<RXとは>


RXは聖飢魔IIのリズムセクション、ライデン湯沢(現 雷電湯澤)氏とゼノン石川(現 石川俊介)氏、
そして聖飢魔IIのサポート・キーボーディストであり、アルバム「NEWS」等のプロデュースも手がけていた
松崎雄一氏の3人によるフュージョン系ユニットです。



Album
■CHEMICAL REACTION   ■Rare’Xtra   ■Zeitmesser   
■Elements   ■Kiss of Life



<聖飢魔IIとフュージョン>、このちょっと想像のつかない組み合わせを、私は新鮮というよりも、いちアーティストとして、別の存在として受け止めました。
それだけ驚いたし、本気の作品だと感じたわけですが。

最初のアルバムは91年
「CHEMICAL REACTION」、その後94年にライブ盤「Rare’Xtra」もでているそうですが、どちらも廃盤のため残念ながら聴いておりません。
ただしこのうち3曲は、現在発売中の聖飢魔IIのソロ作品を集めたアルバム
「聖飢魔II個悪魔活動大選抜」で聴くことができます。
ギターに渡辺香津美さんや、プリズムの和田アキラさんらが参加されており、それだけでも本気度がわかるかと思います。

最新アルバム
「Zeitmesser」は聖飢魔U解散後の今年(2000年)5月に発売され、レコーディングメンバーでのライブツアーも行われました。
(ちなみに悪魔ではなく人間の姿で登場されています。)

先に
「CHEMICAL REACTION」からの3曲を聴いたのですが、変拍子やキメを多用したノリの曲で、いわゆるフュージョン色の強いものでした。
それに対して
「Zeitmesser」はポップでわかりやすい作品だと思います。
リズムもつながっているというか…?変な表現になってしまいましたが、要するに途中で変拍子が発生してノリが変わったりせず、<深く考えずにノレる>なんですけど。
ライブでロックファン(聖飢魔II信者とか)がのれるよう意識したのかな?という曲が多かったです。
インストだけでなく黒人女性ヴォーカルの歌ものも2曲はいった、色々な味が楽しめるアルバムだと思います。

(2000.7.25) ※その後「Rare’Xtra」は中古で購入。



2001年4月21日 4枚目のアルバム
「Elements」発表。プログレ色の強いハードなアルバムの印象を受けました。
5人のギタリストに2人のサックス奏者と多彩なゲストを迎え、ヴァラエティに富んだ内容となっています。
また今回はゲストヴォーカルにKing CrimsonやUKで活躍されたJohn Wetton氏を起用、引けをとらないプレイでRXの実力をみせつけられます。
(2001.4.29)

2002年8月1日 5枚目のアルバム「Kiss of life」の紹介はコチラへ(2002.8.4)



Live     2000.5.30    2001.2.24    2001.7.21    2002.2.2    2002.9.12



■新宿リキッドルーム 2000.5.30
5月30日、RXライブの追加公演のチケットが取れたのでいってまいりました。場所は新宿リキッドルーム。
思ったとおり「Zeitmesser」の曲はロックのライブになれてる人間にはとてものりやすいもので、インスト系のライブとは思えない盛り上がりをみせました。
「CHEMICAL
 REACTION」の曲も、割とたてに近い感じのアレンジになっていて<深く考えずにノレる>。
とにかく楽しくやりましょうやという気持ちが伝わってくるライブでした。


「Zeitmesser」について、ポップといいながらも、まとまって落ち着いた印象のアルバムだったのですが、ライブでは全然広がり感も勢いも違う。
やっぱりナマ物で、その世界で生きてる方々なんだと感動しました。
特に石川さんは動きも積極的でいきいきして見えました。自由な音楽が似合うと改めて思いました。(だいたい性格がマイペースで自由人のようですが)

