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これぞ傑作! 私的Dreamcast最高Game
(更に言うなら私的史上最高アクションゲーかも)
 

 前々からジェットセットラジオ(JSR)は書きたいと思っていたのですが、つい先日、Xboxで続編(かな?)であるジェットセットラジオフューチャー(JSRF)を開発中とのアナウンスもあったばかりで、ちょうどいい機会かと思いまして、よっこらしょと重い腰を上げつつPageを作ってみました〜

 え〜、Gameのスクリーンショットについてですが、これらは全て、JSRのオフィシャルサイトに掲載されているものです。個人サイトでの画像利用許諾に関しては、オフィシャルサイトに掲載されているものについてのみ認められるとのことですので、ここに載せているものも、全てオフィシャルサイトに掲載されているものです(なので、オフィシャルサイトをチェックすれば、意味ないという話もある)。ホントは自分で撮影したいところですが〜 でも、ゲーム中にポーズすると、マップ画面になっちゃうから、綺麗な静止画は撮れないか(^^;

 いずれにしても画像利用許諾を一切しないのに比べれば、128倍くらいありがたいですね〜 画像が一切不許可なようだったら、Page作ろうとは思わなかっただろうな…うんうん 今後、個人HomePageでの画像利用に対し、より柔軟に対応してもらえるよう、ユーザーからもずんずん、リクエストするべきでしょうね〜
 
シブヤチョウ、バスターミナル(?)エリア  JSRの舞台はシブヤチョウ、コガネチョウ、ベンテンチョウの3つ、それぞれ、3つくらいのエリア(?)に分かれていて、ステージによって、1つのエリア内だけの場合や、3つのエリア、全てを含む場合があったりします。左の画像は一番最初にプレイする、シブヤチョウの駅前バスターミナルのエリアです〜

 地方の人間なのでよく分かりませんが、実在する場所とかなり似通っているらしいです〜 もちろん、どこへでも行けるわけではなくて、箱庭みたいな感じなんですけど、その中でかなり自由に遊ぶことが出来ます。
 
 画像はバスの上に乗っているガムですね。当然(?)、バス、トラック、乗用車など、車の上にも自由に乗ることが出来ます。あと、走っている車の後に掴まって、車に引っ張ってもらうことも可能です(画像、入れたい〜)。

 このゲーム、かなり難易度が高いと言われているのですが、必ずしもそうとも言えないと思うんですけど… 確かに最近はユーザーフレンドリーな(悪く言えば軟弱な)Gameが多くなりましたが、昔、ファミコンで遊んでいたGameって、これくらいの難易度は平気であったと思うのです。

 決して理不尽ではなくて、慣れてくれば何とかなる&それが気持ちいい!です。諦めずに取りあえず、1周してみてください。ダメだこりゃ〜と思った時には、また次の日にプレイするといいかも? 本当に面白くなるのは2周目、3周目からです〜
バスの上に乗るガム
 
グランドするコーンとエアーを決めるビート  上が滑り台をグラインドするコーン、下がエアーを決めるビートですね。
キャラクターたちは『新開発ネチリウム単ゼロ電池使用のオーバードライブ磁気モーター式スケートシューズ』を履き、街中を疾走しながら、グラフティ(世間で問題になっているスプレーによる壁画)を描いていきます。

 このスケートシューズ、非常に性能が高くて、手すりやガードレール、更には地下鉄のレールなど、レール状のものなら、大抵、グラインドすることが出来ます。グラインド中は通常のダッシュよりも速いスピードで走ることが出来、更に敵の攻撃を受けないというメリットがあります。

 で、ある程度、スピードが乗っているところでジャンプをすると、エアートリックを決めます。グラインドから出すのが普通かも? グラインド→エアー→グラインドと途切れることなくトリックをつなげていくと、点数がグッとアップしていきます。

 あと画像がないのが残念ですが、垂直の壁に向かってジャンプすると、一瞬、壁を滑走することが出来ます(ウォールライド)。これが使えるようになってくると、俄然、JSRが楽しくなってきます。グラインド→ウォールライド→そこからジャンプ&方向転換→グラインドに戻る〜なんてことが出来るようになると、無限トリックが完成する分けですね。こうなると中毒必至なんですよ〜うんうん
 
