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卵形なんて言うなー!(笑)
 

 うちのサイトの名前、正しくは"Oliveraie 〜オリーブ園〜"と書くのですが、もちろん名前の由来はジェニーフレンドドールのオリーブです。私がInternetにつなぐようになった頃は、着せ替え人形について扱っているWebサイトは、まだあまり多くなくて(Webサイト自体、少なかった)、ジェニーやエクセリーナ、マリーンなど人気ドールはともかく、我らがオリーブ(謎)に至っては、画像を探すこと自体が困難でした(少なくとも私は見掛けたことがありません)。当園を開設したのは、当時、Web上でお付き合いのあった方々との交流目的というのもありましたが、オリーブの画像がないなら、自分で公開しよう!という意図もあってのことだったのです。

 その後、個人ファンサイトに対するタカラの方針転換やら、善人を装った転売屋やら、まあ色んなことがありましたが、それも遙か昔のこととなりました…。タカラはタカラトミーとなり、ジェニー系ドールは激しく衰退、地方のオモチャ売り場には、置かれないこともしばしばだったり…。私も今は買ってないですね。というか売ってない物は買いようがないというか。お人形に関しては、基本的に実物を見て納得して買いたいタイプなのです。まあ、数的には一生分のお人形が手元にあるので(謎)、ちょうど良いとも言えるかも?なのですが…。

 さて本題。先日、Webを漂っていたところ、980円で売られているポータブルデジタルミュージックプレイヤーに接近遭遇!。とはいえ、つい先日、ZEN STONEのスピーカー内蔵モデルを手に入れたばかりで、そんなに音楽再生デバイスを買ってもなぁ〜と、初めは思ったのですが、そのプレイヤーの名前がなんとDigitalOlive(←音が出るので注意)。

 オーリブ、おりーぶ、デジタルオリーブって何のことよ!?。オリーブがデジタル化したというと、ゴジラがメカゴジラになったようなものだったり?(意味不明)。私、オリーブという名前には、ちょっと心を動かされてしまうようなのですね(笑)。ということで、ビックカメラ.comにて、お買い上げと相成りました〜。

 
DigitalOlive、シルバーとマットブラック ということで届いたのがこちら。送料がもったいなかったので、結局、銀と黒を頼んでしまいました(笑)。ホントはピンクのが欲しかったのですが、私が見たときには既にありませんでした。シルバーの方も程なくして売り切れ、黒は現時点(2009/02/10)でもまだ在庫があるようです。黒はちょっと力強すぎて、可愛い造形には似合っていないかな?。あとオリーブをイメージしているのだったら、オリーブの実の色のも作れば良かったのに…(いやネタ的にはありかもしれないけど、色的に見栄えはしないかな?)。

 形がオリーブの実に似ていることからDigitalOliveと名付けたのだとは思いますが、これって卵形といった方が、世間的には分かりやすいですよね、多分。実際、アメリカではX-EGGという名称で販売されており(ちなみに販売元のX2Genは潰れてしまったらしい(^^;;;)、また韓国ではi-EGGという名前で販売されていたようです。また名前こそ違いますが、XE689Gという型番は日米共通の模様(i-EGGについては不明)。

 想像になりますが、これらはどれもOEMで、本当に企画・制作したのは台湾のOTiなのだと思います。オフィシャルサイトにあるとおり、DigitalOliveのデジタルオーディオ用チップの開発はOTiですし、デザイン関連の受賞に記載されている企業名もOTi。まあどのみち、製造はMADE IN CHINAなのですが〜。しかしアメリカ版や韓国版のDigitalOliveには、スピーカー筐体部にロゴが入るんですよね。私的にはこれって格好悪いと思う。シンプルな造形美が台無しとまでは言いませんが似合ってないですよ。ああDigitalOliveには変なロゴが入ってなくて良かった〜♪。

 この画像だとイマイチ分かりづらいですが、銀のものはスピーカー筐体部が光沢のある塗装されていて、本体部とスピーカー開口部は未塗装なプラスティックの質感です。黒の方はスピーカー筐体がゴムっぽい感触のつや消し黒で、本体部とスピーカー開口部が光沢のある黒で塗装されています。特に光沢ありの黒塗装はテカテカ光って綺麗です♪。黒の方が安っぽさは感じないと思います。

