西谷弘
制作総指揮:亀山千広
出演:織田裕二、黒木メイサ、戸田恵梨香、福山雅治、伊藤英明、谷原章介、夏八木勲、ほか

2011年6月公開。「守るべきものは、誇りか、愛か」。正義と組織・・・。男と女・・・。守るべきものは何か。

 

戻る HOMEへ