もっとも一緒にいったダンナは、アルバムでの「Close To Me」という曲について
「フュージョン系の曲に、ロックの味わいの刻みのベースはいって、斬新でいいなあ。」って気に入っていたのが、
ライブでは別のアレンジになっていて(なんたってナマ物ですから)ちょっとショックだったようですが。
「なんか、フレットレスベースみたいな、ちょっと不安定なとこもよかったんだよな。」と。
(余談ですが、調べたら確かにその曲はレコーディングにフレットレス使用していて、その時はちょっと「さすがの耳」だと思いました。ライヴがどうだったか記憶なし。^^;)

ドラムのことはわからないので、湯澤さんについて滅多なこといえませんが、切れのよさはとても感じました。
ただ、ロックドラマーが押さえ気味で力を持て余している?というようなシーンも見え隠れした・・・???これはあくまで素人の意見です。



なにはともあれ、
聖飢魔IIの計算しつくされたステージと違って、よい意味でいいかげんで、遊びがいっぱい詰まった<大人のおもちゃ箱>を覗いたようなステージで、
無条件に楽しめました。

とくに継続的に活動するというユニットではないようですが、なんかいつどこに集まっても、きっと楽しくってかっこいいんだろうなと思える<RX>でした。
「聖飢魔II個悪魔活動大選抜」「Zeitmesser」、ぜひ聴いてみて下さい。
(2000.7.25)




■SHIBUYA-AX 2001.2.24

2月24日、小雨交じりの中、RXのライヴにいってまいりました。
5月のリキッドルームから、約9ヵ月、イベント出演等を除けば、 ご本人たちも久しぶりのRXなのでは。
場所はSHIBUYA-AX。 車でいったのですが、公共駐車場も近く、なかなか便利なところでした。
中は適度な広さで(スタンディングで1500名だそうです)、他であまり意識したことないんですが、床がコンクリみたいに硬いという印象でした。

18:00を回った頃、定位置につくメンバー。 セカンドアルバムから
「get it!get it!」続けて「!HAEY」
どちらもサックスをフィーチュアした華やかな曲、絡むハードめのギターがかっこいい曲です。ノリもよく体が自然に動きます。 特に「!HAEY」のくった感じのグルーブ感は気持ちいいです。

ハコのせいなのか、PAのせいなのか、 演奏が始まった瞬間思ったのは、音が太くて、粒がはっきりしてる。です。
聴いていた場所もよかったのかもしれませんが、ちょうどど真ん中。 これまでになく好みの音で始まりました。

ステージ中央左より、キーボードの松崎さんはシンセ2台を上下にセット。下はエレピかなぁ。フル鍵盤っぽかったので。
聖飢魔II時代、ピアノ音もシンセを使用されてる印象はあったのですが…、(88鍵のシンセかも)
キーボードは2台ともKURZWEILのものでした。
KURZWEIL…使ったことない。プリプリの今野さんが弾いていたはず(笑 それしか思い出さない私って)ワタシがやってたころは通の人が使うという印象でした。

ベースは石川さん。5弦使ってました。(ずっとだったかどうかは記憶なし。)
そういえば、聖飢魔IIはロックにありがちな半音下げチューニングだったから、5弦は、ボコボコ音に気を遣ったようなこといってたけど、RXはノーマルだから大丈夫なのかな。あんな太いネックでよく弾けるなという感じです。

ドラムは湯澤さん。すみません、やはりコメントする自信(知識)がない。
つれが「雷電(さん ^^;)、今日調子よかったな。とくに前半よかったよ。」といってましたので、先に特記しておきます(笑)。

ゲストプレイヤー…

サックスはDIMENSION勝田かず樹さん、アルバムでもプレイされている方です。 (チューブのバックにも参加されている方)
ウワサどおりのかっこいいプレイヤーでした。 するどく、明るい音色だと思いました。ただし、サックスにも疎いので、いいかげんなこといってるかもしれません。(^^;

