この節は演奏時にリアルタイムにパラメータを変化させて使うことの多いコントロールチェンジをまとめてあります。
最も基本的な演奏情報の一つです。モジュレーションは一般的にはビブラートがかかりますが、音源によっては割り当てられている効果が違う場合もありますので、注意が必要です。
モジュレーションを使ったサンプルを聞く
息を吹き込む強さを利用するコントロールのための情報です。専用のコントローラーを使用するほか、ウィンドシンセ等もこれを使用します。
効果は一般的には音量の変化ですが、音源の設定等で異なります。またボリュームやエクスプレッションをコントロールするのにも使用されます。
その名の通り音量をコントロールするための情報です。コントロールペダルを接続して演奏中に変化させたりできます。
同じ音量をコントロールするものに次に述べるエクスプレッションもあるので注意が必要となります。
演奏開始時にセットアップ情報として各チャンネル音量バランスを決める時にも使用されます。
このエクスプレッションも音量をコントロールしますが、メインボリュームで設定されている音量値を最大値として音量変化させます。
用途に応じてエクスプレッションとボリュームは使い分けが必要となります。
ボリュームとエクスプレッションを使ったサンプルを聞く
ピアノのサスティンペダルに関する情報です。
効果は ONにした時点で発音されている音のノートオフを保留して音をのばし続けます。OFFにした時点で伸ばしていた音を止めます。
OFFによって音が消えるのは ONによって伸ばされていた音のみなので、OFFだけを送っても効果はありません。
ON / OFFのタイミングや数を間違えると音源の発音限界数を越えてしまって演奏が正しくならなくなったり、音が鳴りっぱなしになったりするので注意が必要です。
サスティンペダルに似ていてペダルを ONにしたときに発音している音のみをホールドする機能です。
サスティンペダルと違い ONにした後に発音された音には効果がかからりません。よって、コードなどを押さえてからソステヌートペダルを踏み、その後にソロなどをかぶせても濁らずに演奏できるメリットがあります。
ピアノの弱音ペダルに相当する機能です。一般的にはフィルターなどで音を柔らかくする効果が得られます。