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では、F3の詳細、続きです〜
 

 
F3、ファインダーを外したボディ上面 ファインダーを外したボディを上から覗いてみた状態です〜

 レンズから入りクイックリターンミラーで反射された光は、このファインダースクリーンで像を結びます。この状態では左右が反転されており、これをファインダーのペンタプリズムで反射して、左右正像に戻して見るわけです〜

 ファインダースクリーンはこの状態で簡単に交換できます。F3の場合、22種類のスクリーンが用意されており、私が愛用しているのはマット式に方眼が入っているE型です〜

 そうそう、F一桁シリーズのファインダー視野率は約100%となっています。つまりフィルム面に写る範囲ほぼそのままが、ファインダーで見えるという仕様で、F一桁シリーズのセールスポイントの1つでしょう。反面、ネガフィルムを同時プリントしたりする場合、多少、カットされてプリントされるため、ファインダーで見た時には写っていたのに、プリントしたら切れちゃった〜っということも起こったりします。
 
F3、ウエストレベルファインダーを付けたところ こちらはウエストレベルファインダーを取り付けてみたところです〜

 ちょっと見づらいかと思いますが、これは↑の状態に囲いを付け、拡大用のルーペが付いただけの代物で、画像は左右反転となっています。なので動くものなどを追うのは辛いです。

 上から覗く形なので、ローアングルでの撮影などでは役立ちそうです。あと、動きがない人の自然な表情を撮る際には、結構使えるかも。ほとんどの人には、カメラは目の前に構えて撮影するという概念があるので、このファインダーで上から覗き込む体勢は、撮影していると悟られにくいのです。
 
F3、裏蓋を開けたところ ボディの裏蓋を開けたところです〜

 コンパクトカメラを見慣れた方にとっては、ちょっと変に見えるかも?ですが、一眼レフの場合、シャッター幕で遮光されており、撮影時には、この幕がスリットを開き、す〜っと移動してフィルムを感光します。
 
F3、シャッター幕 こちらはシャッター幕のアップです〜

 F3のシャッター幕は厚さ0.02mmの純度99%以上の純チタンなのだそうです。シャッター幕は右から左に移動する横走行式で、縦走行式シャッターと比べて、スピード的には不利なものの、合理的で信頼性は高いみたいです〜(実はよく知らない)
 
F3、ストロボ装着時 こちらは専用ストロボSB-17をセットしたところです〜

 こんな感じで巻き戻しクランク周りを覆ってしまうのは、何となく特殊チックで楽しいのですが、使い勝手は悪いです(笑)

 本体とレンズ、ソフト革ケースは親に買ってもらったのですが、ストロボを自前で買ったため、手に入れたのは翌年のお正月になりました〜

 ちなみにしばらく前にアルカリ電池を抜き忘れて収納してしまい、盛大に液漏れしてしまって、現在、使用不能となっております。皆様もアルカリ電池の恐怖には気を付けてください〜

 電池の接点が溶けてしまったものの、幸い、メカ自体は機能するようなので、自力で何とか使えるようになりそうです。ストロボはある意味、消耗品なのですが、壊れてしまったらこれはこれでショックでしょうね。
 
 
F3、マニュアル F3とレンズのマニュアルです〜

 相当、年季が入っているので、ボロボロですが、一応、読めないこともないです。昔の代物なので、社名は当然、日本光学工業株式会社っとなっていいます。読み方は『にほんこうがく』ではなく『にっぽんこうがく』が正しいみたいですね〜
 
 
 F3はついにラインナップから外れてしまいました。細かなパーツ類も段々と手に入らなくなっていくかと思います。実はうちにはモータードライブがありません。働くようになってから、いつか買おうと思っていたのですが、モータードライブ内蔵のカメラを買ってしまったので、今ひとつ、F3用のモードラを買おうという気持ちになれず、時間が経ってしまいました。何しろお値段が…(61,000円也)。幸いモードラとHPファインダーについては今後、6年間程、販売が継続されるということらしいので、いずれは手に入れたいな〜っと思っています。モードラをセットしたF3の姿は、単体の状態と比較して、確かにスパルタンで、別の魅力があるように思いますし。ちなみにモードラもジウジアーロがデザイン担当とのことです。

 銀塩カメラはこれからどこへ行くのでしょう。コンパクトカメラの代わりになりそうなデジカメは、そろそろたくさん見られるようになってきましたが、35mm一眼レフのようなシステム、レスポンスを備えたものは、極めて高価なものが出始めたというところで、まだまだ庶民の手には届きそうもありません。現状の一眼レフがそのまま使える『シリコンフィルム』のようなものが出てくれれば、今あるカメラたちがそのまま使えて、個人的にはめっちゃうれしいのですが… あの大きさの半導体を作るのは割に合わなさそうですね。

 何はともあれ、お疲れさまでした〜 これからもよろしく!っと、うちのF3には言いたい気持ちです。


2000/11/03

オマケ
ファインダースクリーンの交換


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