 
DigitalOlive、付属品一式の図と、ZEN STONEとの接続の図 付属品ですが、簡易マニュアル、取り説(取り説も簡素なものですが)の他、ACアダプターと3.5φのステレオミニプラグケーブルが付きます。ACアダプターは大きく重いタイプのもので、スマートなDigitalOlive本体とは対照的。これを携帯してどこかに行くのは、ちょっとなぁ〜という感じ。うーんもうちょっと小さなものだったら良かったのですが〜。ミニプラグケーブルは長さ20cmくらいの短いもので、これは私的には重宝しそうな予感です。

 DigitalOliveは他のデジタル・オーディオ・プレイヤー(DAP)などの外部スピーカーとして利用することも出来ます。ということで、先日、購入したばかりのZEN STONEとつなげてみました。この際、注意点がありまして、オフィシャルのFAQにも明記されているのですが、DigitalOliveの本体電源を入れてから、背面の外部入力端子にケーブルを挿さないと正常に作動してくれません。また外部スピーカーとして使用する際には、DigitalOliveの音量調整機能は使えないため、DAP側で音量調整する必要があります。

 そうそう、背面の外部入力端子とACアダプターの端子のサイズが、ほとんど同じなので、間違えて外部入力端子にACアダプターを差し込まないように!。

 
DigitalOlive、USBメモリを挿した図と、本体底面の図 本体上面にはUSBポートがあって、ここにUSBメモリを挿すことが出来ます。手持ちのUSBメモリにMP3ファイルをコピーし挿してみましたが、ちゃんと認識されMP3のファイルが再生されました。仕様としては16GBまでのUSBメモリをサポートしているそうです。なお海外のレビューを機械翻訳に掛けて読んでみたところ、USBを使って再生する場合は電力消費が増える傾向にあるみたいです。

 USBメモリを使用している際、本体SDカード側の音源では正常に作動するのに、USBメモリ側の音源だと再生できないこと(再生が途中で途切れ、SDカード側に切り替わる)があるのですが、この現象も、USBメモリ使用による消費電力の増加が原因かもしれません。というのも、この症状が現れた際、電池を取り換えると直ったりするんですよね。想像ですが、本体SDカードの音源を再生するには、バッテリーの残りが充分でも、USBメモリを使用するには不充分ということが、時折、発生するのでは?と(曲の冒頭の静かなシーンはちゃんと再生しているのに、サビの大音量を発するシーンになると、途切れたりすることが多い気がするです)。

 本体底面にはシャッフルボタンと、それを囲むように小さな足が作られています。丸い楕円形本体は、見るからに安定性がありませんし、この小さな足では本体を支えるには力不足。固くて平らな場所であれば自立(?)しますが、置き場所が斜めだったり、柔らかなクッションの上なんかだと、コロコロと転がってしまったり…。この辺はデザインとの兼ね合いで仕方ないところですね。なお、シャッフルボタンは長押しにより、メディアの読み込み先をSDカードとUSBに切り替えるためにも使います。

 
DigitalOlive、ZEN STONEとUSB接続中の図 USBメモリが使えるなら〜ということで、今度はZEN STONEをUSBケーブルでつないでみたのですが、USBメモリと同じように認識し、ZEN STONE内のMP3ファイルが、DigitalOliveのプレイヤーで再生されることを確認しました。他の機器でもUSBマスストレージクラス対応のものなら、同じように認識してくれるかも?。

 あとZEN STONEをUSB接続している時は、当たり前かも?なのですがUSBポートから電力供給がされてるため、ZEN STONEが充電されることも確認しました。ちょっと画像だと見難いのですが、よく見るとZEN STONEのLEDが光っているのが分かると思います。なお、この画像ではACアダプターを使っていますが、DigitalOliveを電池駆動してる状態でも、同様に充電が行われるのを確認しました。

 なので、DigitalOliveをUSB電源(?)の代わりとして使用できるかもしれませんが、恐らくそういう用途を考慮して作られてはいないと思うので、何かしら不具合が出るかも知れませんし、どの程度の電力供給能力があるのかなども不明です。今回はテストのため短時間、接続を行っただけで、ZEN STONEを満充電にはしていません。なお電源供給は前述のシャッフルボタンを長押しし、メディア読み込み先をUSB側に切り替えないと行われない仕様のようです(ただUSBポートにZEN STONEを挿しただけでは、ZEN STONEのLEDは点滅しませんでした)。

 
DigitalOlive、SDカードスロットと、電池ボックスの図 こちらはスピーカーを分離した後のプレイヤー部本体で、上面にはSDカードのスロットと、分離時のみ使用できるアナログなボリュームコントローラがあり、底面には単4電池×4本の電池ボックスがあります。