ギターは、実は「音が太くて、楽しそうに弾く。このおっちゃんは誰なんだろ」と思ってました。 単音弾いてると思えないぐらい太い音で、またそれと対照的なカッティングの音もいい。
同じギターからでているとは思えないよねとツレといってました。
見た目は普通のストラト系だと思うんですが、どんな秘密が(笑)。 ワウワウしたソロもよかったです。
メンバー紹介によって、その人は
ナニワエキスプレス等にいらした岩見和彦さんだとわかりました。 妙に納得です。

メンバー紹介後、newアルバムのゲストの話になり、 凄いことが判明。
なんとヴォーカリストとして、King CrimsonやUKで活躍されたJohn Wettonさんが参加するとのこと、
湯澤さんが聖飢魔II時代に書き下ろしたドラマティックなナンバー
「Arcadia」と 松崎さんの曲の二曲が収められるようです。 すでにレコーディングもおわったらしい。ワォッ。

ステージは続きます。

ファーストアルバムから
「CHICKEN OR BEEF?」そして、 松崎さんが作られた新曲「Shining Crazyman」
「ほぉ」って思うような印象的なイントロで、全体的にピアノメインだった記憶が(ちょっと怪しい、ファーストもっていないため、「CHICKEN OR BEEF?」のピアノソロと混同している可能性大。)。
セカンドは割とオルガンやシンセでポップな印象だったんで、
この一曲を聴く限りでは、よりフュージョンよりかと期待が持てました
個人的にひねりのあるものが好きなので(^^;

続いては、セカンドから甘く歌い上げるヴォーカル曲
「Close To Me」
今回のゲストは黒人女性ヴォーカリスト、ブレンダ・ボーンさん。
アルバムや昨年のツアーに参加されたROBBIE DANZIEさんと比べて、一切裏声を使わず表で押すという印象があり、多少セクシーさに欠けるかなとは思いましたが、パワフルで圧倒されました。
そしてファンお馴染みの
「LOVE FLIGHT」聖飢魔II曲のカヴァーです。盛り上がります。 女性が歌うのも良いものですね。

「Mystery from greenman」、イントロがかっこいい、好きな曲です。
一瞬トラブったのか、メロ頭のギターが入ってこない。 でもそこで止まらないのがプロですよね。8小節ギター抜きでちゃんと頭に戻って、何事もなかったように曲は続く。
粘る岩見さんのギター、またよかったなぁ。
「FANKAHOLIC BROTHERS」再び、サックスが入り、石川さんの技を駆使したソロも光ります。

そしてアンコール。
またしても驚くべきことが、
スゴイゲストをお呼びしていますと紹介されたのは、 なんと、「John Wetton〜」、
まじっすか????・・?、下手からのっしのっし巨体を揺らして登場です。 本物だ〜。会場は割れんばかりの拍手。

「コンバンワ〜」日本語挨拶。ありがとうございます(^^;。
すぐに
「Arcadia」へと。 湯澤さんがヘッドフォンでモニターしてたので、同期させているのだと思いますが、 聖飢魔IIにくらべて大分シンプルなアレンジでした。
その分ヴォーカルが強調され、 声に迫力もあって、カッコよかったです。
メロディーも含め、エッセンスは残しながらのJohn WettonさんのRXヴァージョン
。 (もちろん英詞です。)

ジョンさん、
それだけでは終わりませんでした
黒いアコギをでっぱたおなかの前(失礼)に抱えたジョンさんが、 ポロンとギターを鳴らしたその後につづいたギターは 聞き覚えがある。えっ?
「Heat Of The Moment」??? あのASIAの名曲です。古いもんとしては涙涙でした。
最後はみんなで肩をだきあって、にこやかにステージを去っていきました。
「全てはこれからだよ」という余韻と興奮を残して…



昨年のライブは、とにかく楽しくてお祭りっぽいとこもあって あれはあれでもちろんよかったのですが、
ちょっと自分自身、解散以来のメンバーに会うことでで浮ついていたところもあり、 そういった意味で、じっくり音楽を堪能できたのが今回でした。

