タガメとは?
タガメは、水生昆虫のなかでもっとも大きく、どうもうな肉食性の昆虫です。
タガメは、現在、生存数は極めて少なく、絶滅寸前といわれているとても貴重な昆虫です。
タガメは、デリケートな昆虫のため、自然界での生存は非常に難しいですが、環境を管理できる飼育下であれば、飼育はさほど難しくありません。
タガメは日本最大といわれる水棲昆虫です。昆虫図鑑を調べると、日本全国の水田、ため池、川、またそれらの水辺に生息しているといわれます。しかし、実際に採集することは困難で、幻の昆虫といっても過言ではありません。
タガメの体長はおよそ5〜6センチで羽根があり、歩くこと泳ぐことはもちろん飛ぶことも出来ます。
タガメは春から秋にかけてが活動期であり、カエル、小魚など水中の小動物を捕食しながら生活しています。
タガメは冬から春にかけては水中、土中でじっと春を待つべく冬眠します。
また、春から夏にかけては繁殖期で、オス、メスは交尾を行い産卵します。生まれた幼虫は数回の脱皮を繰り返して成虫となり、このようなサイクルで生存していきます。
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