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■鍵盤がわかる人のための(ATDV-039)を2倍楽しむ法■

〜プロローグ
 数年前、ACEさんの教則本「ギタリストのための音楽理論研究 鉄人への道」や教則ビデオで、久し振りに音楽理論と向き合いました。
 これまでの人生、理論を勉強する機会は一般の方よりたくさんあったはずですが、もともと興味がないこと、楽譜なんて読めなくてもレコードとか聞いて耳で覚えれば良い、ぐらいに思ってましたから、ホントに雰囲気とその時々の丸暗記で急場(?)をしのいで来ました。
 15年ぶりぐらいに目や耳にする音楽理論、ビデオでACEさんのおっしゃってることが理解できたのは60%ぐらいかな(^^;。系統立てて覚えてこなかったから、ほとんど記憶にないんですよね(笑)。
 それでも、「鉄人への道」は最後まで、さらっとですが通して読むことができましてね。これまで何冊も理論書を読んできましたが、最後までいけたのは「鉄人への道」だけでした。
 音楽理論が理解できないのは、自分にだけ非があるのかと思ったけど、案外書き手側にもモンダイがあったのかも、と勝手な解釈(笑)。でもそれだけ筋道だった説明が私にはわかりやすかった、読みやすかったんですね。
 ・・・といっても、やっぱり理論は難しいです(苦笑)。「鉄人への道」のすべてを理解できているかというと、怪しい部分は多々;。それでも、ちょっと気になったときは、確認のために「鉄人への道」を部分部分で見るようになりました。

 で、そんなある日、60%しか理解できなかった、ACEさんの教則ビデオの言葉が100%わかる・・・気がしてきた(気持ちとしては/笑)のです。もちろん、私はギタリストではないので、奏法になるとお手上げですが、鍵盤に置き換えたときのイメージがつけられるようになってきた。といったらいいんでしょうか。
 今回のDVDの内容についても、おっしゃってることはわかった・・・つもり。ギターは弾けませんけどね(笑)。
 「ダイアトニック・コード」を使って、そのコードの成り立ちと、メロディの関係。使用する音の範囲とか・・・。考え方は、キーボーディストの方でもバッキングやソロを考える時とかにいかすことが出来る汎用的な内容だと思います。

 んが、しかし、ギターソロだろうが、キーボードソロだろうが、普段の生活に密接に関係ある人間はほとんどいないと思います(^^;。
 でも「ギターは弾かないけど、でも、あんなに理論を大切に考えてるACEさんの話がちんぷんかんぷんなのもな・・・。」と、もし思われる人がいらしたら、ここでは、そんな「ACEさんがおっしゃってることが、なんとなくでもわかるとなぁ。」と思ってらっしゃる鍵盤のわかる方向けに、もしかしたら音楽理論をまじめに勉強されてる方は、説明の順番が違うだろう、割愛しすぎてるだろうと思われるかもしれません。しかし、DVDでのACEさん語を理解することに照準を置いて、筆者の解釈と少々曖昧で乱暴かもしれない切り口で、解説をいれていきたいと思います。
*とはいっても、「この説明は誤解を産むだろう」、「さらっとDVDでおっしゃってるけど、これがわからなくて先に進めない。」等ありましたら、ご意見ご質問ください。わかれば(笑)、ご返答させていただきます。
 一応◇basic points◇で、前提としてこれはわかっていた方がよいかも。◇step up◇で、ここまで知らなくても全体の理解はできるかもしれないけど。というものにコメントをいれていく予定です。

 思い立ったときに先を更新して、怪しいと思えば訂正、修正も加えていくかと思いますが、興味があればのんびり、なんとなく、あるときはじっくり見ていってやってくださいませ。

2004年1月24日 音うさぎ れい。

 

