これがドリームキャスト一式です〜 ビジュアルメモリは別売りなのですが、これがないとメチャメチャ不便なので、絶対に買って下さい〜 gameではデータセーブ、Internetで使う場合は、パスワード、ID、メール、ブックマークなどの保存に使用します。サターンと異なり、本体のみではブックマーク、メールなどをセーブできません〜 |
大きさ比較です〜 モデルさんは皆さま、ご存じのVFサラです〜 大きさはセガサターンより二周りくらい小さく感じられます。厚みはあるものの、感覚的にはプレステよりも小さいです。 この小ささの中に発熱量の大きなチップを詰め込んであるために、コンシューマ(家庭用)ゲーム機としては異例のヒートパイプ&クーリングファンを採用しています〜 ヒートパイプには熱センサーも付けられているという凝りようです(恐らく、ファン故障時のダメージを防ぐのでは?)。 コントローラポートはN64と同じく4つ、設置されています。現状では標準コントローラ、ジョイスティック、キーボードなどが用意されていますが、今後は音声認識システムなども開発中だとか…(あっ怪しすぎ〜(^^;) |
これがコントローラとビジュアルメモリ画像です。 コントローラの操作系は十字キー、アナログキー、スタート、A、B、X、Y、L(アナログ)、R(アナログ)となっており、また、画像のようにコントローラ前側に、二つのビジュアルメモリポートが付けられています〜 アナログ部は可変抵抗などではなく、磁石と磁気センサーを利用して、操作値を認識しています。メカニカルな部分が少ないので信頼性は高そうです。 コントローラ、一見大きそうに見えますが、大人が持ってみると、意外と小さいな〜と思えるかと… かなり手にしっくりくるように作られています〜 ただ、子供が持つにはちょっと小さいかも。 ビジュアルメモリは128KBの液晶画面付きメモリで、ドリームキャスト本体のセーブデータだけでなく、メモリ単体だけでも携帯ゲームとして利用出来ることも考えられており、また、ゲームセンターとドリームキャストのデータ相互利用なども計画されているようです。 ビジュアルメモリ単体で使用する場合には電池が必要ですが、コントローラに接続されれば、コントローラから電源供給されるので、特に携帯しない場合には電池は抜いておいても大丈夫です〜 コントローラと本体は2Mbit/secの転送速度があり、プレステのように異様にデータ保存に時間が掛かるということはなさそうです〜 |
こちらがドリームキャスト専用、GD-ROMです。 GD-ROMのGはギガバイトを表すようで、CD-ROMと同サイズながら、1GBの容量があります。よーく見ると分かるのですが、円周の中心部がCD-ROMと同じ規格、その外側が高密度のデータ領域になっています(光沢が違うのがお分かりいただけるかと思います〜)。 |
さて、ここからはスティックの話。 左はサターン発売時に半自作したゲームセンターの部品を使用するジョイスティックです。セガマーク3、PCエンジン(ノーマルコントローラのみ対応)、メガドライブ(6Pパッドも対応)、サターン、プレステ、PCに対応しており、各コントローラの基板からリードを引いて接続する仕様になっています〜(説明が難しい(^^;) |
で、今回、ドリキャスコントローラと接続出来るようにちょこっと改造してみました。これが接続したところです。 なお、Dreamcastのコントローラの改造はかなりデンジャラスです。っというのも、下手をするとDreamcast本体の方がダメージを受けてしまい、本体のコントローラー用の基板の交換が必要となるとのことです。個人的にはお薦めできません〜 |
接続時のコントローラの状態です。 スティックのためのコネクタの場所はここしかないと思います。ビジュアルメモリポートが二つもあるため、コントローラ内部はかなり立体的な作りになっているので、大きさの割に場所がないんですよね〜 |
これがコネクタのアップです〜 二列配列のD-SUB15ピンのコネクタで接続しています(旧PC98シリーズのモニター用に使われていたやつですね)。 LRの詳細が分からなかったため、VF3tbで使うだけと割り切り、ABXYの4ボタンと十字キー、スタートボタンのみをスティックで使えるようにしてあります〜 |