 実際にもそうですが、街中にグラフティを描くなんて、もちろん犯罪です(^^; (ちなみにゲームのデモ画面でも警告が出るですよ〜) 悪人は当然、ケーサツに追われます。ケーサツは発砲もしますし、ヘリや戦車まで出てくる始末… なにしろ『ガキを蜂の巣にしろ!』ですもん。

 ケーサツのコスチュームやパトカーの仕様などは、意図的にややレトロ調にしているとのことです。新しいものは古くなっちゃいますが、古いものはいつまでも古いままですからね。
ケーカンから逃げるビート
 
グラフティを描くコンボ  グラフィティを描くコンボですね。
グラフティには3種類の大きさがあり、小さなものはLトリガー一回で描けるので、走りながらでもOKですが、中、大については、コマンド入力が必要なので、敵に追い掛けられながらだと、かなり厳しいです〜

 描くグラフィティは街中に落ちている(?)グラフティソウルを拾うことにより増えます。あと、ユーザが描いたものやメーカーから提供されたものをオフィシャルサイトからダウンロードできるほか、DreamPassportを使ってJPEGをVMに保存すれば、それを使うことも出来ます〜(大きさや縦横比に制限があるけど)

 自分の好きなキャラクターとかを街中にでかでかと描くことが出来るのは、これまためっちゃ楽しいです〜 現在、うちではFV1のハニーの画像をPCで加工して使っています。
 
 キャラクターはどれも一癖ある連中ばかり… 私のお気に入りは珍しく主人公(なのか?)のビートです。右の画像の彼ですね〜 『オーケイ!』って感じでしょうか。女の子ではビス、キューブが可愛いと思う。特にキューブはクールな感じだけど、ステージクリアーの時に笑うのが良いんですよ〜
主人公はやっぱりビートでしょう〜
 
 
 ちなみにジェットセットラジオというのは、トーキョートで流されている海賊ラジオ放送のことで、ゲームのBGMは、主人公たちが聞いているラジオ放送だったりします(なので、時々、『じぇっとせっとらじお〜♪』のキャッチが入る)。BGMの曲が変わる際も、単純に切り替わるのではなく、DJによる手が入れられている風に処理していたりして芸が細かいです〜

 更に一度、ゲームが始まると、ほとんどBGMが途切れることがありません。これって結構、スゴイことらしいのですが、反面、BGMのデータを読み込みしつつ、ゲームのデータも読み込むため、ローディングは遅くなっているみたいです。

 そうそう、このGame、BGMがなかなか好評です。JSRのBGMは半分くらいをセガ関係者が(分社化したのでセガ社員ではないみたい?)、残りは『インディーズの若い連中』なんだそうです。なので、全BGM制覇する(?)ためには、サントラの他に3または5枚のCD(一部、カセット)を入手する必要があります。

 もちろん私もお気に入りで、マジカルガールとスーパーブラザーズを聞きたいがために、初めて音楽のカセットなるものを買ってしまいましたよ(トホホ)。現時点で入手可能なメディアはカセットだけなんです。しかもインディーズを扱う一部のショップか、ギターベイダーが所属するberry recordsで通販するしかないという… でも5月に出るリミックスのCDに収録されるとのことなので、この2曲がお目当てなら、そっちを買うのが賢いでしょうね。こっちはインディーズを扱う大きなお店なら、全国で買えるようです。

 マジカルガールはゲームの冒頭、ガムが仲間になるシーン(チュートリアルの一種?)で流れるのですが、マジカルガールをBGMにし、踊っているガムの姿は、まさしく『マジカルガール』って感じがするです。スーパーブラザーズは分かる人には分かると思いますが、あのステージであれを流せば、オールドゲーマーならどうしてもスーパーマリオを思い出しちゃいます。実際、スーパーブラザーズはスーパーマリオのことを歌にしたらしいのですが(知って驚いた(^^; berry recordsに書いてあった)、上手くゲームにマッチさせているな〜と感心したり… もっとも私は音楽センスがないので、私の戯れ事は当てにはならないのですけど(^^;;;

