2.アプリケーションが作られるまでの手順 - Programming Process -
それでは簡単な例として 1 から 5 までの階乗を計算するアプリケーションを作ってみましょう。
A.コンパイラのダウンロード - Get Compiler -
LSI C-86 Ver. 3.30c試食版 (エル・エス・アイ ジャパン) *[フリーソフトウェア集]にあります
ダウンロードしてきたファイルを解凍して任意のフォルダにコピーします。
ここでは、インストール先を c:\lsic\ として説明していきます。
まず、c:\lsic\ にある read.me と readme.1st を一応読んでおいて下さい。
また、この LSI-C コンパイラ以外にも Inprise 社 の C++ Compiler でも可能です。その場合は次を参考にしてください。
Borland C++ Compiler でやってみたい! |
B.コンパイラの設定 - Set up -
LSI C-86 超簡単セットアップ (Vector Software PACK)
自分で設定する場合は次のようにします。
c:\lsic\bin\_lcc をメモ帳などで開いて下さい。そして、青文字の部分を次のように設定します。
# LSI C-86 compiler's configuration file
-DLSI_C
-XC:\LSIC\BIN -LC:\LSIC\LIB\S -IC:\LSIC\INCLUDE -T -O
-acdos.obj $LSICOPTS
& #Command line argument will be inserted here
-lknjlib -ldoslib -v
あとパスを通しておかないと都合が悪いので、autoexec.bat を編集してパスに c:\lsic\bin を追加しておきます。
・・・・・
SET PATH=E:\WINDOWS;E:\WINDOWS\COMMAND;C:\LSIC\BIN ←付けたす
・・・・・
再起動しないと内容が反映しないので、一度再起動して下さい。
これでコンパイルできる環境が整いました。
C.コンパイルする - Compile -
#include <stdio.h> /* プロトタイプ宣言 */ int iFactorial(int iIn); void main(void) { int iDat, iRet; for(iDat = 1; iDat <= 5; iDat++) { iRet = iFactorial(iDat); printf("%d! = %d\n", iDat, iRet); } } int iFactorial(int iIn) { if(iIn == 1) { return(1); } else { return(iIn * iFactorial(iIn - 1)); /* 再帰呼び出し */ } }このソースをダウンロードして下さい。
ソースファイル fact.c ( lzhで圧縮 272bytes )
ファイルを解凍し、MS-DOS プロンプト(*)で解凍したファイルのあるフォルダに移動し次のようにします。
MS-DOS プロンプトって…どうするん? |
lcc fact.c
正常にコンパイルされればエラー表示はでません。エラーがあるとその原因が表示されます。
今回エラーが出た場合、設定が間違っていることになるので再度確認して下さい。
エラーがない場合も Dir コマンドなどで fact.exe というファイルが作られていることを確認して下さい。
D.実行する - Execute -