 SDカードですが、オフィシャルのFAQなどに拠れば、SD1.0が2GB、SD1.1が4GB、SDHCは8GBまで対応とのこと。DigitalOliveはファイルシステムについて、Fat12/16/32/2Kをサポートしているそうなので、FAT32でフォーマットしたSDカードなんかも読み込んでくれるのかな?(実験していません)。

 乾電池について、オフィシャルのFAQには、マンガン、アルカリ、オキシライドが使用可能とあり、アルカリ電池を使用した際の連続再生時間は約7時間とのこと。ニッケル水素充電池については、対応とも未対応とも書かれていませんので利用は自己責任になりますが、愛用しているセリアの単4形ニッケル水素充電池で試したところ8時間強の連続再生が可能でした。ただしこの時は音量は大きめで、電池は普段、個別に使用中だったものを流用したため、やや不利な条件でのテストになっています。

 ちなみにアメリカ版DigitalOliveのX-EGGですが、あちらのAmazonの商品説明では、"Portable operation uses optional 4 AAA batteries for up to 16 hours play"と、なぜか16時間も電池が保つことになっています。またこちらの紹介記事では、『ほぼ同等のスペックで再生時間だけ「14-16時間』となっています」とのことで、Webを漁ってみたところ、商品説明の中に"14-16 hours of continuos playback"と謳ったものがありました。ホントはオフィシャルなX2GenのWebサイトでスペック確認出来れば良かったのですが、何しろ潰れちゃってますので…(^^;;;

 しかし、どう見ても同じ製品なのに、電池の保ち時間に倍以上の開きがあるというのは謎です。ということで、実際に、単4アルカリ電池を買ってきてテストしてみました!(ダイソーで売っているサンヨーブランドのもの)。結果なのですが、音量ほどほど〜最大にて使用して、きっかり12時間の連続再生が可能でした(ホント、謀ったようにピッタリと12時間で止まったので笑ってしまった)。最後はノイズがザザザっlと入ったと思ったら、そのままプツン!という感じで電源が落ちる感じです(実際にプツンという音がする分けではないです)。

 これでもアメリカ版の14-16時間というスペックと差がありますが、それも少し音量を絞った状態でテストを行えば手が届きそうな感じ。また私の部屋には暖房がないため、低い室温の中、テストを行ったのも足を引っ張った可能性があります。ということでこの件、日本のカタログスペックが過小であると私的には判断しました。 以前、ここでレポートしたことのあるTDKのCDキャリングケース型モノラルスピーカーなどもそうでしたが、カタログスペックの電池の保ち時間を過小表示する理由がよく分かりません(どちらも誤差なんてレベルじゃないと思う)。クレームに備えての防衛策なのでしょうか〜?。また他のポータルスピーカーの類はカタログスペックと実際の電池保ちに、どの程度の差があるものなのでしょうか。興味深いところではあります。

 
DigitalOlive、スピーカーと本体の接点の図と、分離して設置した図 DigitalOliveはプレイヤー部とスピーカー部を分利して使うことが出来ます。一体型として使用している際には、赤○で示した接点で、スピーカーに電気を流しているようで、分離して使用する際は、青○の部分に収納されているコードを引き出し、プレイヤー本体背面のスピーカー接続端子に挿して使用します。コードが巻き取り式になっているなんて、何か凝ってますよね〜。この状態なら、プレイヤー部上面のボリュームが使えるので、音量調整が楽になります。

 実は私が買ったオリーブのうち黒い物の方は、一体型として使用する際、ちょっとでもスピーカー部に力が掛かると、音が出なくなってしまうという状態でした(そ〜っと置いて使う分には大丈夫なのですが、手で持ったりすると片方のスピーカーの音が途切れる)。恐らく、この接点の接触不良なのだと思うのですが、黒はプレイヤー部が光沢のある塗装がされているため、その分、スピーカーの填り込みが少し浅くなり、それが原因で接触不良が起きやすいのかも(ただしこの塗装のためか、スピーカーの分離or合体は黒の方がスムーズ。銀の方がきつくはまっている感じで取り外しづらいデス)。

