「episode26-立ったらアカン」でも書いていますが、師走のせいかあまりにも最近のひどい状況に我慢できないのでまた書きます(要するにここは私のうっぷんを晴らす場所…)。
飛行機は着陸してタキシング、スポットイン…という過程で我慢しきれない客が次々お立ちになります。タキシングの途中あたりで、
「シートベルトのサインが消えるまでくれぐれもお立ちにならないよう…」
と言っているのに、立っちゃうんですよね。たまに本当に飛行機の速度がゼロになって無いのに立つ人もいます。あれって「旅なれた自分っ」て感じで酔っているのかしら?
自分がすっ転ぶだけならいいけど、早々とラゲッジスペースを開けて、荷物を出そうとしたときに不測の揺れでも生じれば、「善良な」乗客に爆弾を落とすことにもなりかねず、しゃれでは済まされません。おまけに、早く支度してもほとんど早く降りることは出来ないのですから、意味の無いバッドマナーの餌食になる方もたまったものじゃありません。
到着してシートベルトサインを消すタイミングは機長の判断に任されていて、たまに、直ちに消す人もいるようですが、ほとんどは10〜20秒くらいは待たされます。多くはこの時間に立っちゃうわけです。
とにかく大阪便はひどいです。観察していると、おそらく自主的に立つ人は数名のはずで、後は他に立つ人を見て釣られ立ちしているんだと思うのですが(街中の横断歩道でもありますよね。みんな車が来なくても青信号を待っているのに、誰かが渡っちゃうと釣られて渡ること)。
今日なんか、飛行機が止まって、乗客がワーッと立ち上がって、皆めいめいの荷物を手にとって、前に詰めて、しばらくして、CAが自分のシートベルトをはずして、それを見た私もシートベルトを外して、さあ、ラゲッジスペースを覗いて…と思ったら、すぐ側のシートベルトサインはまだ点灯してるし…。だからまた、わざとらしく苦笑いして座りました、
「あら、まだ点灯していたんですね…」
と苦笑いのCA。
「…私もつられて早く立っちゃっいました。すみません」
だって。
もう、こういう状況ではサイン、指示のとおりに座っているのは、数百名の乗客の中の数名です。
ロック・ポップ系のコンサート会場で数名いる、のりの悪いお客みたい。まるで、こっちが普通じゃないみたいような気がしてくるから不思議です。きわめてマイノリティ(少数派)な訳で。
もはや数名でルールを遵守しても、安全運行とかには無意味。ちょっと何とかしないといけないんじゃないですかねえ?
追記:
読んだ本によると、江戸時代の天領だったところは、どこも厳しい統治が行われなかったために、お上やルールに従わない気風が培われているそうです。だから…
|