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DOA2 HARD CORE(タイトル)

多分、本当に最後のDOA2です〜

●DOA2 HARD・CORE

 さて、長々とお送りしましたDOA2紹介シリーズ(?)ですが、これで最後になります。結構、時間が掛かったんですけど、テクモが画像が用許可出してくれなかったら、みんな無駄骨になっちゃいますね。うむむ、それだけは何とぞご勘弁を〜(と書いてみる) 許可、出なかったらテキストだけで公開してみようかな。画像がないとショボくて後悔しそうな気はするけど。

 え〜、DOA2 HARD・CORE(DOA2 HC)は2000年12月に発売されました。当分、購入予定はなかったのですが、ちょっと思うところがあって(あと、ここに書きたかったこともあるし)、つい先日、購入したものです。買ってみて気が付いたのですが、名称がDEAD OR ALIVE2からDOA2に変えられているんですね。昔(DOA2が出る以前だと思った)、オフィシャルBBSでDEAD OR ALIVEの略称について話題が出たときに、オフィシャルの席ではDEAD OR ALIVEと略さないようにしていると、板垣さんが書かれていたのをなぜか思い出しました。個人的にはデドアラが好きだったんですけど〜<略称

 続編ではなく、こういうリニューアル版(?)のリリース自体、Team NINJAでは初めてのことのような気がします(各地域別に内容は進化させ続けていたけど)。PS2版はPS2発売初期に合わせて開発されたこともあって、PS2の性能をフルに生かしきれなかったということもあったでしょうし、より進化したDOA2の最終形を遊べるようになったことは、DOAファンとしては歓迎すべきことでしょうね。

 
HARD CORE、パッケージ&レーベル  DOA2 HCのパッケージ&レーベルです。初回限定があったかどうか知らないのですが、いずれにしても初回版ではないでしょう(多分)。

 DOA2 HCに関して、BBSの板垣さんの書き込みによると、JP PS2、DOA2 HCはわがままを通してもらったとのことです。最後のDOA2はとにかくかすみだけにしたかったから、数種あったポスターも、全てかすみなのだとか。

 このパッケージ、特にDVD-ROMのレーベルを見て、『やっぱりそうなのかな』っと思ってしまいました。どう思ったのかは後ほど… そう考えるとやっぱりこのパッケージは特別なんだろうな〜と思ってしまいます。これまで発売されたDOAシリーズの中では、このピクチャーレーベルが一等好きです。

 
 タイトル画面とモード選択画面です。今まで見慣れたDEAD OR ALIVE2の文字から、シンプルなDOA2に変わったので、タイトル画面の印象はかなり違う気がします(何となくアメリカン?)。また、DOA2 HCではオープニングも一新されており、なおかつオプションで在来のオープニングも選択できるという、至れり尽くせりな仕様になっています。

 モード選択も増え、国内DC版にあったインターネットはなくなりましたが、バトルレコードとコレクションというのが追加されました。バトルレコードとは戦った状況を一定時間、記録できるものです。これはこれで楽しそう〜 編集とか出来たらもっと楽しそうですが、編集は多分、出来ません(まだそんなに遊んでいないので分からないだけかも)。
 
HARD CORE、タイトル&モード選択画面
 コレクションはサバイバルモードで拾ったアイテムが集められるようになっているものです。何か深い意味でもあるのでしょうか?

 あと、国内DC版の売りとなっていたUPS(ユーザープロファイルシステム)も、ちょっと強化されていて、サバイバルモードの履歴で、『○○歩あるいて、△△個のアイテムを集め〜 良いところまで来たが、投げをきめられた』など、ユニークな評価文が入るのが面白いかも。全員(100人)倒すと、どんな評価文が付くのかな〜

 
HARD CORE、ステージ選択画面  ステージもPS2版、国内DC版で追加されたステージを含んでおり、更にタッグバトル用に新たなステージが追加されていたり、九龍っぽいステージは拡張されていたりします。まさに目一杯、詰め込んでいるっという感じです。

 
 キャラクター選択画面とゲーム画面です。キャラクター選択画面も心なしか、ライティングが更に豪華になっているような気がします。コスチュームは国内DC版から更に1つ2つくらい、追加されているようです。

