のっぽパンが発売されたのは、私が確か小学生の頃。物心付いた頃からあった〜っという分けではありませんが、スーパーのパン売り場には、ずっと当たり前のように売られていた、細長〜い菓子パンでした。 先月くらいだったでしょうか。エヌビーエスの事業再編に伴い、スーパーなどへの卸を終了するっというニュースを見掛けたので気になったいたのですが、その時点では、のっぽパンの扱いに付いては未定っという話でした。 しばらくしてから近所のスーパーのパン売り場にも、エヌビーエスのパンの取り扱い終了の告知が貼られるようになり、のっぽパンはうーんどうなるんだろう???っと、ヤキモキしていたのですが、先日、Webでチェックしてみたところ、のっぽパンのファンサイトに生産終了との情報が…(なんでオフィシャルに書いてないんだろう) のっぽパンが製造終了するなんて、まさか〜!!!っというか、あるのが当たり前の存在だったので、そういう発想すら、2007年の6月まで、全くありませんでした。 ちなみに私、ただ今、絶賛ダイエット中なのでありまして、この数ヶ月、食べるパンと言えば8枚切りの食パン、それも何も付けない、いわゆるドライでしか食べていません(ブルース・ブラザーズでエルウッドが"ドライ"って注文するんですよね〜。あれ、格好良いなぁ〜。一度、私もやってみたい)。 っという分けで、本来なら菓子パンなんて御法度なのですが、さすがにのっぽパン終了となれば話は別。近所のスーパーへ行って買ってきました(近所のスーパーは7/25で取り扱い終了なので)。向かって左がスタンダードなのっぽパン、右がピーナッツ仕様のつぶピーのっぽです。はぁ、これが最後かと思うと寂しい。何とも言えない喪失感です。 |
中はこんな感じ。別段、特別な素材を使っていたり、特殊な製法を用いているようなパンではないと思います。形こそ細長〜く独特なのですが、要はコッペパンにクリーム挟んだだけのシンプルな菓子パンです。 Wikipediaを見ると、中のクリームはバタークリームとのことですが、何て言うんだろう…、割とオイリーで、甘くて美味しいです。カスタードクリームよりずっと好き(なのでクリームパンは、菓子パンの私的ランキングの中で、最下位の方にランクされる)。 割と細く長いので、手で小さく千切って食べるのには、実に食べやすいパンだったりします♪。そう言えば、昔ののっぽパンは、上下にクリームがはみ出ていたというか、パンからしみ出たクリームが、パッケージの内側にくっついちゃったりしていましたが、いつの頃からか、そういうこともなくなりましたね。 |
のっぽパンって、本当の商品名は『のっぽ』だったんですね。今回、Webで情報チェックしてみて初めてしりました(^^;;; だって子供の頃から、ずっと『のっぽパン』って呼んでいたから…。そもそものっぽパンがローカルな商品だと知ったのって、大人になった後のことだったりもします(普通に全国で売られているものだと思っていた)。 ちなみに菓子パンの例に漏れず、のっぽパンも結構なハイカロリーだったりします(スタンダードなのぽパンで363.7kcal)。ダイエット中なので、チョコレート以外のお菓子や菓子パンの類は、この頃、ずっと食べていなかったこともあるのですが(チョコ部員なので、チョコレートだけは止められない(^^;)、久しぶりに食べたのっぽパンは、めちゃめちゃ甘くて美味しい!、そして懐かしい味でした。 昔、のっぽパンって、クリームの量に物凄いバラツキがあったんですよね。手でもって明らかに重いものがあったので、それを探して買っていた記憶があります(だから太るんだ(^^;)。オフィシャルサイトを見たところ、昔、のっぽパンは手作りで、クリームも手で絞っており、予想外のヒットにより、腱鞘炎になった社員が続出したとのこと。だから明らかにクリームの量にバラツキがあったんですね〜。 NBと言えば沼津ベーカリー、そしてキリンのイラストが描かれたパッケージの、長い長いのっぽパンの存在は、私のとっては当たり前の存在、日常の光景だったのですが、その当たり前に唐突に終焉が来てしまいました。はぁ、ショックだわ。 今後、エヌビーエスはバンデロールなどに注力するとのことだそうですが、何とかラインナップに、のっぽパンを入れて欲しいものです(もちろんキリンのイラストも活用して欲しい。ビニール梱包はあり得ないから、キリンのイラスト入りの紙袋とか)。あ〜、その時には、ぜひローカロリー仕様ののっぽパンも開発して欲しいかも…。 2008/05/28追記: 皆様、既にご存じのことと思いますが、04/26、静岡駅の駅ビルパルシェに、のっぽパン専門店がオープンし、幻の味が遂に復活を果たしました。当初は売り切れでなかなか買えなかったようですが、先日、復活したのっぽパンが、ついに我が家にもやってまいりました。 パッケージデザインが若干変わり、各種のっぽの違いは、シールによる表示になりました。この点と袋の閉じ方(針金みたいなので括って止めてある)は、マリンパルの怜奈さん的には、この点、大いに不評だったようです。 確かにそれぞれの味に、それぞれのパッケージデザインがなされていたことを考えると、つまらないなぁ〜というのは分かる気はしますが、スーパーなどへ卸していた昔と、パルシェ店1店舗のみでの販売となった今とを比べると、生産規模が全くことなっていますから、仕方ないことだと思います。 ノーマルのっぽを3本ほど食べてみました(画像を撮影した時点で、既に1本、食べちゃったため、写っているのは2本になってます(^^;)。以前と比べ、パン自体は、若干、しっかりしたというか、硬いような印象を受けます。 かつてののっぽは、もうちょっとフニャっとした生地だったような印象が残っているのですが、最後に食べてから、もう時間が経っているので記憶違いなのかも…。あと生産工程が異なるため、多少、違いが出ているのかもしれませんね(パン工場とベーカリーの差?)。 クリームの方は記憶通りの、のっぽクリーム(謎)で、あ〜、やっぱりのっぽパンだなぁ〜と一安心。現在、ダイエット中にも関わらず、2日でパクパクと頂いてしまいました(^^;;; あ〜、ホントに復活して良かったなぁ。末永く静岡の味として、続いて行って欲しいと思います(あの〜、出来ればローカロリー仕様のものも何とか)。 バンデロール -エヌビーのベーカリー事業会社(?) のっぽパン -Wikipedia のっぽワールド -ファンサイト 2007/07/25:作成 2008/05/28:のっぽパン復活に関して追記 |