この節では章の最初に軽く触れた
コントロールチェンジについて詳しく見ていきます。
コントロールチェンジは
鍵盤以外の操作要素、例えばダンパペダルやミキサーのボリュームなどの様々な情報を伝えるためのメッセージです。
メッセージは次のようになっています。
☆コントロールチェンジ BnH xxH yyHn : チャンネル (0H〜FH) xx : コントロールナンバー (00H〜7FH) yy : データ (00H〜7FH) |
コントロールナンバーとは
設定する機能を表すための数字で 0〜119までの値が割り振られています。120〜127はモードメッセージという別のメッセージが定義されています。
このコントロールナンバーは AMEI(音楽電子産業協会)および MMA(MIDI規格管理組織)によって管理されメーカーなどが勝手に決めることが出来ません。つまり、対応の MIDI機器であればメーカーは関係なく正しく処理されます。
コントロールナンバーの一覧を示します。
データは 0〜127ですが、コントロールチェンジによっては ONと OFFの 2つの状態しか扱わないものもあります。値的には 0で OFF、127で ONです。音源によっては 0〜63を OFF、64〜127を ONとして認識するものもあります。
次節からはよく使われるコントロールチェンジについて見ていきます。