エピソード6 

飛行機墜落さセルラー(仮称)

 うわあ、なんというベタ。一応、照れ隠しに「(仮称)」をつけましたが、いい題名が思いつかないのでおそらくこのままでしょう。

 飛行機に乗られる方はご存知のとおり、機内では携帯電話(Cellular phone)の電源は切ることになってます。パソコン、デジカメ等の電子機器は離着陸時だけ使用禁止、飛行中は使っていいことになっていますが、強力な電波を出す携帯電話は終始電源を切らなければなりません。(作者は以前に着席後、あわてて電源を切ろうとしているところを使おうとしていると勘違いされてスチュワーデスに注意されたことがあったりします。)

 でも、これだけ携帯電話保有率が高い現代、絶対全員が律儀に電源を落としているとは思えません。絶対、何人か何十人かは切り忘れ、または面倒くさがって切っていない人がいるはずです。
 ある人が携帯の電源を切り忘れたためにコックピットの計器が異常を来たして飛行機が墜落したらどうするんでしょうね。ある意味、過失致死行為です。誰の携帯が原因で墜落したかはわからないでしょうが…。墜落しないにしても、異常を示す警報等が誤動作して飛行スケジュールに影響したら?やはり損害はかなりのものになるはずです。

 おそらく、こういうと、「そこまで、目くじら立てなくても…。実際、トラブルは起きてないのだから」という意見もあることでしょう。とすれば、航空会社が「携帯の電源を切れ」というのが大げさなのでしょうか。本当に携帯電話が飛行機を墜落させるというリスクがあるのなら、ボーディングゲートに検出用のアンテナを置くとか、防止法はいくらでもありますからね。そういう対策が一向にとられないところを見ると、実は携帯電話の影響はとるに足らないものなかもしれません*。

 

*以前、コックピットに案内された乗客がデジカメのスイッチを入れたところ計器が誤動作した、という記事を読んだことがあります。また、携帯電話から発せられている電波がけた違い(わずかながら脳みその温度を上げる影響が指摘されていますし、アンテナにつけるアクセサリがどこにも接続されていないのにビカビカ光ることからわかるはず)であることから察するに、実際のところ、キャビンからでも影響しうる可能性は否定できないでしょうね。

ページのトップ


Copyright(C)2003-2004 Tsucchy. All right reserved.

メールをTsucchyに送る。