 また画像で分かるとおり、DOA2 HCではゲームの速度をノーマルとターボから選べるようになります。ターボでは今までの2割り増しの速度で動くそうです〜 この速度だとコンシューマ版のホールドコマンドでも、反応では取りにくくなったり…するのでしょうか?(対戦経験がないのでよく分からない) 処理速度に余裕があるPS2ならではのスペシャルオプションでしょう。

 下はDOA2 HCで追加されたステージです。この画像だと分からないと思いますが、やっぱりライティングがすごいんですよ〜 派閧ネ画面は好みは分かれそうですけど、やっぱりスゴイ綺麗。これでVGAで見られるなら、ホント、言うことないんですけど… Xbox&DOA3はVGAに対応してくれているといいんだけどなぁ…
HARD CORE、キャラ選択&ゲーム画面

 BBSでの板垣さんの書き込みによると、Team NINJAでのPS2の使いこなしは、既に円熟期に入っているそうです。何でも、DOA2 HCの各種エンジンは、PS2の性能を最高に引き出すものの1つで、ここから何かを上げれば何かが下がるっというような状態なのというお話でした。もっと性能に余裕があるのかと思っていたのですが、その言葉通りなら、DOA3の移植はやっぱり無理そうかも…?(まだまだ先の話ですが〜)

 細かな技の特性までは把握し切っていませんが(元々、感覚でプレイするタイプですし)、大体、国内DC版と変わりないような印象です。また、攻略本を買うまで気が付きませんでしたが、少しだけ技が追加されているようです。ティナの下斜め後キック(レッグカット)、ザックの前パンチキックキックキック下キック(インフェルノシフト)などがそれで、結構、戦略に幅が出てくるかもしれません。

 そうそうDOA2 HARD・COREの攻略本ですが、知っている限りでは、ソフトバンクのとメディアワークス(電撃攻略王)のものがあります。私は元々、ソフトバンク派なので(Beepが大好きだった影響からか)、基本的に複数、攻略本が出ているときには、ソフトバンクのそれを買うのですが、今回はメディアワークスの方(DOA2 HARD・CORE 公式攻略ガイド、1750円)を購入しました。

 ソフトバンクの方は、PS2版の攻略本の加筆修正版らしいことが、本の表に書かれていたので、今ひとつ、食指が動かなかったのです(ビニールが巻かれていたので、中身は読めなかった)。対するメディアワークスの方は、PS2版のそれとは全然異なっていて、かのバーチャファイターリミックス(VFの伝説的な?攻略本。1つ1つの固有技のモーションが、多重露出のような感じで収録されていた)のように、1つ1つの固有技を画像に収録してあるのです。さすがにバーチャファイターリミックスとは違って、1つ1つの技へのコメントとかはないのですが、全ての技のモーションをこういう形で収録してあるに驚いて、思わず買ってしまいました。ただし、技の画像のPageが多いので、攻略の中身の濃さでは、ソフトバンクの方が上かもしれません〜 (PS2版の本を見る限り、攻略という意味では、ソフトバンクの方が上みたいな気がする)

 
HARD CORE、タッグ桙フステージ選択&勝ちポーズ  タッグバトル専用ステージ選択画面と、タッグで使用可能なnewステージでの、ゲンフー&エレナの勝ちポーズです。タッグ用ステージということで、今までのステージのような複雑な多層構造とかにはなっていませんが、多少の高低差はあったりします。

 やはりTHE DANGER ZONEばかりだと、殺風景ですし飽きちゃいますしね。従来、サバイバルもチームバトルも、そしてタッグバトルも、全てTHE DANGER ZONEの人工照明の下でしか遊べませんでしたから、自然光(野外ステージ)でタッグでステージが遊べるというのは、心理的にかなり新鮮なように思います。結構、大きなメリットだと思うんですけど、いかがでしょう?