 国内で売られているJSRは初めに出た元祖のJSRと、その後、発売されたアメリカ向けジェットグラインドラジオ(JGR)を再移植しDreamcastDirect専売とした、デ・ラ・JSRの2つがあります。元祖JSRと比較してみると、大体、以下のような点が異なります。

  • アメリカ風な2ステージ追加。それに伴い若干、ストーリーも追加変更された。
     
  • キューブ、コンボが外国人(アメリカ風ステージの人)に変更された。特にキューブは声が変わり、セリフも英語に。コスチュームも少しだけ変更。
     
  • 使用可能な隠れキャラ2人(?)追加
     
  • プラクティスモードが追加
    (敵が出てこないステージで、簡単な課題をクリアーする練習モード)
     
  • デラの追いかけっこステージは、敵のアルゴリズムが変更されている。デラの方が難易度が低いという話は、このことを指していることが多い(その他の難易度は変わらないと思う)。
     
  • ロードが若干、早くなっているらしい(私には分からない程度)
     
  • OPTIONにサウンドテスト追加
     
  • BGMでは、デラになって追加された曲がいくつかある一方、1曲なくなったものがあるらしい。
     
  • オペレーションの言語は基本的に英語がメイン。金のサイ側のキャラが英語を話すようになった(この辺はJGRを再ローカライズしなかっただけだと思う)
     
  • オリジナルTシャツが付属

 ファンなら両方買えっという感じなのですが、どちらか一方を…と言われた場合、私はあえて元祖JSRをお薦めします。セガBBSでこの手の質問が出ると、皆さん、必ずデ・ラを薦めるのですが、デ・ラが全ての面で元祖をしのぎ、または含んでいるわけではないと私は思うんです。もちろん、薦める理由には、元祖の方が実売り価格が安いこともありますが(デ・ラは通販オンリーなので、安くならない)。

 何て言うか、デ・ラの方はアメリカっぽいステージを追加したため、ストーリーがぎこちない感じがしてしまいます。また、エンディング(スタッフロール)の仕様が、どう考えても元祖の方が格好良い! モノローグを語るのはプロフェッサーKにした方が良いのに。あと、ローディング画面でNOW LOADINGの文字を流すのも不要です。せっかくのセンスが台無し…までは行かないにしても、ちょっとダサイです、あれは。Gameを立ち上げ、スタートボタンを押した後、ストーリーの進行具合によって、サブタイトルのような字が出るのも何か嫌。元祖の方だと、いかにもGGのアジトに潜り込んだような雰囲気があった楽しかったのに、ちょっと興醒めという感じ。

 実際、アメリカステージは楽しいんですけど、ここまで志高く、センスに拘ったGameなのだから、それを貫いて欲しかったな〜と思います。デ・ラの変更点は、キャラ追加&ステージ追加以外は、JSRのセンスの良さをスポイルする方向にしか、働いていないと思います。海外向けの変更点が、何か妙に媚びたような感じがしちゃうんですよ、デ・ラのそれは。私は元祖JSRの方のように志しを貫いて欲しかったな〜と思うのです。余計なものが付いてしまったデ・ラは、得たものと引き替えに、失ったものもあるのです〜

 うーん、やっぱり画像が限られていると、上手いこと説明できませんね。大好きなGame故、気合い入れて書いているつもりなのですが、力が入りすぎて空回りしちゃったかもしれません。あとこのゲーム自体、動いてなんぼっという面も多分にありますし。オフィシャルHomePageには『ジェットセットジャンキー』な方の達人プレイがMpegで公開されているので、動いている雰囲気がそれで確認出来るかも(でもあんなトリック、普通の人間には出来ません(^^;)。

 さて、ここでJSRビギナーの方にアドバイスなどを…

  • グラフティを書けば書くほど、攻撃が厳しくなるので、大きなグラフティを先に(安全地帯にあるものを除く)、小さなグラフティを後にしましょう。特に後半の攻撃は半端ではありませんので〜
     
  • ランクでジェットを取るためには、グラフティ能力が高いキャラ(グラフティを描くと高得点が入る)を使いましょう。一番、向いているのはシュガーかな〜 グラフティ能力が高い割には体力があります。
     
  • JSRのポイズンジャム、ノイズタンクとの追いかけっこステージでは、初めは無理せず、待ち伏せするといいです。慣れてくれば(私は3周目くらいだったかな?)、ちゃんと追いかけっこで敵の背中にグラフティを書けるようになりますが、1周目ではまず無理です。ラブショッカーズ以外には、待ち伏せが有効なので、敵が立ち止まる場所を覚えておいて、ダメージ覚悟で待ち伏せしましょう〜 で、ダメージを食らいつつも、敵の背中の方に回り、グラフティーを連打、連打、連打!!!
     