 で、ビックカメラのサポートにTELして事情を説明したところ、初期不良として対処して頂けることになり、在庫確認&確保の上、配送業者へ代替品との交換を手配、何と翌日には交換品を手元に届けてくれました(不良品はその場で手渡して返送。宛名書きの必要もなくて楽ちん♪)。交換品の送付料と返品の返送料だけで、売値の980円を突破してしまいそう…。ちょっと申し訳ない気持ちにになってしまいましたが、ビックカメラに対する好感度はグッと上がりました。機会があれば優先的に利用したいです。ということで、DigitalOliveを手に入れたら、この点は初期不良のポイントとしてチェック入れた方が良いかも?です。
 
 
 気になる音質に関してですが、私はあまり細かいことは分かりません。なので、以下は軽〜く話半分で聞いて頂きたいのですが、私的印象では結構、いい音が鳴っていると感じます。もうちょっと細かくいうと、高音は割と綺麗。真ん中当たりの音域は、一部苦手なところがあるのか、弱く感じることがありますね。あと一部の低音はこもったように聞こえる部分があるようで、ドラムの音がポコポコと聞こえることも…。

 日本ではほとんどレビューが引っ掛からないので、アメリカのAmazonのレビューとか、ウォルマートのレビューなどをチェックしてみましたが、"the speakers sound surprisingly good"とか"Sound is great!"など、音質に関しては概ね好評のようです。ただし子供用などの目的で購入しているような記述もみられるので、あくまでそういう用途では不満がない音、価格の割には満足できる音が出ると解釈した方が無難でしょう。

 さてDigitalOliveの欠点なのですが、これがいっぱいあります(苦笑)。まずレジュームがないこと。電源を入れると毎回、同じ曲が最初に流れることになります。曲の再生順ですが安いDAPにはありがちな、曲を記録メディアに転送した順というもので、もちろん(?)プレイリスト等には対応していません。フォルダに入っている曲も認識しますが(一応、孫フォルダまでは試してみました)、フォルダスキップはなく、前後1曲ずつ飛ばす機能しかありません。

 再生モードはオールリピートまたはシャッフルのみで、フォルダ内リピートも、1曲ごとのリピートもありませんし、曲の早送りや巻き戻しもありません。またシャッフルというのが曲者で、毎回、同じ順番に曲が掛かるという、ちっともシャッフルじゃない謎な代物なのです。安いDAPではランダム再生が弱く、(シャッフルと異なり)同じ曲が頻繁に掛かったりなどはありがちですが、さすがに毎回、同じ曲順というのは、あまり聞かないような気がしますね。

 まだあります。プレイヤーにヘッドホン端子がなく、スピーカーでしか音を鳴らせないのは、使用時の用途をかなり狭める結果になっていると思います。また一体型で使用する際、音量の調整は、曲の前後移動のボタンを長押しすることで行うのですが、これが非常に使いづらい!。ちょっとだけ音量を下げようとボタンを押す時間を短めにしたら、曲のスキップになってしまったり、かといってボタンを長めに押すと、一気に音量が変わってしまって音小さすぎ!などなど、いつまで経っても好みの音量に調整できなくてイライラ!とか。しかも曲のレジュームが効かないのと同じように、音量設定も次回起動時には初期設定(多分、最大)に戻ってしまうという…。

 何でこんな仕様にしたのでしょうかね。ボタン長押しで音量調整モードに入ったらLEDの色を変え、一定時間、曲スキップを無効にする。音量調整時の変化を緩やかにする。最低でもこれくらいはやらないとダメでしょう。ファームウェアのアップグレードで対応出来そうな内容ですし、Digital Oliveはファームウェアのアップグレード出来ることを機能の1つとしてアピールしているので、メーカーにやる気があれば対応があってもよさそうなものですが、結局、ファームのアップグレードは一度も行われなかった模様で、また既に商品寿命を迎えた商品ですから、今後も改善されることはないのでしょうね。

 前面に状態を示すLEDがありますが、これがいつも点滅しているのも、チラチラして目障りです。せめて再生中は点灯する仕様にするべきでしょう。またPC用スピーカーなどで使用する向きには、まずDigitalOliveの電源を入れてからケーブルを挿さないといけないという仕様がネックになります。PCの電源を入れる→DigitalOliveに挿してあるケーブルを抜く→DigitalOliveの電源を入れる→DigitalOliveにケーブルを挿す、というのを毎回繰り返す…ちょっとありえないですね。DigitalOliveは、一時的に外部スピーカとして使うには良いのですが、場所を固定して外部スピーカーとして常用するには向かない仕様なのです。

