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Album

 


「Kiss of life」

2002.8.1in store
\3,059(with tax)
COCP-31931


主旋律に限らず、バックにも耳をひかれるユニゾンフレーズやソロ的なフレーズを感じ、メロディが全編に流れる作品の印象をもちました。

ジャンルを越えた、私的にはかなりご機嫌な一枚です。よいヘッドフォンで聴いていただきたい。。。

1. Mjollnir (作曲:雷電湯澤 編曲:松崎雄一)  

5拍子。ベースにユニゾンのオルガンが重なると、4つの音からなるフレーズを、1小節ずつオルガンフレーズが辿ったり、逆に8分で刻んだり。手を変え品を変え遊び心がニクイ導入部。

繰り返されたり、昇り降りする規則正しいスケールを並べたベース進行が緊張感を呼ぶ。勢い溢れるプログレ。

2. CORAL(作曲:松崎雄一 編曲:松崎雄一)  

ギターと人の声がアンニュイさを漂わせる7拍子、5拍子のテーマが印象的。プログレ色の強くなった前作「Elements」の流れを汲むような大曲。

フルートがさえずり、ソプラノサックスがギターがウィンド系シンセが泣く、叫ぶ。各リード楽器ソロを活かしつつも挑む、熱いリズムセクションの演奏は聴き応えあり。

3. Riding Higher(作詞:Brenda Vaughn 作曲:松崎雄一 編曲:松崎雄一)  

いきなり縦に打ち付けるリズムが、ご機嫌街道まっしぐら。ギターとベースのユニゾンリフにのったブレンダさんのパワフルなボーカルが炸裂。

かっこよくロックしているオルガンソロは必聴。 ※2月のライヴで披露のあった新曲のうちの一曲。

4. Show of courage(作曲:石川俊介  編曲:松崎雄一) 

切れの良い、ご機嫌なファンクサウンド。印象的なサックスフレーズ。ギターのカッティング、ブラスの小気味よさ。
そこに重なるハードめなギターにホォと唸り、続くクリアで軽やかなピアノソロとのコントラスも楽しい。※2月のライヴで披露のあった新曲のうちの一曲。

5. NEVER SAY NEVER (作詞:Brenda Vaughn 作曲:松崎雄一 編曲:松崎雄一)  

フルートとストリングスのイントロがファンタスティックな世界を予感させる。ざらついたヴォーカルが甘くセクシーな世界を織り成す。切ないミディアムテンポのバラード。
ドラマティックなピアノのアルペジオをきっかけに展開する後半がさらに情熱的。
※2月のライヴで披露のあった新曲のうちの一曲。

6. Avalon HILL (作曲:雷電湯澤 編曲:松崎雄一)  

スペーシーなシンセ音と幻想的なギター、ソプラノサックス。スケールの大きなミディアムテンポな作
品。1.との組曲のような印象ももった。
各楽器の暴れ具合にワクワクする。変拍子、変拍子風、トリッキーなリズムパターンも聴き応えあり

7. Ordinary Days (作曲:松崎雄一 編曲:松崎雄一)  

この清涼感はなんでしょう。という一曲。柔らかなピアノ。歌うサックス。4ビートのピアノソロがくるとは…新鮮な作品。
その中ハードめなギターがRX?

※松崎氏がご自身のHPで個人作品として一部紹介していた曲。素材はそのまま、よりハードにジャジーにRXに受け継がれたという印象を持ちました。

8. SARAH (作詞:Brenda Vaughn 作曲:松崎雄一 編曲:松崎雄一)  

すっきり固めなエレピサウンドのアルペジオにゆったりのったヴォーカル。ボサノバ風にさわやかに展開するアコースティックギターソロ?と思いきやスパニッシュに。
やがてハードでソウルフルな歌声に。ブレンダさんの豊かな表現力、可愛さ、激しさ・・・。ヴォーカルとしての力量をみせつけられる作品。

9. Yggdrasil (作曲:雷電湯澤 編曲:松崎雄一)  

寂しげなテーマをギターやフレットレスベースがなぞる。力強いギター、サックス、ドラムと、儚げなフレットレスベースとのコントラスとの妙技。
ストリングスとレゲエ調なワウなサウンドに載ったピアノソロも、すてきなスパイスに。

(2002年8月4日)


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