楽園鍾乳洞,西海楽園,金鍔次平衛隠れ洞窟

●交通●
JR長崎本線「長崎駅」下車。
「長崎新地」(バスターミナル)から、長崎バス「桜の里ターミナル」行きで終点まで55分。 「桜の里ターミナル」から、さいかい交通 「板の浦」行きへ乗り換え、終点まで53分。 「板の浦」からは、さいかい交通 「瀬戸−大田和−横瀬−大串線」に乗り換え、23分の「七ツ釜鍾乳洞入口」下車。 徒歩5分。 同じ「大串」行きでも、「瀬戸−下山−大串線」では、鍾乳洞は通りませんのでご注意下さい。

車の場合は、長崎市内からシーサイドラインの国道202号線を 景色を楽しみながら北上すること1時間30分, 高速利用の場合は、西九州自動車道「佐世保大塔IC」から30分でで鍾乳洞に到着です。 鍾乳洞とパーキングは、国道を山側へ数百メートル入ったところにありますが、 西海楽園と七ツ釜鍾乳洞の大きな案内板がありますので、見落とさないようにして下さい。

 七ツ釜鍾乳洞の向い側に、高さ40mの西海聖観音像を中心とした祈りとやすらぎのテーマパーク「長崎西海楽園」があり、 その園内、石灰藻がつくりだす化石の森の地下に楽園鍾乳洞≠ヘあります。 奥行き的には、百数十mといった所ですが、七ツ釜鍾乳洞の探勝後に訪ねると、 鍾乳石の豊富さ,美しさに、思わず目を見張ってしまいます。 鍾乳洞は、照明完備の水平洞で、園内には様々なレジャーランドもありますので、お子様連れでも楽しめます。

所   在
  長崎県西海市西海町中浦北郷2549
営   業   休業中.
料   金    
駐 車 場
    2007年9月現在 




 



石灰藻球 石灰岩

[Brief Note]

 今から二十数億年前、 葉緑体を持った単細胞の藻類が現れ、光合成により地球上で初めて酸素を作り始めました。 藻類の中でも特に体の中に炭酸カルシウムを多くふくんでいる藻類をまとめて、 石灰藻と呼びシルル紀示準化石にもなっています。 七ツ釜ケイブシステムを発達させた石灰藻球石灰岩は七ツ釜砂岩層中に発達しており、 今から、およそ3000万年前の暖かい海で形成され、大陸の移動によって今の位置に運ばれた後、 火山活動によって隆起し、現在のように大量の石灰藻球の化石を露頭する台地を作りました。 右の写真は、西海楽園のもので、ひとつひとつの石灰藻球は、小学生の握りこぶしくらいあります。 球状体を作っている藻類は一種類ではなく、 テングサの仲間のイシモや ウロコイシ,サンゴモ等 数種類の石灰藻が、 浅い海で球体を作りながら成長し発達したものです。 浅い海では、珊瑚も同時に成長しますが、七ツ釜では珊瑚の化石がほとんど見つかっておらず、 石灰藻だけが集中した珍しい化石となっています。


'02.05


  行ってきたよメール
楽園鍾乳洞にも行きたかったのですが, 七ツ釜鍾乳洞の切符売り場のお姉さんに聞いても,悲しいかな,「さあ〜,この辺ではココしか鍾乳洞は知りませんけど〜」という返事。
西海楽園入り口はロープが幾重にも張り巡らされ厳重に閉鎖されており,あわよくばと期待していたのに残念でした。 鍾乳洞だけでも再開してもらえないものでしょうか。
[2010.9.13 いつじろうさんより
「西海楽園」自体は、2007年9月18日から休業となっています。 レジャー施設や動物園は利用できませんが、2008年1月頃は「料金箱」に何某かの料金を入れて 園内を車で鍾乳洞入口まで入ることができ、照明完備の洞内を探勝できたようです。 現状はNGとのこと。 御報告ありがとうございます。

七ツ釜鍾乳洞向かい側の建物の右側から狭い上り坂を進むとデッカイ観音様がある、 さらに真っ直ぐ進むと左手に仏像が並んでいる。 そしてお寺?(中には500羅漢がある)、右手にはいろんな仏様(不動明王等)があって、そのすぐ近くに門がある。 門の近くの下り階段が入り口。 20〜30m位で行き止り。 仏像が安置してある。 基本的に無人なので料金は、入り口の箱に一人300円入れてと書いてある。 どうやら、この場所は、遊園地だったらしく敷地内にはゴーカードのコースらしき跡や、寂れたスワンボートがある。 ちょっと怖い、異様な雰囲気でした。
[2006.5.28 MAKIさんより
西海楽園の入場料、昔は1000円、5年前は500円で、今は100円。 鍾乳洞は別料金で300円と言うことでしょうか。 もとが、仏教のテーマパークですので、沢山の仏像に囲まれた中に鍾乳洞がぽつんと口を開けていて、確かに人気がないと畏怖の念に襲われてしまいますね。



2,3行で構いません。鍾乳洞を訪れた際の皆さんの感想や情報をE-mailでお寄せ下さい。
それぞれの鍾乳洞のページに掲載させて頂きます。
休園後の入洞可否の情報やその際の料金,照明の具合等の情報も お待ちしております。

 - 2002.6