 以上、似たような指摘はアメリカのレビューでも見られますから、私だけが不満タラタラ〜という分けではないと思います。DigitalOliveの欠点の多くはプレイヤー部の仕様の部分なのです。せっかく大容量のSDカードが安くなったのに、プレイヤーがこの仕様ではそれを活かすことが出来ません(せめてフォルダスキップだけでもあれば…)。日本での発売当時の価格は5,980円。2007年度グッドデザイン賞や海外のred dot design award 2007というのも受賞しており、またソフマップでは先行予約を開始とニュースリリースを発表するなど、それなりに力を入れていた製品のようです。何とも勿体ないですね…(細かいことですが、グッドデザイン賞、red dot awardとも、名称が"DigitalOlive"ではなく"Digital Olive"で登録されています。というかなぜオフィシャルサイトや販売サイトの表記が、DigitalとOliveの間にスペースを入れないのかが謎)。

 DigitalOliveはお買い得なのか?。プレイヤーとしての仕様に欠点があることを分かった上で、使用する用途ある人にとっては980円以上の価値があります。例えば何人かの仲間で旅行に行く場合など、スピーカーから音が鳴れば面白いこともあると思いますが、本体は結構、大きめですし、夜、寝付けなくて1人で曲を聴きたいときにイヤホンが使えないとか、不便なのが目に見えてます。だったら普通のDAPにポータブルなスピーカーを別途持っていった方が便利。車で移動しての家族でピクニックとかなら役立ちそうかな?。

 自宅で使うにしても、立派なミニコンポがあれば、そちらの方が良い音が鳴るでしょうし、PCで曲を管理しているなら、PCで音楽を聞いた方が手っ取り早いかもしれません。なので、人によっては使えて便利というシーンがないかもしれない…。投げ売りとなってしまったのは、機能や仕様の点も足を引っ張っていると思いますが、商品の立ち位置自体をよく考えていなかったからという気もします。

 でも980円ですからね。この価格ならオモチャとして買うのもありだと思います。投げ売られてバーゲンプライスになってはいますが、DigitalOliveはだだの安かろう悪かろうなミュージックプレイヤーではないので、この価格なら損したとは感じないと思う。昔、デジカメなどで使っていた半端なサイズのSDカードを有効活用なんて用途にも良いかもですね〜。あとポータブルUSB電源として使えるかなど、色々、試して遊ぶというのもありかと。もし壊れても、この価格なら諦めがつきそうですし。

 で、私はというと、実は買ってかなり満足しています。1つは電池駆動にして冷蔵庫の上に置き、台所で曲を聴いたり、別の部屋へ持ち運んで使ったりしていて、もう1つは自室の窓際に置いてACアダプターで駆動し、音楽を聞いたりしています。私の場合、ラジオの録音をPCで行っているので、USBメモリにも対応しているというDigital Oliveの仕様は便利なんですよね。

 さて、使いこなす上でのアドバイスを少し。まずメディアに最初に転送する曲は、イントロが静かな曲にすること。起動時は音量が大きい設定(多分、最大)になっているので、出だしから大きな音が流れる曲だと、いきなり大音量で再生されてしまいます。最初にイントロが静かな曲を入れておけば、いきなりの大音量に見舞われることもなく、余裕を持って音量調整を行えます。またいつも同じ音量で聴くのなら、予め、MP3GainでMP3ファイルの音量を下げ調整してしまうのも手かも。

 次ぎにフォルダ単位で大きく曲をスキップしたい場合は、シャッフルを上手く利用すること。GB単位のメディアにたくさんの曲を入れた場合、通常の前後移動による曲スキップでは、ボタンを連打しまくらないと、目的の曲まで辿り着けないことも多いかと思います。この点はシャッフルを上手く使うと、多少、手間が省けるかも?。具体的には、まずシャッフルに設定してから曲移動ボタンを押し、目的のフォルダに収録されている他の曲を呼び出す。次ぎにシャッフルを解除してから、通常の曲移動操作で目的の曲を探し出す。こんな感じ(この方法は、ある程度、曲をフォルダ分けしておかないと無意味)。

 あと上に書いたとおり、この機械のシャッフルは全然シャッフルにならないので、シャッフル前提での利用であれば、曲転送時にシャッフルしてくれるようなフリーソフトを利用すると良いと思う(検索するといくつか見つかると思います)。なおオフィシャルのFAQでも触れられていますが、曲順を変えたい場合は、一度、メディアをフォーマットしないと上手くいかないらしいので注意。この手の転送順に再生するプレイヤーを使ったことがある人はご存じかも?と思いますが、単純にメディアからファイルを削除しただけの場合、その後、転送順を変えて同じファイルをコピーし直しても、曲順が削除前の位置になってしまうものがあったりするのですね。

