鍾乳洞蛇穴,蛇穴



かつては大蛇(龍神)が住んでいて村に恵みをもたらしていましたが、 ある日、村人の無道に怒り、天に昇っていったという伝説が残る鍾乳洞。 残念ながら観光洞ではありませんので、 中へ入るには、それなりの装備が必要です。 噂によると、延長25mの鍾乳洞の最奥部には、巨大な地底湖があるそうです。
交通 郡上八幡鍾乳洞MAP

長良川鉄道「郡上八幡」駅の 駅前バス停から、 八幡バス「和良線」に乗り換えて、 40分の「鹿倉口」下車。 バス停からは、道の駅「和良」方向へ徒歩1km。

車の場合は、東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から、 国道256号線を利用して「和良町」方面へ、郡上八幡インターから45分。



CAVE GUIDE
所   在
  岐阜県郡上市和良町野尻 (旧:郡上郡和良村)

営   業    ──(道の駅「和良」は、8:00〜17:00 火曜日,年末年始 定休。)
料   金   無料。
駐 車 場
  無し。 道の駅「和良」の駐車場(73台 無料)を利用可。 2020年2月現在




と言う訳で、入り口だけ観て帰ってきました。



 

多層構造
[Brief Note]

 鍾乳洞は、石灰岩の割れ目である 断層や節理面などに沿って流れる地下水流の作り出したもので、 流路が変わると、あとに水の無い空洞を残して行きます。 地下水面は、順次降下して行くのが一般的ですが、地殻変動などで川底が抜けたような急速な水面の変化が繰り返されると、 2階建て,3階建ての洞穴が造られます。 郡上鍾乳洞群に特徴的な多層迷路構造は、 四方を断層で囲まれ、郡上八幡の一画に取り残されたような形で存在する石灰岩体(安久田岩体)中に生じた割れ目系が、 断層活動による地下水位の低下と相まって拡大・連結し、複雑な迷路を形成しています。

'91.5


行ってきたよメール

 郡上鍾乳洞群の最東に位置するのが蛇穴。道の駅和良を目印に来ると、その前に立派な看板があり、徒歩10分です。車で行ったほうがいいかも?  名水で有名なので、入らないのがベストとはわかっていたのですが、少しだけ入りました。水は汚していません。 なぜなら、スニーカーだったので、水の中に入ると濡れてしまいます。あまり奥まで入れませんでした。 郡上鍾乳洞の方の話によると、何層かで発達している郡上鍾乳洞のいちばん下の層が、蛇穴につづいているそうです。
[2016.9.22 兵庫県 森脇さんより
 道の駅ができたので駐車の心配なく見学できるメリットで、じじいは、道の駅に車を止める派です。 道の駅のおかげで、写真のような綺麗な看板ができたのはなりよりですが、森脇さんのように、水源を汚さないように注意して見学して欲しいものです。

 郡上鍾乳洞のあと、「油石洞」バス停から昼のバスに乗って「鹿倉口」バス停まで移動します。 道の駅和良への分岐まで若干戻ると、蛇穴の看板が立っています。 バスが「方須下」で折り返して戻ってくるまで約50分ですので、ここから片道1.1kmの往復には十分間に合う時間…だったのですが、 ちょうど昼時、空腹に負けて道の駅の食堂に入ると、これが結構待たされて、とても蛇穴を訪れる時間は無くなってしまい諦めました。 次の縄文洞へは、「方須下」で折り返して来た、行きと同じバス(同じ運転手さん)で、「鹿倉口」から郡上八幡方面へ引き返します。

 2012年に和良方面へのバスが岐阜バスから八幡バスに移行され、これに伴って256号線を直接堀越峠に上がらず、郡上八幡駅前を通って穀見から安久田経由で堀越峠に向かうルートになっています。 これで、ルートとしては、縄文洞、大滝鍾乳洞にアクセスがしやすくなりました。 ただし、平日と土日で別ダイヤになり、土日は一日3往復、しかも朝の和良方面行は7時台(名古屋、岐阜方面から始発列車、高速バスで間に合わない)、 夕方の郡上八幡方面行は18〜19時台と、観光にはちょっと使いづらいダイヤになっています。  
[2016.2.11 Yasさんより
 公共の交通機関を使った旅は、出かける前から細かいところまで計画が必要で、計画を練ること自体も楽しいのですが、 現地では歯車が1個狂っただけで、大変なことにもなりかねませんのでドキドキですよね。 食堂の待ち時間、確かに計画しにくいファクターです。


  蛇穴は旧和良村(現在郡上市)にあり、道の駅が目印になります。

入口まで普通車で入れます。
入口横に看板が立っているので、名称の由来がわかります。
入口から奥を懐中電灯で照らしてここは終了。

道の駅で昼食をとり美山鍾乳洞へ
 
[2007.8.3 湘南のSさんより
案内板、新しくなってますね。 水の溢れ出る洞口を眺めていると、この奥には、鍾乳石の水上宮殿が広がり、キラキラと輝く方解石の結晶が青い水面に反射して満天の星空のような美しさを織り成していたらすごいななんて、 勝手に洞内の様子を創造してしまいますが、昔の人も、違った意味で、色々想像していたんですね。


  8月9日火曜日。 5つめは蛇穴へ。

車で目の前まで行きましたが 近くにある道の駅「和良」に車を止めて歩いてもいいと思います。 トイレもここで!

私には懐中電灯で中まではいる勇気はありませんでしたので 入り口に置いてあるコップでここの天然水を飲んで帰りました。

つづく
 
[2005.11.3 Yasukoさんより
非観光洞ですので、たとえ懐中電灯があったとしても、急に水深が深くなったりしてキケンですので、単独行は厳禁。 入口で踏みとどまるのも勇気ですよね。 この手の洞窟はyasukoさんのように、入口を見て、美味しい水を飲んで帰るのが基本。 欲張りな私は、ペットボトルにも湧き水をたっぷりと汲んで、道中の喉を潤したりもしています。

今朝、岐阜和良村の「蛇穴」へ入ってきました。 早朝の為か人気はありません。 「とりあえず行けるところまで」と思い、ヘッドランプを点けて数メートル。 水中に消える二本の木が見えました。 「うーん、この先は入るなということか?」…私はそれを「危険!進入禁止」の表示だと勘違いしたのでした。 帰宅して貴HPで確認すると、「その先には地底湖」との記述が!  まあ、仕方ありませんね、また行きます。 しかし、ここへは入っても良かったのでしょうか?  こういった所は、村などに許可をもらわないといけないのですか?
[2003.9.23 ほりうちさんより
蛇穴は、和良村の管理洞ですが、入洞許可は不要です。 気になる場合は、役場に問い合わせてみてください。 ただ、岐阜県の名水50選に選ばれた清水が流れていますので、 個人的には 入洞は控えた方が良いかと思います (生活用水として使われている場合などは、水が濁る等、地元と色々なトラブルが起こっています)。 それと、観光化されていない鍾乳洞では一人での探検は危険ですから絶対にお止めください。
実は私の到着前に、一組の御夫婦が水を汲んでおられました。 お帰りになったのを確認して、入洞しました。 入ってからも「次の方が来られるのではないか」と気になり、すぐ出ました。 先へ進まなかったのは、本当は水を濁すような気がしたからなのです。 考えてみれば、ここへ入る自体、無謀なことですね。 これからはマナー守り、自然を大切にして、鍾乳洞を楽しみたいと思います。
[2003.9.24 ほりうちさんより


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