今回のライヴはキーワードとして(勝手に決めてます。笑)、 「太いもの」を感じました。
各ソロが短かいなど、タイトなんだけど、密度が濃い。 ん?太いとは矛盾してますか?(笑)
でもそうなんです、
凝縮されて太い、そんなライブだったと思います

ジョン・ウェットンさんのイギリスツアーへの参加が決まったRX。 今後の活躍が益々楽しみになりました。
(2001年3月7日)




■新宿リキッドルーム 2001.7.21

待ちに待ったRXライヴ。今回はファイナルのチケットを手にしていたので、6月にツアーが始まってからいろいろな話を耳にし、
いいなぁと思いながら想像だけが膨らむ、じっと我慢の2ヵ月でした(笑)。
場所は新宿リキッドルーム、延々7階まで階段を列についてのぼっていく。室内にある階段は熱気がこもり汗が噴出す。
ドリンクチケットを買ってドリンクを手にして会場へ、まだ前の方のフロアがあいていたので失礼して進んでいく。 徐々に混んでくる。ここでドリンクはなぁと思い一気のみしてみる(笑)。

ステージ中央には赤地に黒のRXのフラッグ。
それを挟むように下手にキーボード。 前回同様、カーツェルのシンセK2000(多分)とピアノPC88。
上手にドラムセット。バスドラのゼブラ模様?豹模様?が可愛いです。
さらにそれらを囲むように上手にギターアンプ(マーシャルだったかな) 下手側にベースアンプがセッティングされています。 中央の譜面台はサックスの方用?

開演10分前ぐらい、森永さんや岡田さんら聖飢魔II時代からのスタッフがわさわさとセッティングにはいる。
そのままステージが始まるのかと思いきや、
「本日はRXの凱旋にお越しくださいましてありがとうございます。」と女性のアナウンスが流れ、
昨日発売のロンドンライヴのDVDCFと「ARCADIA」のプロモをお楽しみくださいという。

紹介が終わると突如会場左側面の画面に、ロンドンの町を闊歩するRXの面々の姿が映し出される。 そしてライヴ風景も、1分ぐらい?の短いもの。
引き続き、「ARCADIA」のビデオクリップ。会場盛り上がる。ジョンさんかっこいい。 なぜかサングラス姿で演奏する湯澤さんと石川さんが映し出されるたび、場内に笑いが起こる(笑)。
大きな拍手に送られプロモ終了。と同時に
会場にSEが流れ、ファイナルライブの始まりです。おぉ〜。

メンバーが次々現れポジションにつく。SEがパッと途切れると、マイクの前にたった石川さんがひとこと
「!HAヨY」いえ〜ぃ!!! 初っ端からサックスをフィーチュアした。調子のいいナンバー。
そういえばお客さんもずいぶんRXになれたなぁ。思えば同じリキッドルーム。1年前はあんなにぎこちなかったのに(^^; ここは音もいい!

サックスの岩佐真帆呂さん、ちょとマルタさん似のおじさまとゆー感じの方です。
第一印象ちょっと不思議なレイト感が…。サックスの色っぽさというかいやらしさというか(^^;が前面にでる。 そんな演奏の印象を受けました。好きな音です。

続いては新譜「Elements」から
「Shining Crazy Man」
ギターはアルバムでもこの曲を演奏している福原将宣さん。
なんとゆーか
硬めのギターを弾かれる方ですね。一音一音に入魂しているというか、謹厳実直そうな若いギタリストさんの印象 プロのステージでは珍しいタイプなのでは…。

そして
「CHEMICAL REACTION」へと続きます。トリッキーで勢いのある作品。
松崎さんのピッチベンダーをふんだんに使ったシンセソロがいい。(でしたよね。この曲。って誰に聞いてる?笑)

演奏が一段落ついて,すっかりMC担当が定着した石川さん。茶系?のTシャツの上に黒の半そでシャツをはおってます。
「とうとう千秋楽ですねぇ。戻ってきました。リキッドルーム。」おぉ〜!!