 
 バトルレコードモードを使うと、静止画像が撮れることに気が付いたので、タッグ投げの画像を追加しておきます(やっぱり取り説、読むのって大切)。タッグ用新ステージでC6アインをいたぶる(笑)、C7かすみとC8エレナです。

 下の方はタッグバトル終了後、流れるスタッフスクロール&リプレイのダイジェストの画像を撮影したものです。画像を止められないので、ブレブレですが、イメージは伝わるかと(^^; このリプレイエンディングは、タッグバトルとタイムアタックモードでクリアーした後、VF2のそれと同じような感じで流れます。

 どちらもオフィシャルBBSなどで、クリアーしたあと、あっさり終わって面白くないなど、エンディングの要望が出ていたので、それを反映してくれたのでしょう。この辺はDCでは無理で、PS2だから対応出来たっという感じなんでしょうね。
新タッグステージでタッグ投げのシーン
タッグバトルクリアー後のスタッフスクロール

 
HARD CORE、エレナ勝ちポーズ

 最後は毎度お馴染み(?)、C2エレナの勝ちポーズです。やっぱり微妙に綺麗なライティングがされているような気がします〜 技などの特性はざっと触った限りでは、国内DC版と同じっぽいです。

 下の画像はエレナの追加コスチュームはこの2つです。左がC7で国内DC版にもあったC6の色違いです(国内DC版の色もある)。何となくライダーっぽい? 右はC8で国内DC版には入ってなかったタイプです。ちょっとC2と似ていますが、胸元の辺りとか別物です。
 
 
 さすがに最後のDOA2だけあって、この他にも手が入っています。ゲーム中に出る文字は6ヶ国語、キャラクターの声は英語と日本語から選べます(デフォルトが英語なのでビックリした)。またストーリーモードでは通常のエンディングの他、全キャラのストーリーモードをクリアーすると、もう一つのエンディングが出ますが、これは純粋にDOA2で遊んでくれたプレイヤーへの感謝の気持ちだと思いました。

 今まで国内DC版DOA2を持っているのなら、DOA2 HCはそれほど要らないかもっと思っていましたが、遊んでみて考えた変わりました。これはDOAファンの人にこそ、買って欲しいな〜と。きっちり仕上がった最後のDOA2ですから。恐らくDOA2でやりたかったことは全て実現しちゃったのではないでしょうか。PS2の性能もほぼ最高に引き出してしまったみたいですし。もちろん、落ち着いた絵柄&見やすいVGAのDC版DOA2は買った上での話ですよ(笑)

 さて、話を初めに戻しまして、DOA2 HCのピクチャーレーベルを見て何を思ったのかなのですが… 一応、エンディングネタバレになりますが(もういいよね?)、ストーリーモードのかすみ場合だけ、ラスボスをやっつけると同時に白くフェードアウト(?)して、そのままスタッフスクロール。で、スクロールが終わった後、山の高台に咲く一輪の花がアップになり、かすみの声で『帰ろう…里へ帰ろう…』という一言で終わります。初め、私には、何のことやらさっぱり分かりませんでした。

 以前、オフィシャルBBSにプレイヤーの方が書き込みされていたのですが、その方の考察によれば、かすみはラスボスと戦って負けたか相打ちとなり、魂になったかすみの心は、遠く離れた忍の里へと飛んでいき、里を見下ろし高台に一輪の花となって、里を見守っている…ということではないのか?というような内容の解釈がなされました。

 言われてみれば確かにその通り、辻褄がピッタリあいますよね。どういう理由であれ、抜け忍(かすみは半死半生にさせられた兄の敵討ちのため、DOAで抜け忍になっている)に対しては、例え霧幻天神流の頭首になるはずだった人物であろうとも、掟によって生してはおかないだろうし、例えラスボスに勝ったのだとしても、里に帰るということは、イコール、死を意味しているはず。また、ラスボスを倒した後に白くフェードアウトしているというのは、かすみの思いがそこで尽きたっというか、そこで終わってしまったことを暗示しているのではないでしょうか。

 そう思って今回のピクチャーレーベルを見ると、ようやく心を落ち着かせ、静かにそして永遠に休むことが出来る、かすみの姿に見えるんですよ。もしそういうことなら、板垣さんが日本版のDOA2 HC、最後のDOA2だけは、わがままを通してでも、かすみだけで飾りたかったというのも分かる気がします。

