入稿も無事に済みましたので、新刊ご案内をいたします。
スペースは2日目(19日)の西4ホール「A-08a」です。
新刊は一冊完結の創作メイド小説「麗しの双峰」です。
ページ数は182といつもより少し少なめですが店舗重視、頒布価格はいつも通り600円となります。
静岡から出てきて都内で暮らす大学生二人のラブラブ話ですが、当然、メイドです途中から登場するライバルの女の子との関わりがみどころです。
神橋大樹と玉垣裕子は静岡を出て都内のアパートで一緒に暮らす大学生、幼なじみで両親公認の恋仲でもある。二年生になり生活費の足しにするためにアルバイトを始めた大樹だったが、そこで親しげに接してくる後輩の女の子、すみれと出会うことになる。
大樹は戸惑いながらもすみれと親しくなっていくが、裕子に向けている気持ちは変わらず、裕子も大樹を信じてその話をいつも聞いている。
そのような中、すみれが取った行動は?
高津本陣二十周年の王道メイド恋愛小説。
帰宅した裕子がメイド服に着替えるシーンをサンプルとしてお届けします。
寝室を着替え等に使うときはもう片方はこちらで待つことになる。今回も帰宅した裕子が着替えるというので、大樹はこのリビング兼ダイニングでテーブルセットの椅子に座って待っていた。
十分もしないうちに、廊下の方からドアの開く音が聞こえ、着替えの終わった裕子が出てきた。
「はい、大樹くん。今日はわたしの食事当番だからいつものようにこの服でするね」
そう言って若干の恥ずかしさを含みながらも嬉しそうな顔で出てきた裕子であった。
「似合う?」
「もちろん。今日もかわいいよ」
裕子が着ているのはフリル飾りの付い黒のワンピースに白のエプロン、頭にはカチューシャという、メイド服であった。大樹がメイド服好きと聞いてこっそり買ったそうで、初めてこの姿を見せた時にはさすがに大樹は驚いたものだ。
「だって、大樹君、こういう格好が好きって言ったでしょ。だから、引っ越しの時に持って来ちゃった」
「そうなんだ……」
「さすがにお父さんやお母さんの前じゃ着られないし。こっちだったら、存分に大樹君の好きな格好を見せられるよ」
「それは……、やっぱり嬉しいな。好きな女の子が僕の好みの格好をしてくれるなんて」
「よかった、思い切って買ってみて。わたしもね、実は前からメイド服ってかわいくていいなって思って気になっていたし」
そう言って裕子は大樹の前でメイド服のスカートを軽く摘まみながら軽く膝を曲げてお辞儀した。
「やってみると意外にくせになるかも、メイドさんって」
全5巻で展開しておりました、学園メイド小説「丘の上の物語」ですが、おかげさまで1巻が完売いたしました。今般、少部数ですが冬コミに合わせて再販を行います。
一方、夏に試行しましたpdf版での無料頒布も廃止せずにそのまま行っていこうと思います。
読んでみて面白そうだと思ったら2巻以降を買っていただけると大変嬉しいです。また、同人誌という形で持ちたいということがあれば当日、スペースにお越し下さい。
pdf版は同人誌版と比べ、「表紙絵、口絵、挿絵が入っていない」「おまけのショートストーリーを収録」「気付いた範囲での追加の校正」が異なっています。
下のQRコードを読み込む、もしくはこちらからダウンロード出来ます。
その他、既刊本も持ち込みまして、みなさまのお越しをお待ちしております。
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