私が聞いた範囲では、東京ルールとはこんな感じらしいのです。明確な文面があるわけではありませんから、解釈の違いや、聞き漏らしや聞き間違いなどがあるかもしれません。次にこの他に嫌われそうなプレイスタイルについて記載します。
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以上、分かる範囲でプレイスタイル、ローカルルールについて書いてみました。私はゲーセンから入った口なので、XBANDのローカルルールには、初めかなり、戸惑いました。私の場合、相手と同等のルールで戦いたかったので(相手より有利な条件ではVSしても面白くないので)、その後、段々とローカルルールに合わせてプレイするようになりました。 ローカルルールは知り合い同士でプレイするにはよいルールだと思います。要は殺し合いがいいのか(喧嘩の方が適切かな?)、スポーツがいいのか?の違いだと思うのです。殺し合いには手段は選びません。使える物は何でも使って、全力を尽くして手に勝つ…そういうのもありだと思います。それはそれでエキサイティングな戦いになるでしょう。反面、ローカルルールというのは、スポーツとしてVFRを楽しむために自然発生した、一定の決まり事なのだと思います。何でもありだと、圧倒的に有利なプレイ方法とかがありますから、それを補正しようというのが目的なのではないでしょうか。 私のVFRサラ使いの師匠(と私が勝手に思っている)は、『プレイスタイルについてだけは、どんなに上手い人でもケチを付けることは出来ない』と言っていました。私もそうだと思います。私はローカルルールで戦う人と同じ条件でプレイしたいので、そうしていますが、ローカルルールを相手に強要するのはどうかと思います。また同じように、ローカルルールをバカにする人は可哀想だと思います。ローカルルールでは、何でもありのVSとはまた違ったVSの楽しさがあるのですから。 対戦ゲームというのはただ戦うということではなく、対戦相手とのコミュニケーションを楽しむものなのだと思います。ゲームで出来る全ての行動をルールの前提とする人もあれば、完全ハメ技だけは使うべきではないという人も、そして上記のようなかなり細かなローカルルールを持ち出す人もいます。 同じルールを共有する者同士が対戦する場合は、もちろん問題はないのですが、違うルールを信条とする人同士が対戦することになると、どうしても問題になってしまいやすいですね。もし、完璧にバランスされたシステムのゲームがこの世に存在するのなら、ひょっとするとこういうローカルルールは発生してこないのかもしれませんが、現状のビデオゲームに関して言えば、それはほぼ不可能でしょう。 システム的に簡単でローリスク、ハイリターンな戦い方が存在すれば、そればかりを仕掛けてくるプレイヤーが出てくるのは、ある意味、当然でしょう。勝つためにはそれが最高の選択肢なのですから。ただ、それでゲームを通した対戦相手とのコミュニケーションが出来ていると言えるのでしょうか? 対戦相手が変わってもやることは同じというのでは… 逆にローカルルールを主張する側は、それまで自分がプレイしてきたゲームの常識を他のゲームにも無理矢理当てはめようとしてしまうところがあるように思います。また、ローカルルールを強いる行為は慎むべきでしょう。あくまで自主的ルールなのですから。今までプレイしてきたゲームを持ち出して、あれは汚い、これは卑怯だというのは論外です。 もし、相手の戦い方を容認出来ないのであれば、その人とはプレイしなければいいのだと私は考えます。VSするしないの選択権は各プレイヤー自身が持っているのですから。既にXBANDは終了して、VFRの対戦で見知らぬ人と対戦することは、もはやないと思いますが、対戦ゲームがある限り、この種の論争は尽きないことでしょう。対戦する人は対戦するしないを決める選択権が自分にも相手にもあることを忘れないで欲しいものです。 |
1998/05/25作成
2000/02/08修正