 板垣さんのかすみに対する思い入れはとても深くて、かすみがいなかったらDOAはなかったかも…というようなことも、確か以前に発言されていたくらいです。それは単純にプレイするキャラクターとしてだけではなく(もちろんかすみ使いらしいですが)、かすみというヒロインを作り上げ育ててきたプロデューサーとしての親心というのもあるでしょう。

 また3D格闘ゲー初の美少女かすみを作り上げた技術者としての拘りもあるのかもしれないですし、もしかしたら、一緒にDOAを作り上げてきたという気持ちもあるのかな〜 以前、何かで読みましたが、DOAキャラの中で、かすみが一番、処理的に重いので、かすみを動かして処理落ちしたりしなければ、他のキャラでも問題が出ないと判断出来る、つまり、かすみはベンチマーク的キャラとして、DOAを支えてきたという面もあるようです。なので、ある意味、DOA2までのDOAというのは、かすみの存在とともにあり、DOA≒かすみっと言える部分があったからなのかもしれないな〜と、思ったりします(私的想像)。

 
 DOA3でのエレナの続投は決まったそうですが(これまたBBSで発言していたので間違いないかと。口を滑らせたとのことでしたが〜)、かすみに関しては明言を避けているのも、そういう設定になっているからなのかもしれません。あと、声優の方が休業していることも、影響あるのかな〜という気もしますが。

 今回、PS2版DOA2 HCを買った理由の1つは、DOAのPageを作るに当り、最後のDOA2を見てみたかったこともあるのですが、上記のことが気になって…というのが実は本音だったりします。そろそろ、かすみを休ませてあげてもいいと思うんですよ。最後のDOA2で、永遠に休ませてあげても。

 なんて騒いでいて、全然、的外れな予想だったら笑っちゃいますね(^^; いや、その方が目出度いので、外れたらみんなで笑いましょう。

 最後に、隠し要素についてですが、DC版と同じく、大まかなところがテクモのサイト内で公開されていますので、うちでは省略しました(細かいことは載っていないですが〜)。もし、テクモのサイトから削除される時がくるようなら、後生のために(?)、追記するかもしれません〜

 ★追記★
Mainichi INTERACTIVEのGame Questにも、感想(というか説明に近い)を送りました。Oliveraie 〜オリーブ園〜内に、Game Questに送った感想一覧ページを作りましたので、お暇な方は更なるテキスト地獄におつき合いください(笑) テキストだけで説明するのはとっても大変〜(あと、かしこまった書き方も、またまた大変〜)


 ★DOA3発売後の追記★
 いや〜、外れましたね〜、かすみ死んじゃった説(笑) DOA3でかすみに会えたのですから、こりゃ〜、目出度いってものです。DOA3の設定では、第2回DOA大会の優勝者というか、ラスボスを倒したのはハヤブサということになり、かすみの意味深なエンディングはメインストーリーとはなりませんでした。

 何かで読んだのですが、何でも今までのDOAのお話は、DOA2で一旦、お話を終わりにし、DOA3からはキャラクターを総入れ替えの上、新しく作り上げるっというプランがあったようです(そのためのヒロインがヒトミだったという話も…?)。ですが、今まで育て、築いてきたキャラの人気を白紙に戻すのは得策とは言えず、また、ファンもそれを望んでいないであろうとのことで(この辺、超うろ覚えです)、DOA3は従来のキャラクターがそのまま出演する形に落ち着いたとか。

 DOA2開発当時、どちらに話が転んでも良いように、ハヤブサエンディングをメインに据えつつ、DOAのストーリーを一旦、終わらせる場合の伏線として、かすみエンディングを入れておいたのでは?っというのが、私的想像です。まあ、何にせよ、キャラ総入れ替えにならなくて良かったな〜っと、ファン的には喜んでおります〜


本サイト及びこのページで使用しているDEAD OR ALIVEシリーズに関わる画像は、事前にテクモ株式会社の許可を得た上でWebで公開したものであり、これらに関わる全ての権利は、テクモ株式会社に所属します。またこれら画像を許可なく複製、配布、販売などを行うことも禁じられていますのでご注意下さい。DEAD OR ALIVEオフィシャルページへリンク

 

2001/05/14 作成
2001/06/01 少しだけ追記
2001/11/12 Game Questのことを追記
2002/06/11 DOA3発売に伴い追記


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