ゲーム機としての機能ですが、なかなかいい感じだと思います。作り出す画像がSS、PSのものとは明らかに異なり、一つ上のマシンであることが認識できます。初期ソフトのVF3tbも移植自体はかなりいい出来でしたが、オリジナル要素がほとんどないというのはあまりにいただけませんでしたね… 通信対戦に対応したSegaRally2については、通信機能を利用するためWindows
CEを利用していることが影響してか、フレームレートが一定でないなど、不満な点もありましたが、概ね満足できる内容でした。今のところ、RPG系が弱いような感じを受けますが、一年ちょっとの間にかなり面白いソフトが発売されています。 ですが、私が感心したのはどちらかというと、Internet端末としての方です。今回はセガ自身がプロバイダも手がけているため(厳密にはネットワークをぷららなどにOEMとして借りていますが)、ドリームキャスト本体(あと、必ずではないですが、ビジュアルメモリはぜひとも欲しい)を買ってくれば、その日のうちにInternetに接続することが可能です。 接続の手順ですが…
セガプロバイダですが、当初、アナウンスされていた完全従量制化が行われておらず、未だ無料にて運営されています。無料のため、テレホーダイの始まり頃の時間帯は、かなり混雑するようですが、いずれにしてもコンピュータに詳しくない人にとって、設定が簡単というのはとても意味のあるものだと思います。 現在、標準添付されているブラウザはDreamPassport2というもので、ブラウザとしての機能は、基本機能としてHTML3.2準拠でクッキー、SSLにも対応しており、サウンドはWAV、AIFF、AU、MIDIに、一応、対応し、Macromedia Flashも動くみたいです(ただし、これらについて、満足出来るレベルであるかはよく分かりません)。また、これら一般的なもの以外に、ADX(サウンド)やMpeg Sofdec(動画)など、Dreamcast専用の規格にも当然ながら対応しています。 また、ちょっと変わった機能としては、ペアレンタルコントロールという、有害と思われる内容が含まれるWebサイトへの接続を禁止する機能もあり、セガプロバイダを使用した際には機能します(手続きを行えばペアレンタルコントロールを解除することも可能です。また、セガプロバイダ以外のプロバイダを使用すれば、ペアレンタルコントロールは機能しません)。 DreamPassport2には他にも電子メールやチャット機能も搭載されています。メールでは5万文字以上の長文や、ファイルサイズの大きな添付ファイルが受け取れないなどの制限があるものの、オプションのキーボードを使えば、安価な携帯メール端末に比べれて、比較的、使いやすいメール端末になるかと思います(キーボードがなくても文字入力は可能ですが、使い勝手はそれなりです)。 自分から情報発信するにはかなり役不足な感は否めませんが、見るだけならそこそこ使えますし、パソコンと異なり何かのきっかけでOSが不安定になるということがないのも、詳しくない方には好ましいかと思います。今までネットに接続できなかったパソコンが苦手な人、パソコンの金額は高すぎるけど、ネットに触ってみたいという人にはちょうどいいですし、例えば、単身赴任の旦那さんがノートパソコン、家では奥さんと子供がドリームキャストでコミュニケーションを図るなどというのもいいかもしれませんね〜 パソコンだと変にいじって設定を変えてしまうこともありますけど、Dreamcastならその心配はかなり減ります。ゲーム機としての機能とInternet端末の機能を合わせて考えれば、PlayStation2の発売が目前となった現在でも、Dreamcastは魅力的なマシンと言えると思います。 追記:え〜、ニュースで大々的に取り上げられたこともあり、ほとんどの方がご存じかとは思いますが、Dreamcastの生産は3月一杯で終了となります。面白いゲームも数多く、またセガ自体を個人的に応援していただけに残念です。 なお、文中にあるDreamPassportは現在、バージョン3になっており、セガプロバイダはISAOネットとなり、また、プロバイダの使用料も有料化が行われております。本来なら、これらの記載を修正するべきところではありますが、このまま放置しておくことをお許し下さい〜(とても気力が湧かない〜) |
1998/12/23作成
2000/02/10修正
2001/02/26追記