平成14年11月16日、いのちの大切さと生きる力について語り合うフォーラムに参加しました。

　パネラーは震災や事故、事件で大切なご家族を亡くされた4人の方々。フォーラムでは、震災だけでなく事件事故病気で家族を亡くした方も悲しみは同じ、大事な人を失った人たちが手をつなぎ、悲しみ、苦しみを共有できる場、命の大切さを語り合う場が被災地である神戸にできれば、と話し合われました。パネラーのみなさんの貴重なお話は集まった私たちの心を大きく揺さぶりました。

　震災から8年。残された私たちは何をすべきか、もう一度考え直してみる時期に来ていると痛感しました。

　今、私は「1.17のつどい」を通してハンズの皆様と出会えたことに心より感謝しています。

震災のご遺族の方々、そして他事故・事件のご遺族との交流によって、心のやすらぎとともに「生きるエネルギー」を与えられているのだと実感しました。形は違っても大切な家族を突然失った悲しみ・苦しみを共有する私たちにとって、お互い理解し合え、そして心の支えとなれる家族同様の存在であると思いました。そして何よりも私たちを心より支えてくれる方々が私たちのすぐそばにこんなに大勢いて下さる、そのことが私に大きな勇気と力を与えてくれました。皆様とつどい、語り、そして行動することにより、私にとって心の癒しとなりました。

しかしまだまだ１人で悩み、苦しむ方がたくさんおられると思うのです。私が皆様と出会えたのは本当に幸運であったと思います。

そして私は今後ハンズの皆様方との交流を通して私自身癒されるだけでなく、ひとりでも多くの人が癒される場になるよう行動していこう、そう決意しました。今後ともよろしくお願いいたします。