  • 敵に追いつきたい時にはただのダッシュではなく、ダッシュ&ジャンプにしましょう。ジャンプの方が距離が詰まるような気がします〜
     
  • どうしてもダメならソフトバンクから出ている攻略本を買いましょう(^^; またオフィシャルHomePageにも多少は解説がありますので、一読しておくと良いでしょう。
     
  • ウォールライドはレバーを入力している時間によって、ライドする時間&距離が変化します。取りにくいところにあるグラフティを取ったり、ウォールライドを挟んだ無限トリックを行う際など、この辺が非常に重要なので、色々、調整してみましょう。
     
  • ジェットクラッシュがどうしても上手く行かないときは、まずは機動力最高のラブショッカーズをGetするべく、シブヤチョウを完全攻略しましょう(シブヤのジェットクラッシュは、他と比較すると楽だと思う)。
     
 隔月刊ゲーム批評Vol.34にJSRのことが書かれています。珍しくゲームレビューが私の感想と合致しています(^^; あとJSR開発スタッフインタビューが掲載されていて、これがなかなか面白いので、機会があれば読んでみるといいですよ〜 JSRの核にになったスタッフは6人でピークで28人、平均年齢27歳程度とか、パンツァードラグーンのツヴァイ、アゼルに関わっていた、菊池氏、植田氏などが答えています。

 なかなか痛快に言い切ってくれちゃってますよ(^^; 『ユーザーとゲームをなめた制作者が多いってことですよ』とか(^^;;; でも、これだけのGameを作り上げた開発者なら、私はそれくらい言い切っても良いと思うんですよ。それくらい傑作です、このゲームは。私は音楽センスはありませんが(真面目に)、ゲームを見る目はそれなりにあるつもりですよ。ちなみに『あんまり売れるとは思ってないんだけどなぁ』というのも当たってます(涙) 

 あと最後に1つだけ、JSRで気になった点を… デラになってから元祖JSRの欠点の多くが改良、または改良しようとしているのが分かるので、Xboxで出る続編ではかなりいい感じに仕上がるだろうと思うのですが、(Dreamcastの能力では止む得ない面もある)、走りながらSサイズのグラフィティを描く際、一瞬だけ視点が変更されてしまうのは、個人的にいただけないです。単にSサイズのグラフティを描く際には、視点変更しないようにすれば済む話だと思うのですが、デラで改善されなかったのは、何か理由があるのでしょうかね〜

 Gameの内容が『グラフティを描く』という、ちょっとリアルな世界で迷惑行為な事柄だったので、ひょっとして続編は出ないのかな…と思っていましたが、Xboxで開発中とのことで、ファンとしてはうれしい限りです。正式にJSRF.COMがオープンしているので、下にリンクをしておきます。

 先日(現在、2001年9月)、長らくほったらかしてあったデ・ラJSRにサイドチャレンジし、グラフティー、その他要素の完全攻略を終えました。グラフティが1個分からず悩みましたが、意外なところに隠されておりましてビックリ。追加2ステージで遊びたい時以外は、また元祖JSRに戻ることになるでしょう。

 このゲームを『セガらしくない』という人が偶にいますが、オールドセガに触れている人間からすれば、これぞセガゲーです。クールで格好良くて新しい、一等、セガらしいGame… 1人でも多くの人に触って欲しい傑作3Dアクション新世紀なのです(やや意味不明)。ちょっと難しめなのはご愛敬ということで(^^;;;;

2001/04/05作成
2001/04/17ちょっとだけ追記&berry recordsのバナー追加
2001/09/28ちょっと追加&JSRF.comへリンク追加


※このPageに使用した「ジェット セット ラジオ」の画像は(株)セガ・エンタープライゼスにより掲載許諾を受けたものであり、配布や再掲載は禁止されています。

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