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鬼の唐門





 中国山地のほぼ中央、広島県の東北部に位置する「帝釈峡」は、石灰岩台地を 帝釈川が侵蝕してできた 18kmに及ぶ大渓谷ですが、 「雄橋」,「雌橋」と呼ばれる石灰岩がくりぬかれた天然橋は、 その昔、帝釈天に「橋を造れ」と命じられた、男女の鬼が造ったと伝えられていたり、 「鬼の唐門」,「鬼の岩屋」など、鬼にちなんだ名前の付いた特異なカルスト地形が広がっています。

 白雲洞のすぐ隣、帝釈峡の支流にかかる「鬼の唐門」は、古い時代の鍾乳洞が崩落して入口だけが残った地形と考えられています。 また、門の上には覗き窓よろしく「鬼の窓」と呼ばれる高さ4mの穴も開いています。 この場所には、地下水流が約170万年をかけて溶食した上下2層の鍾乳洞がありましたが、 地下水流の溶食により下側の鍾乳洞の天井が落とされた際に、上の鍾乳洞も一緒に崩れ落ちてしまいました。 現在残る高さ8mの鬼の唐門は、くぐリ抜けが出来ます。


所   在
  広島県 庄原市 東城町帝釈宇山 (旧:比婆郡東城町)
見   学   自由
料   金   無 料
交   通
JR芸備線「東城駅」から 備北交通の 「始終」行バスで25分。 帝釈下車 徒歩15分。
広島バスセンター からなら 備北交通 東城駅行き、 高速バス(2時間15分)も便利です。
※バスの時刻表は、 備北交通のHP >>路線バス>>東城廃止代替バス でご覧頂けます。
※東城駅〜始終の路線バスは、休日運休となります。 休日は、東城駅からタクシーで20分。
※神竜湖と帝釈を結ぶシャトルバスは廃止されました。
車の場合は、中国自動車道 「東城インター」から 県道23号線を庄原方向へ20分。
駐 車 場
  帝釈第1,第2 合わせて 乗用車 330台 (平日のみ無料)
  GW,お盆休み期間,紅葉シーズンは、平日も有料(400円)のようです。
2020年10月現在



 ナカオさん2018/10/28

 次にすぐ近くの鬼の唐門に行きました。 水の流れもなく普通にくぐって来ました。 他に人もいなく少しパワースポット的な感じを味わいました。 その後、日本一の天然橋であり、世界三大天然橋の雄橋を見てきました。 綺麗にくる抜かれた石灰岩の固まり。一見の価値はありました。  
 雄橋は鍾乳洞がそれほど好きではない家族と出かけた時には、帝釈峡観光の外せないスポットなんですが、 帝釈第2駐車場から徒歩で30分(往復1時間)、白雲洞からでも20分かかりますので時間と体力の余裕をもって出かけないと途中で連れが萎えちゃいますのでご用心。 大自然が造った景観を楽しみながら歩きましょう!

 Yasさん2011/6/25

 白雲洞と一緒に訪れました。 雨ということで少々水が流れていましたが、歩けないことはありませんでした。 後で上帝釈のお土産屋さんで「水が出ていたでしょう?」と聞かれたので、本降りだと結構流れるのかもしれません。 
 鬼の唐門に水流とは、話を聞く側としては勝手にステキな光景を想像してしまいますね。 唐門がまだ立派な鍾乳洞だった頃に石灰岩を侵食していた水流が往時そのままに流れている光景とは似ても似つかないものでしょうけど、やっぱ鍾乳洞には水流がお似合いかと思います。 お土産やさんもご存知とは、有名な光景なんですね。

 兵庫県 森脇さん2006/8/28

白雲洞から少し下ったところにあり、帝釈川の支流にかかる天然橋です。遊歩道からちょっと上ったところにあるためか、ほとんどの人は雄橋に向かって通り過ぎ、見向きもしません。

 鬼の唐門、妙な傾きを持った鍾乳洞だったんですね。 至る所に鍾乳洞が点在している帝釈峡では、陥没鍾乳洞には人が集まらないなんて、 残念な気もしますが、同時代の鍾乳洞と考えられている「白雲洞」と「鬼の唐門」、 何が二つの鍾乳洞の運命を分けたのかじっくり観察してみて欲しいものです。
写真を提供してくださった 森脇さんのHP(帝釈峡探検記)へはこちらからどうぞ。




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じじいが出かける際の参考にもさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

  - 2006.11
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