 魅力的な外観に、ダメ過ぎるプレイヤー機能のDigitalOlive。生産はとっくに終了済みですから、安価に手に入れるならこれが最後のチャンス!(かも?)。興味を持たれた方はビックカメラ.comに急げ!(3/2で販売終了となったようです)。それでは最後に…オリーブしゃん好き好き〜(*^^*) ←(うーん久しぶり(^^;)
 
DigitalOlive、スピーカー筐体内側のゴム☆追記
 使っていてちょっと気になることがあったので追記します。DigitalOliveのスピーカーを分離するとスピーカーの合体面(?)内側に、ゴムのような物(防振ゴム?、それとも滑り止め?)が4つ付いているのが見えると思います。

 赤○で示した部分がそうなのですが、これは差し込んであるだけのようで、うちで使用している際、このゴムが抜け落ちてしまいました。見つけたら、差し込み直せば問題ないのですが、なくしてしまうとやっかいなので、スピーカーの脱着の際には気を付けた方が良いかも?。接着するのも手かも知れませんが、もし特殊な素材で出来ているようだと接着剤が効きにくいかも?。
 
☆追記その2
 デジタル・オリーブを使うようになって、早二年。いつも据え置きで使っていた黒バージョンに問題発生!。黒バージョンは、上にも書いてあるように、本体外装がゴムっぽい塗装というか処理がなされているのですが、これが劣化して、ペタペタ&柔らかくなってしまいました。

 いわゆる加水分解というやつなのでしょうか…。 プレイヤーとしての機能の方は全く問題ないのですが、手に持ったとき、ちょっと粘つく嫌な感じに〜(涙)。取りあえず、ベビーパウダーをまぶしてペタ付きだけは抑えましたが、うにゅ〜っと柔らかい感触は改善されるはずもなく…。

 感触が気持ち悪いので、爪で引っ掻いてみたら、あらら、剥げちゃいました!(^^; こうなったら全部、剥ぎ取ってやる〜と、バリバリ引っ掻いてみたのですが、そうそう簡単に綺麗になったりする分けもなく、まだらにゴムが残った醜い状態に…(トホホ)。

DigitalOlive、黒バージョンの劣化したゴム塗装を綺麗に うーんと悩みつつ、目に止まったのが、100均で売っている、アルコール除菌のハンドジェル。こんなので綺麗になったら苦労しないよね〜などとつぶやきつつ、表面に塗ってみたら、これがあーた!、何かゴムが溶けているっぽい感触が…!。

 ヌチャっとハンドジェルを付け、馴染ませるように撫で回した後、ティッシュで拭き取るというのを、2、3回、繰り返したら、すっかりゴムは溶けてしまい、プラスティックな地肌が剥き出しになりました。爪を立てて、過度にガリガリしてしまった部分は、ちょっと傷になってしまいましたが、うにゅ〜な感触とはサヨナラです♪。

 しかし、何が効いたのでしょう?。普通に考えればアルコールかな?という気がしますが、ハンドジェルの成分を見ると、"エタノール(約63%)、水、PG、グリセリン、カルボマー、TEA、トコフェノール"と書いてあるので、それ以外の成分が効いた可能性もあったりなかったり?。価格も安いですし、何よりジェル状なので、使い勝手が良いのも、ポイント高いです。

 まあ、今更、このDAPを買う人って、そうそういないと思うのですけど、もし黒いデジタル・オリーブを使用中の方で、外装ペタペタに悩まれている方がいらっしゃいましたら、トライされてみるといいかも?です。プラスティック剥き出しなので、ちょっと滑りやすくなりますが、思いの外、綺麗になっちゃいますよ〜。あとあと、もしデジタル・オリーブを中古で買おうとか、思われている方がいらっしゃいましたら、黒や避けた方がいいですね(このゴムっぽい外装は、黒バージョンのみなので)。

2009/02/10:作成
2009/02/12:一部修正&追記
2009/02/13:アルカリ電池の連続再生時間を追記
2009/02/18:スピーカー内側のゴムについて追記
2009/03/03:ビックカメラ.comにて販売終了に伴い修正
2010/03/16:USBメモリ使用時、再生が途切れる件について追記
2011/02/22:黒バージョンの表層ゴムの劣化について追記

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