難しいプログレをやってると「こんな曲もやりたくなる」とフリーキーな
「Getit! Getit!」へ。。。
ここではほんとに
全員が自由自在にソロをとってって、もうテーマにもどらないとなんの曲やっているのか忘れてしまうほど(笑)
気持ち曲の流れが止まりそうなソロも…??でもまたそれもスリルがあっておもしろい。
メンバーが去り、湯澤さんのドラムソロが始まる。ストレートな音からエフェクトのかかったものまで、楽しませてくれます。
そしてラストにはいつものように電電太鼓(ってゆーんですか?)がでてくると思いきや、 大きなバチを手渡された湯澤さん。なんとスタッフが運んできたのは、
大きな銅鑼!
笑いながらも
グッドなタイミングで銅鑼を鳴らす。1回、2回、そして3回目は頭で?。おいしいです、湯澤さん(笑)
そして再びメンバーがステージに現れ「Get it!Get it!」のテーマに戻って終わる。
いいなぁこーゆーさり気なく凝った展開。プロの成せる技!インプロビゼーションライヴの醍醐味です!

ここでメンバー紹介に、
「ジャジーで粘りのあるサックス奏者」と岩佐さんを紹介する石川さん、なるほど上手い表現だ。いったんステージを降りる岩佐さん。

ツアーを最初から最後までまわったギターの福原さんに「何か思い残したことは?、勝田くんのことでも(笑)」と石川さん。
ステージ上ではファイナルだというのに別の仕事で参加しないサックス奏者勝田さんの悪口大会?(笑)いないとなに言われるか。
福原さんは斎藤ノブさんのバンドつながりで勝田さんと一緒だったことがあるらしく、 「年下だとわかった途端、急に態度がかわった(笑)」とか。シャレですよ、シャレ。

石川さんのMCは続く、
某番組でロンドン土産2つをプレゼントする企画をやったら、応募してきたのはたったの2通だったそうで(笑)
「100%の当選率。ハッピーとゆーかアンハッピーとゆーか…」
聞いたことありません。そんな抽選(^^;

「唯一石川さんが休めるコーナー」といって松崎さんのMCが始まる。
「リキッドルームは緊張します。」という松崎さん。半そでジャケットに青いサングラス。キマってます。

続く真打湯澤さん。
「最終日は何がおこるかわからない。銅鑼がでてくるなんて(笑)」おっとご存知なかったんですね。
「でも銅鑼鳴らして思ったこと…。ご飯食べたい!」(爆)
「ドラムソロの最後の一番テンションあがってるようなところで思い出すのが、そんな日常的なことなんだから、やんなっちゃうよね。」
「でも、
俺もあっご飯できた。って思った。」と石川さん。あなたたちったら…^^;
そしてあの有名なゲームが19日に世に出て、ゲーマーの湯澤さんはリハの帰りに、予約したコンビによって取ってきたらしいんですが、
今ここであけてしまったら、ゲーム猿になってしまう。」無心にゲームマネする湯澤さん(笑)。
「あけませんでしたぁ。
そして今日のためにぐっすり寝ました〜!!」おぉ〜!いいぞ〜!

そーこーしているうちに、
キュートな黒人女性ヴォーカリスト、ブレンダ・ボーンさんの登場。
2月のライヴでも歌ってくださった方。相変わらず
華があって、なのに豪快でユーモアたっぷりで会場をわかせます
「Close To me」しっとりしかしパワフルに聞かせてくださいます。
前半とはうってかわって繊細なピアノも心に響く。

そして、石川さんが
「今日はファイナルということで、もう一人特別ゲストのギタリストを呼んでます。」
え〜!まさか!ちがうちがうそっちに期待しないでくださいって(^^;。
藤井陽一〜!」おぉ。今日はツインギターが聴けるのか、嬉しい。
しかも
藤井さんは「Elements」の中でもお気に入りのギタリストでして、生で聴けるなんんて〜。
始まった曲は
「ARCADIA」ヴォーカルはブレンダさん。さすがに女性に低音はきつそうでしたが、自分のものにされて歌っているというところがすごい。
藤井さんのギターは福原さんとは対象的で不良な感じ?(笑)色気のあるサウンドと言う感じがしました。勢い的にはルークさん系といえばいえなくもないような。