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PART1

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I 序章

調性音楽について

これは、もうACEさんがおっしゃってるままです(笑)。

三和音について

3つの音(三和音)で成り立ってるものが、コードと呼べるものの一番基本的な形」だとおっしゃっていました。
「三和音というのは、この4種類しかない。」そして、「響きを確認してみましょう。」といってギターで弾かれたのが以下の4種類になります。

鍵盤で押さえるなら、それぞれ赤丸のついているところ。お手持ちの鍵盤楽器で弾かれると、ACEさんのギターと同じコードの響きがすることを確認できると思います。

(なお気分を盛り上げるために?、解説の鍵盤楽器は、DVDでもリズムだしにつかってらっしゃるACEさんの愛用機と同機種のシンセ、TRITONを使ってみました。/笑)

4種類の三和音とは?

どんな構成になってるの?

長三和音(メジャー・トライアッド)

※ドを主音とした場合、ド・ミ・ソ

ドとミの間には鍵盤が3つあります。
これが長〜い3度<長3度>です。
ミとソの間には鍵盤が2つあります。
これが短い3度<短3度>です。

このように、<長3度>と<短3度>
から成り立ってるのが
<長三和音>です。

短三和音(マイナー・トライアッド)

※ドを主音とした場合、ド・ミ♭・ソ

ドとミ♭の間には鍵盤が2つあります。
これが短い3度<短3度>です。
ミ♭とソの間には鍵盤が3つあります。
これが長〜い3度<長3度>です。

このように<短3度>と<長3度>
から成り立ってるのが
<短三和音>です。

減三和音(ディミニッシュト・トライアッド)

※ドを主音とした場合、ド・ミ♭・ソ♭

ドとミ♭の間には鍵盤が2つあります。
これが短い3度<短3度>です。
ミ♭とソ♭の間にも鍵盤が2つあります。
これも短い3度<短3度>です。

このように<短3度>と<短3度>
から成り立ってるのが
<減三和音>です。

増三和音(オーギュメンテッド・トライアッド)

※ドを主音とした場合、ド・ミ・ソ♯

ドとミの間には鍵盤が3つあります。
これが長〜い3度<長3度>です。
ミとソ♯の間にも鍵盤が3つあります。
これも長〜い3度<長3度>です。

このように、<長3度>と<長3度>
から成り立ってるのが
<増三和音>です。

 

このように<三和音>は、2つの3度音程が重なって(鍵盤でいえば並んで)成り立ってます。長い3度と短い3度、その2種類なので、組み合わせによって、数学的にも「4種類の三和音しかない。」ということなるんだと思います。

その中でも、特に今回は上2つ、「長三和音」(明るい響き)と「短三和音」(暗い響き)をコードとして使う例を中心に、このDVDは進んでいきます。

*「コードフォーム」のお話については、ギターは弦の押さえ方によって、同じ高さの音がでたりしますので、(鍵盤では通常ありえませんが)その辺りの説明という理解で、良いのではないかと思います。(ホントか?^^;)
ストーリーをつくるコード進行のために、その中で適切なポジションを選んでいく必要があると。

◇basic points◇
三和音は1度、3度、5度からできています。ドが主音のファラシドの音階であれば、1度は主音のド、3度は3番目の音のミ、5度は5番目の音のソとなります。

◇step up◇
長三和音の話をしながら、「ド・ミ・ソか、レ・ファ・ラかわかりませんが」とおっしゃったのは、あくまで、ドから始まる音階、ドを主音とした場合が「ド・ミ・ソ」であり、
レを主音とした場合は、長三和音は「レ・ファ・ラ」になるからです。レファラでも(ミソシでも)、上の鍵盤でいうところの、<間に鍵盤がいくつあるか>の関係は変わりません。

(2004.1.24)

コード進行によって”状況設定”ができる
メジャー・コードは”明るい”のか?マイナー・コードは”暗い”のか?

これらは、いずれもACEさんのギターの音をよぉく聞いていただくということで(笑)。それが一番よくわかると思います。

(2004.2.6)

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