ブレンダさんがステージを後にし、ギターのアルペジオが静かに流れる
「信天翁」です。
藤井さんは12弦と6弦かな、ダブルネックのギターに持ち替えます。
ベースもしっとりと響きそれまでの賑わいがウソのよう…。照明も落ちてオトナのステージに。

石川さんの「次の曲まではあけばあくほどいい。もう若くないから(笑)」というMCを受けて
難曲
「S.T.F」へ。なんでこんなに指が動くんだってほどのベースプレイ。
ドラムとの息もぴったりです。

「mystery from greenman」。
うわっテンポ速い…。福原さんのギターはカチッとはいってきてこの曲に新鮮な感じでおもしろいです。
松崎さん、ローズ使いってききましたが、こーゆーベンダー使ったソロもほんと正確でかっこいいです。ソンケー。

「Tempest」、原題は「もうヤケクソ」?なんとも…(笑)
メンバー総出で、横幅のあるステージが映えます。岩佐さんはソプラノサックスで登場。
今回プログレ色が強く、厚みのある「Elements」からの曲がどう表現されるかも楽しみのひとつだったんですが、
打ち込みもなしに、 原曲のイメージを損なうこともなく、ライヴならではの新しさもあってさすがだと思いました。

とくに「Tempest」には期待もあったので、ボーカルを絡めるとは考えましたねぇ。 生なかんじがよかったです。ブラボ〜!

〜アンコール
ブレンダさんをフィーチュアして、新譜から
「Endless Spiral」
原曲はヴォコーダーを使用していますが、ライヴでは生声。ブレンダさんの声にあうかも。
「Endless Spiral〜♪」のメロディーにあわせて、お客さんの指が宙で円を描く。
迫力のあるドラミング。この曲もライヴならではのアレンジが楽しめました。

〜アンコール2
ベースがメロディを奏でる、聴いたことのあるフレーズ。新譜から
「Film Noir」です。気だるいオトナの作品といった風です。
でもここでも福原さんのギターは個性的かな、印象が変わる。結局ギターは1本で通されてました。 しかしいろいろな音がだせるものですね。
見た目レスポール?でもアーム付きでした。
このピアノ、RHODES風な感じが好きです。

「Skip Jack」
さりげなく入るベース。やがて音が重なり。上手から岩佐さん登場。 軽快なサックスが心地良い。
この曲原曲のバッキングはオルガンなんですが、今回確かピアノでしたね。
パーカッシブルなピアノが違和感なく新鮮でかっこよかったです。


「Film Noir」と「Skip Jack」は本邦初公開だそうで、ラッキー!

いよいよほんとにこれが最後、全員が集まっての
「LOVE FLIGHT」。なんやかんやいってもこれがないと収まりがつかないですかね(笑)。
盛り上がります。ほんとに。一体感も違う。
でも、
すっかりRXの「LOVE FLIGHT」。最後にはたくさんの手があがり、拍手と歓声。
その中、丁寧にお辞儀をするメンバー、固く握手を交わし、さすがに疲れは隠せませんが、安堵感のある良い笑顔。
ファイナルの3時間、そして2ヵ月というツアーほんとにお疲れさまでした〜。お世辞なく(^^;サイコーのステージでした。
ありがとうございました〜。
(2001年7月22日)

※今回、信憑性に自信ないです(^^;。即興性が強かったこともあり、こうだと思ってたものが家で原曲聴きなおしてみるとその楽器がはいってなかったりして…(笑)
でもひとまず自分を信じて書いています。間違いがあったらどんどん指摘してください。
→ということでご指摘いただき、曲順他修正(2001.7.24)
→と思いましたが一部あっていたようなので再度曲順修正(2001.8.10)

聖飢魔IIの音へ